10 内緒話 side アリューシア
ブックマーク、評価ありがとうございます!
大変喜んでます(*^ω^*)
今回は短めですが、エドワードの前世が分かります!
その後フィオナは頭の中を整理したいから一人になりたいと言ってみんなを部屋から追い出した。アリューシアはあてがわれていたフィオナの隣の部屋へ向かおうとしていたら、エドワードに引き留められ、執務室まで連れて来られた。
「これからちょっと休もうかと思っていたんだけど?何の用?」
イライラしているのを隠さずにアリューシアはエドワードを睨みつけた。
「あまり俺の前世についてフィオナに言わないでもらいたい」
「あら、どうして?フィオナはリリアナの記憶があるんでしょ?知られるのなんて時間の問題でしょ?」
「それはそうなんだが…」
「あ、もしかしてあなたのその容姿のこと?その容姿になった理由をフィオナに知られたくないってことかしら?
ふふ。そうよね。リリアナの記憶が全て戻れば愛した恋人がなんで容姿を変えて転生しているのか不思議に思うわよね。あははは。あなたまだリリアナに嫌がられていた記憶に蝕まれていたのね」
「今思うと、容姿を変える必要はなかった」
「そうよね。リリアナはあいつの呪いで幻影を見ていたからあなたのことを嫌っただけなんですもの。リリアナが死際に言ったこと覚えているんでしょう?」
「あぁ忘れるはずがない」
「じゃぁいいじゃない。どのみち、あの女狐と対峙するにはリリアナの記憶が必要なのよ?今のフィオナではただ無様に殺されるだけよ。そんなの私が許さないわ」
「分かった。明日リリアナの記憶を取り出すようフィオナに掛け合ってみる。学院が始まる前にしておいた方がいいだろう」
「そうね」
「アリィはあいつの居場所が分かるのか?」
「いいえ。なんだか高度な魔法で隠れているみたいね。たぶん魔神が仲間になっているんじゃない?」
「魔神かぁ。また厄介なのが…」
「自称リリアナの婚約者だからね。魔神はしつこいわよ。仕事は出来るけど性格に難ありだから違う者を魔神に、って声があがってるんだけどね。その候補にあなたもあがってたんだけど、転生することになってダメになっちゃったのよね」
「あれの後釜ってなんか嫌だな」
「まぁね。でもフィオナは見た目は人間でも女神よ。一緒に添い遂げるには神にならないといけないと思うけど?」
「魔神でなければならないという訳でもないだろ?確か、武神がそろそろ引退したいと言ってたが?武神でも問題はないだろう?」
「えっ?ルーファスがそんなこと言っていたの?」
「あぁ、引退して人間界を旅したいんだとさ」
「まぁ武神でも構わないけど。フィオナを泣かせることだけはしないでよね」
「分かっている」
「ふふ。頑張って頂戴ね。光の妖精王様」




