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お休み
保育所のお昼寝の時間、「お休み」と大きな声で言うとニコッと笑ってシーッと人差し指を立てた
高校、大学と進学で離れて、もう会わないと思っていた
後何回、思い出しては後悔するのだろう
就職先の研修で再開した
同じグループになった
もう後悔したくないからすぐに連絡先を交換しあった
配属先は違ったけれど、順調に交際して結婚できた
彼女が笑えば、頭の上で気泡や星屑がキラキラ光ってゆっくり揺れた
仲直りは半分この瓶のラムネ、分別が大変だからと彼に言ってもこれだけは譲ってくれない
後何回、こうして笑い合えるのだろう
彼が心配そうに言うと、彼女は数えるのに飽きるくらいじゃない?と笑い飛ばす
そうして「お休み」と言い合って眠りについた




