働きまくり!
少し時間が過ぎる…… といっても話す事はあまりないからね?蒸気機関の開発と改善に忙しくて仕事ばかり…… 説明しても業務日誌みたいになるから。
・ハドメ2つ溶解、温度管理失敗
・鉄180℃の曲げ100個 必要な分だけ
とか、知りたくないでしょ?
やり甲斐がある仕事をしていると時間すぐ過ぎるね。出来上がるスピードも俺の[記憶]チートがあるから早い。見ていても楽しい。
蒸気機関の技術が発生した事で、この異世界の文明の一部は地球で言うところの西暦1800年代まで押しあがった。
というか俺の[記憶ファイル]には蒸気機関の記憶が飛び飛びにあり、古い蒸気機関の数点の[記憶]からいきなりワットの蒸気機関の[記憶]まで飛ぶからだ。ブレイクスルーしまくり!進化は待ったなし!
今この異世界の蒸気機関技術はコーリス蒸気機関(地球西暦1849年)に到達している。
石炭の採掘もエクスプロージョンという爆破魔法があるのでさくさくと採掘が出来る。
冒険者を老齢やケガなどで引退した魔法使いには良い固定職であり資金源になり出している。
雇用を生む子供とか胡散臭いよね!?俺自身もそう思うよ!
あと工業がスタートしてドワーフという亜人種の人達が噂話を聞きつけて、村の周囲に定住をしだした。
彼等は新しいものや創造物、それに関わる知識等々に人生の喜びを得る…… らしい。
そんなドワーフさん達は蒸気機関を見た瞬間に涙を流してはしゃぎ回り問題になった。
仕方ないから時間を対話の作り、ドワーフと雇用の話し合い。俺の元に参上しリバーシやリーフスプリング等々の発明も俺がしたと知ると雑談をピタリと止めて膝をつき俺に深く頭を下げた。
地球の[知識]の丸パクリだけどね!なんかドワーフの族長みたいになっちゃった!
そして、俺は指折りで考えた!
人材が揃うでしょ?
知識あるでしょ?
素材あるでしょ?
資金あるでしょ?
じゃあ地球の現代人としたら車を作りたいでしょう?え?違う?俺は作りたいの!何回かトライはしていたけど作成の精度が足りなかった。
今回はドワーフがいるから試したい!!
ただ古い蒸気自動車の[知識]は残念のがら俺の中に無いから、1900年代までいきなり車の設計をぶっ飛ばす。
自動車設計の慨案を雇用契約を済ませたドワーフと村鍛冶と村大工に話すと真顔になった。
一部のドワーフは喜びに震え無言のまま気絶までした。
そこからは締め切り間近の漫画家のように屈強な男達に囲まれて設計書を描かされる日々へと生活チェ───ンジ!
ひとつひとつ設計図を書き足す度に、ハアハア酒臭いゴッツイ男達の吐息をかけられながらの質問は本当に辛い。
辛すぎて一度キレてみました。
「ボクまだ子供ですからぁー! 」
ってね…… 子供っぽい声で叫んで逃げようとしたら製図机から数歩で捕まりそのまま椅子に戻された。
「まあまあ」ってなんだよワガママ言う子供をあやす感じ止めろよ。
?え?あれー?俺って奴隷なのかな?呆れた顔をしないでもらえます?
ま、そんな感じ。納得はしてないけどね。
「エンジンの構造は継ぎ目が少ない方がいい」
その言葉では会議というか作り方の話し合いというか殴り合いになった。
物作りにプライドと人生をかけたオッさん達はそれぞれの拘りがあり、エンジンという新技術に自分の命をかけたい魂を入れたいとグチャグチャになるまで殴り合った。
殴り合いに負けて大の字で倒れ、天を仰ぎ見て嗚咽を漏らすドワーフをみていると、俺はさらに逃げたくなった。この情熱を俺に向けないで欲しいです。
結局、殴り合いの結果はドワーフの勝ち。人族の村鍛冶屋は筋肉エグいドワーフに殴り合いで勝てなかった。スピードと柔軟性でいいところまで行ったけど残念。
そんなドワーフは土魔法が得意なようで、殴り合いに勝利した1人の髭カールドワーフがリーダーとなりエンジンを造成。地球のマシニング旋盤を使って作ったようなツルツルピカピカな鋳鉄のエンジンブロックを作り上げた。
しかし、ありえない。コイツら地球に連れて行ったらアチラでも技術革命が起きるだろうな……
製図の図面、工程、諸々の数値…… これだけ伝えたら一応の型にするだろうという所で俺は作業を離れる。
じ…… 自由だぁぁぁぁ!
…… いや物欲しそうな目で見ないでくださいオッさんにアツい目をむけられたら、それはそれで不安になりますからね?
仕事が終わりウキウキ!作業部屋を出る時にチラリと蒸気自動車の骨組みを見る。
よく図面だけで形にできるもんだ。神様に褒められるかな?
「次はいけるなら、蒸気船とスクリューの製造かな?」
「「ジョウキセン? スクリュー? 」」」」」
小声で呟いたのに何で聞いてるのコイツら?
どんだけ働きたいんだ?
おいドワーフ近づくな
おい!
お…… い…… ひいぃぃぁぁ!仕事いやぁぁぁぁぁ!
…… そして俺とキュレネは9歳になった。
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
超能力のテレポートが分かりにくいので
Aで踏み込み魔法で身体強化して超能力のテレポートを使う
Bで一時的に光の速を超え亜空間に入り足をつく。
Cで長距離へ移動した場所に着地[または着空]する
Bの踏み込みと光の倍速を上げるとさらに長距離移動出来るが身体への負担も深まる。
となっています。
分かりにくくてすみません。




