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旅の記憶 さすらい雲   作者: 報苔京
11/66

記憶の中の旅日記「よっ、漢だねぇ。我慢だ!」

 夕暮れの中洲で名物ラーメンをすすっていた。

 調子に乗りすぎて、店のオバちゃんに勧められるままにビール・焼酎ロックと夜を待たずにできあがってしまいそう。

 中州界隈はざわざわしている。

 今週は博多の街はお祭り、博多祇園山笠。

「どんたく」とならび福岡を代表するお祭り。

 この祭りがまた威勢がいい。

 なにしろ神輿の担ぎ手は男だけ。

 しかも若さみなぎる漢衆なのだ。

 約1キロの神輿を担ぎ、決められた街のコースを1周するタイムトライアルレースの様相。

 翌日の朝刊には順位が発表される。

 歴史は鎌倉時代まで遡れる。

 だからそれはもう命がけで死に物狂い。

 漢衆はこの日のために身体を鍛え気合を集中させる。

 だから勇ましいのだ。

 オバちゃんの話によると1ヶ月はキュウリも絶つがオンナも絶つとのこと。

 ちなみになぜキュウリを絶つのかは、本尊の櫛田神社のマークがキュウリの輪切りに似ているかららしい。


 若衆たちのフンドシのお尻はキュッとあがり、いい色に日焼けしてる。

 うーん、オトコがみても惚れ惚れするなぁ。

 でもちょっと待てよ!

 彼らはいつもは博多の街の一般ピープル。

 ははーん。

 そうかそうか、この日のために、お尻だけ日焼けサロンなんだなぁ。。。。


 若いもんには負けんぞぉ、と杖をつきながら集会所に向かって急ぎ足の爺さんが、妙にピョコピョコと可愛く思えた。

        (福岡・中州、盛夏)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)



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