記憶の中の旅日記「日本古代史ワールド①」
和歌山県熊野古道。
まさしく日本書紀、古事記ワールドなのだ。
結構好きなジャンルなのでそれなりに詳しいと自負しているのですが、さてさてこの熊野古道がなぜ誕生したのかをどのように説明すればよいのか。
その為には前提条件となる天孫降臨を含め神々の経緯を長々と説明する必要があるのです。
理解してもらうために、これ以上ないというぐらいの現代語訳で、しかも三谷幸喜ばりの脚色てんこ盛りで物語を書きおろしてみたいと思います。
オチャラケが過ぎる可能性もありますので日本古代史専門の関係者の皆様お許しください。
空の上には高天原という神様達が住んでる天界がありました。
女王様は天照大神。
いざなぎといざなみの間に生まれた神様ですが、彼女は太陽神で、下界の世界を照らし恵みを与える役目を担ってます。
彼女には弟がいて、名前は須佐之男命といいました。
ところがこの弟、しょっちゅう高天原で喧嘩や揉め事を起こして皆から嫌われていました。
こりゃダメだと感じたアマテラスは、やむなく高天原から追放を決意、下界に降ろすことします。
行き先は、最近ポイッと創った葦原中国、つまり日本という地上界です。
その頃の日本は豪族勢力が分散していて全体統治がなかなか進んでいないようでした。
そのあり余った腕力と突破力を使って少しは役に立ちなさいという姉心だったのかもしれません。
スサノオは最初はゴネてましたが結局数人の部下をあてがわれ出雲辺りに降りていくわけです。
スサノオは当初暴れ回る八首大蛇の征伐など勇敢に立ち向かい功績をあげましたが、その後は出雲の村娘と仲良くなり、円満怠惰な暮らしを優先。
すっかりアマテラスからの使命や期待を忘れてしまいました。
その後、二人の間に生まれたのが大国主命なのですが、これがまた父親とは真逆で、心優しく動物愛護や草花をこよなく愛するデリケートな少年だったわけです。
例の因幡で白兎を助ける話は皆さま知ってますよね。
天上から観ていたアマテラスは、またまたこりゃダメだと落胆し、仕方ない、こうなったら直系の我が息子天忍穗耳命を降臨させようと決意するわけです。
ところがアメノオは、こんな歳になってそんな大変な仕事はイヤだと感じ、母であるアマテラスに、息子の邇邇藝命は健康で運動神経抜群、全国統治には時間もかかるし、私も最近体調も良くないのでぜひ我が息子を使命降臨させてくださいと進言します。
アマテラスの孫にあたるニニギノミコトが日本に降臨する。つまりこれが「天孫降臨」なのです。
さてさて、やっとここまでたどり着いたのですが、紀伊半島に熊野古道がなぜ存在するかまでは、まだまだ到達できずでこの後の展開もちょっと時間がかかりそうです。
(よって今回は「続く」ということに)




