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旅の記憶 さすらい雲   作者: 報苔京
28/66

記憶の中の旅日記「日本古代史ワールド②」

(続き)

 ニニギはまだ十代前半。

 アマテラスから勅命されたとはいえ、何のことやら、なんでオレなの?みたいな心境でした。

 アマテラスは、今度は失敗できないと、ニニギを支えるスタッフとして優秀な人材を選びました。

 天児屋命アメノコヤネ布刀玉命フトダマ天宇受売命アメノウズメ伊斯許理度売命イシドリコメノミコト玉祖命タマノオヤノミコト、途中参加の猿田毘古大神サルタヒコノカミの6人。

 みな活躍して良い仕事をするのですが、名前が長くややこしいのでこの後は登場を省略します。

 アマテラスはニニギに3種の神器を手渡します。

 剣と鏡と勾玉。

 困ったことがあったら鏡の中を覗きなさいと指示されます。 

 ニニギは参謀達と降臨のやり方や場所を相談しますが、意見がまとまらず、それではこのアマテラスからもらった剣が落ちたところということにして、天空からポイッと剣を放り投げます。

 剣は光を浴びながら九州は高千穂の峰に突き刺さる。

 あそこが目印と降臨することになりますが、安易と言えば安易、アマテラスの指示威光と言えばそうともいえます。

 加えるなら九州地区は関西豪族の影響を未だ受けておらず、討伐軍隊を整える場所としては最適だったとも言えるのです。

 ということでニニギ達は九州高千穂に降り立ちました。

 そういえば、江戸時代後期高千穂山頂のレプリカではありますが剣を引き抜いてしまうというエピソードがあります。

 これがなんと犯人は坂本龍馬。

 龍馬が高知の姉に宛てた手紙にその詳細をしたためています。

 さてさて、高千穂に降臨したニニギ達は、まずは九州地区の豪族達の説得を開始します。

 九州地方には大山津見神オオヤマツミノカミという大豪族がおり、ニニギは挨拶を兼ね主旨説明に行きます。

 オオヤマツミには2人の娘がおり、妹の方は花のように可憐な絶世の美人という噂でした。

 どうもニニギにとってはその噂が気になっていたのかもしれませんが、運良くオオヤマツミはニニギの主旨を理解、支援を了解し今後のことも考え後日その噂の美少女、木花之佐久夜毘売コノハナサクヤヒメと姉の石長比売イワナガヒメ2人をセットにしてぜひ妻にと差し出します。しかし、ニニギは頑丈そうですが容姿が醜いイワナガヒメだけはこっちは結構ですと送り返してしまうのです。

 オオヤマツミは怒り、「ニニギはわかってないなぁ、国を統治するためにはバランスが大事なのだ。イワナガヒメを送り返したことで天孫の血筋は短命に終わるだろう、残念」と嘆き悲しんだと言う伝説が郷土神話にあります。

 さて、その経緯は置いといて、ともあれニニギとコノハナは無事結婚、2人の男の子に恵まれます。

 兄の火闌降命ホリオリノミコトは成長して海幸彦(海を平定する神様)に、弟の彦火火出見尊ヒコホホデミノミコトは山幸彦(陸上を平定する神様)となります。

 このヒコホホデミは後に生まれる神武天皇の祖父にあたるのです。

 しばらくすると、やはり残念なことにニニギは病で崩御、更にはこの兄弟がたわいもない遊びの延長戦上のような出来事で喧嘩になり、弟ヒコホホデミが勝利するのですが、結果として兄は弟の家来として従うことになりました。

 やはり義父のいうとおりバランスを欠いてしまったわけです。

 なおひとつだけ了解事項ですが、神様とはいえ地上界に降臨すると病気もしますし寿命が発生します。

 つまり天空には寿命はありませんのでアマテラスは永遠の神なのです。


(ということで、なかなか熊野古道に到達できません。またまた続くということになります)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


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