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序章
Rは保険です。ありそうなときは前書きしようと思います!
ちびちび更新します。
「喰らえっ……。最終奥義!七星ィイイイ!」
勇者の声が魔王城の謁見の間に響き渡った。
虚空から七つの光が差し込み、魔王に集中していく。
「こ、んなっはずではぁあああああ!!」
つい先程までこの世を黒く支配していた王の断末魔の叫びを背に、彼は煩わしそうに血を払うと、しゃらりと剣を鞘におさめた。
「終わりとは実にあっけないものだな、魔王。……せめて、安らかに」
言い終わり、勇者が目を伏せて刹那。
大きな爆音が城を揺らした。
勇者の、勝利である。
次からは本編です!
プロローグ短くてすみません……。