11月上旬の日記
『鳥インフルエンザ発生 殺処分開始』
農業関係新聞の一面の見出し。だいたい、家庭菜園にちょっと足したくらいの耕作面積しかないのに、なんでうちの両親こんな専門的な新聞とってるんだろう。誰かに頼まれてとってるんですかねぇ。この新聞読んでいるとさぁ、つくづく我が家が超小規模農家だってわかっちゃって嫌なんですよねぇ。全国の頑張ってる農家なんかが紹介されていてねぇ。全国的にどんなに大きなニュースがあっても、一面は農業に関連すること。政治面が一面に来る時の見出しは、農林水産大臣のことくらいですかねぇ。
そんな新聞の一面が、ある養鶏場で鳥インフルエンザが発生していることを伝えていました。インフルエンザだとわかれば、感染防止のために殺処分なんですねぇ。紙面には防護服にゴーグル・マスクで身を固めた方々が、鶏の処分をしている写真が載っています。感染が分かると、24時間以内に殺処分。72時間以内に焼却処分。卵も処分ですよねぇ。半径3キロ以内の地域の鶏・卵・飼料の移動の禁止?餌まで動かしちゃいけないの?半径10キロ以内の鶏・卵・飼料の搬出禁止。搬出禁止ってことは、出荷はもちろんできないよねぇ。近くに養鶏場があったらそちらも鶏も無駄死にだ。殺処分された鶏の中で、インフルエンザを発症したのはほんの数パーセントだろうにねぇ。
記事の最後に但し書きみたいなのが書かれています。
『感染した鶏肉や鶏卵は市場に出回ることはない』とか『肉や卵を食べてもインフルエンザに人が感染することはない』とか。人への感染の心配がなかれば市場に出しちゃえばいいのに。ただただ殺されちゃうなんて、なんだか可愛そうなかぎりです。