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アドレナリン少女  作者: スイトナ
はじまり
2/2

2.なぞ

 通学路。




 二人で並んで歩く。

 無言どうすればいい、きつい、なぜついてくる、そう思っていた。

 考えていると、隣の女の子が口を開いた。


「あなた、誰?」

「いや、あんたが誰だよ!!」

「私は花巻佳代、16歳、B型、趣味は映画鑑賞、そして花粉症」

「そこまで聞いてないし、聞きたいのはそういうことじゃない」

「えっじゃあ、私は宇宙人で世界征服に来たこととか」

「何言ってんのあん……た……」


 目が笑っていなかった。嘘をついているような感じではなかった。

 

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