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第06話 思わぬ落とし穴

読みやすく工夫をしてるつもりなのですが、かえってよみにくくなっていたら、もうしわけないです。



 「とにかく!いろいろと思うところはあるかも…だけど、お兄さんは、何と史上最強の魔道士になったんだよ!」



 何がどう最強なのか。理解したくもなかったが、金髪レオタは体積の小さな胸を張ってそう宣言した。


 だが、このレオタ美少女たちの『チート最強化』には、思わぬ『落とし穴』があった。



 「…なんですか?コレ」



 オレは、目の前に映し出されているホログラムのような画面を見て、思わず声を上げた。



 「…ふむ。まあ…、いわゆる『文字化け』じゃのう」


 そう。


 オレの『ステータス画面』は、奇妙な文字やら記号らしきもので、延々と埋め尽くされていた。



 「そもそも、こんなにたくさんの魔法を表示するようには作られておらんのじゃから、とうぜん、システムが破綻したんじゃろう…」というオチらしい。



 いうまでもなく、ステータス画面など見なくても魔法を使うことはできる。

 それは『表示』にすぎないであって、『起動スイッチ』ではないのだから。



 しかし…



 「おぬしは、初めて魔法を使うのじゃからのう。ステータス画面で、自分の魔法を確かめながらでないと、怖くて魔法が使えんじゃろう」



 なにしろ、ちび女神たちのお陰で、核兵器なみの魔法も発動するだけなら出来るらしい。


 「コップ一杯の水を魔法で出そうとしたら、なんか街ごと水没しちゃった!とか。ありそうだよね! もうー、天災級の危険人物だね。お兄ちゃん!」


 金髪レオタ美少女は、話の流れなど気にするつもりもないのか。すがすがしいほどに、元気いっぱいだった。



 「どうにか、ならないのですか?」


 最悪、ステータス画面なしでも…とは思うが、『てんねんのテロリスト』にもなりたくなかった。



 「ふむ、画面のほうは、現状、どうしようもないのう…」



 『システムの改修』なのだ。

 そう簡単にはできないのは、なんとなくわかる気がする。



 「そこで、代替だいたい案を用意したのじゃが、それが、こやつじゃ」



 「こんにちニャー」


 大神さまが指差した先には、真っ白な手のひらサイズの『子猫』がいた。







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