記憶の中の旅日記「さすがに壮大だなぁ~」
今週から11月。
ぐっと気温が下がった気がする。
まさしく過ごしやすくなったという肌感覚か。
しかしまあ、同じ温度でも、上昇気配の春の陽気とは違って、どことなく淋しさが付きまとうのはなぜだろう。
漂う空気に淀みがないからだろうか。
その次は酷寒の冬というイメージが浮かぶからなのか。
とはいえ、秋といえば神無月。
先週までは全国の神社の神々がいなくなっていたわけだ。
どこに行ってたのか。
集っていたのは島根県の出雲大社。
どーも年に1度の神様総会が実施されるらしい。
だから島根県だけは神在月と呼ばれている。
但し、三重県の神様達だけは参加しない。
なんで私が弟やその息子の呼び出しに従わなきゃならないの?と、伊勢神宮の天照大神がお怒りらしいのだ。
そんなわけでその出雲大社を訪れている。
祭りの後のように後片付けで大忙しの様子。
ドンチャン騒ぎ大暴れしすぎたのか、鳥居の前では急ピッチで道路工事が行われていた。
まあこれは無関係かも・・。
とはいえ、さすがに壮大な神社である。
なぜ神々が集まるのかというと、全国各地でお願いされた相談や悩みを叶えるべきか否かを結審する。
また不得手な相談を受けた場合の対処方法を、トップである大国主皇子が伝授するのだとか。
なかなか面白い。
そういえば、例えば因幡の白兎など、神話にはウィットの利いた面白い話が多い。
この大社、変わり者と言えば祭られてる神様同様相当な変わりモノで、挨拶の仕方が1礼3拍手2礼、しめ縄は普通と逆巻なのだ。
境内を一通り散策していると、これまた面白い絵馬を発見した。
面白いというより大いに感動した。
出雲大社は縁結びの神様でもある。
だからお願い事はほとんどその手のもの。
一枚の絵馬に目が釘付けになる。
そこには切々と我が国を憂う気持ちが込められ、そして自分の願望が書き綴られている。
写真ではカットしたが、左端には名前・住所・電話番号など連絡先までがしっかり記されているのだ。
電話番号までねぇ?
神様が電話してくるはずもないのに・・・。
そうか、ひょっとするとボクのように感銘して、ぜひウチの息子の嫁に!なーんていうオジサンがいるのかもしれない。
記念にパチリ!
ボクも素敵なアナタの存在を広めてあげましょう。
アナタのような女性が◯◯にいることをね。
・・・とはいえ日本を憂う出だしの文章。
同じ憂いを持つ大国様の心にしっかり響くのかもしれないな!
もう一度読み返した。
うん、やはりこの文章、実に巧妙だなぁ。
(島根・出雲、眩秋)




