記憶の中の旅日記「よっ、漢だねぇ。我慢だ!」
夕暮れの中洲で名物ラーメンをすすっていた。
調子に乗りすぎて、店のオバちゃんに勧められるままにビール・焼酎ロックと夜を待たずにできあがってしまいそう。
中州界隈はざわざわしている。
今週は博多の街はお祭り、博多祇園山笠。
「どんたく」とならび福岡を代表するお祭り。
この祭りがまた威勢がいい。
なにしろ神輿の担ぎ手は男だけ。
しかも若さみなぎる漢衆なのだ。
約1キロの神輿を担ぎ、決められた街のコースを1周するタイムトライアルレースの様相。
翌日の朝刊には順位が発表される。
歴史は鎌倉時代まで遡れる。
だからそれはもう命がけで死に物狂い。
漢衆はこの日のために身体を鍛え気合を集中させる。
だから勇ましいのだ。
オバちゃんの話によると1ヶ月はキュウリも絶つがオンナも絶つとのこと。
ちなみになぜキュウリを絶つのかは、本尊の櫛田神社のマークがキュウリの輪切りに似ているかららしい。
若衆たちのフンドシのお尻はキュッとあがり、いい色に日焼けしてる。
うーん、オトコがみても惚れ惚れするなぁ。
でもちょっと待てよ!
彼らはいつもは博多の街の一般ピープル。
ははーん。
そうかそうか、この日のために、お尻だけ日焼けサロンなんだなぁ。。。。
若いもんには負けんぞぉ、と杖をつきながら集会所に向かって急ぎ足の爺さんが、妙にピョコピョコと可愛く思えた。
(福岡・中州、盛夏)




