記憶の中の旅日記「落ち着いてる街だなぁ」
ここ数日は毎日雨模様。
五月下旬ではあるがいよいよ梅雨入りなのかと思わせる。
ところでこの時期の雨模様、なんで梅の雨と書くのだろう?
調べてみると諸説いろいろある。
青梅を黄色く熟させる雨なので梅雨。
うーん?だから何?って感じだよね。
黄色くなったら梅酒や梅ジャムにならないし。
そんな中、面白かったのは毎日雨模様の漢字が字の下手な人によって混乱、毎日の毎まで木偏を入れてしまったなんてのもあった。
「梅日雨模様」かぁ~!
オチ的にはこれがベストと腑に落ちた。
さてさてそんな梅日雨模様の合間のラッキーな晴天、韓国と揉めてるホットな穴場島根県を訪ねた。
竹島はもちろん日本の領土ですよね!
当然、島根県の所轄です。
記帳するところがあるなら、もちろん立ち寄らせて頂きますよ、とキョロキョロ探したが、そんな記帳場所なんて全くなかった。
松江は日本らしさを残している数少ない街だと思う。
明治の中頃、日本文化に興味を抱いたギリシャ人ラフカディオ・ハーンが降り立った街。
彼は松江中学で英語教師として教壇にたった。
確かにこの街には10階以上の高層ビルは数えるほどしかない。
お城を中心に宍道湖を臨み、古い佇まいが軒を並べている。
ラフカディオ・ハーンは熊本に転居したのち、この街で知り合った女性小泉節と結婚、子供ができたのを機に帰化、小泉八雲と改名し文筆活動に入った。
その後国内を旅しながら日本の文化、美しい風景を世界中に紹介した。
彼の日本論の常に中心に位置したのはこの松江という街であり、もっとも力説したのは、日本の、日本人の「美徳」というものであったような気がする。
周知の歴史はこのへんにして、今、この島根県で一番興味をもったのは「竹島問題」の行方。
空港からリムジンバスで向かいながら、さぞや街中に「竹島の日」「竹島は日本の領土」「こっちだって愛国無罪」・・・なーんてプラカードがたくさん貼り付けてあるのかと思ってキョロキョロした。
ところが期待を裏切りそんなものはどこにもない。
それどころか、 米子・ソウル間アシアナ航空開通・・ぜひ韓流体感旅行を! ・・というパンフのほうが目立っていて、思わず苦笑い。
さすがた。
即ものごとに過剰反応しないわけだ。
これもまた「日本人の美徳」なのかな?
松江で仕事を終え米子に向かうローカル電車。
途中駅にどじょうすくいの安来節で有名な安来市がある。
松江城が静かに佇み、情緒あるしっとりした城下町にはちょっと不釣合いな電車のカラーリングに、もうこうなったら何でも有りなんだなぁ・・・・と全てを受け入れるしかなかった。
(島根・松江、黄梅雨入り)




