蛇の背の秋の夜長の朧月
亀の甲羅は朧月
秋の彼岸の玉結び
数えられない業の火に
今日も今日とて気もそぞろ
にぎやかなのは毎日ね
汽車も電車もぽっぽっぽ
さっき誰かが飛び込んだ
にぎやかですねまったくね
苦痛激痛針の山
知らぬが仏報の刺
もふもふ山の夢を見て
レッサーパンダあらいぐま
太陽フレア頼むから
もう少しだけきらめいて
電話届かぬふりしてよ
もう少しだけ許されて
うとうとしては長椅子の
毛を撫でてるのおじいさん
その隙間にはなにがいる
誰の気配の付喪神
ハロウィン準備オレンジの
芋栗かぼちゃ焼死体
はい狐火とウィルウィスプ
レッサーパンダ鵺だって
どくろの山の故郷よ
うさぎ追っても追われるな
はい狐火とたぬき鍋
夢もうつつも気もそぞろ
連続体のお祭りは
着地できないロケットで
ミサイルならね落ちたよね
でもお囃子は続けるの
もとがもとより非日常
だからどうでもいいんだよ
正直なとこそんなとこ
だからますます気もそぞろ
流れ作業のトロッコの
線路うたうはどこまでも
ロボでもできる仕事です
ロボでもできる仕事です
声が枯れても叫ぶ夜
笑うかぼちゃも高らかに
揺れる世界に幕はなし
レッサーパンダアンコール
疲れ果てても空元気
亀は気ままにフラダンス
酔ってる暇に迎え酒
秋の夜長のパーリナイ
象の背に乗る朧月
動かぬ身体引きずって
力尽きても進めるか
力尽きても進もうか
にぎやかなのは毎日ね
そろそろついていけないや
もふもふ山に帰りたい
レッサーパンダ助けてよ
赤い線路に終電が
行って帰ってまた行って
どこに行ったか玉結び
これでは布も寄せられぬ
話もしない放さない
ぐるぐるまきの暗黙知
逃げ出さないと二元論
敵も味方もみんな敵
ハロウィン準備真っ盛り
黒い死神表裏
楽しい顔で突き落とす
収穫祭は魂の
揺れる世界は穴だらけ
動かぬ身体引きずって
力尽きても進めるか
力尽きても進もうか
頭痛鈍痛針の山
素面も解け剣を抜け
鍋にされるぞおまえがね
覚めないままの気もそぞろ
朧月夜は春だって
だけど霞んで見えないの
誰も彼もの吐く煙
澄んだ月夜はもう昔
蛇もそろそろ飽きたのね
象に重ねた亀の下
みんなそろって踊ります
揺れる世界のショーマスト
たかが世の常人の常
逃げ遅れたかたぬき鍋
湯気がますます月隠す
いいにおいだねまったくね
どんちゃん騒ぎ止められぬ
疲れたやつが止まるだけ
力尽きたらどうしよか
動けないけどごはんを食べる




