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はじめて小説を投稿させていただきます。

拙い文章ですが、少し長編の予定なのでよろしくおねがいします。

<プロローグ>




幼い頃の記憶ー。

といえば




押し込まれるように

世界から消されるように

誰とも話せず

にいた


そして馬車に乗せられ

新しい世界へと…

覚えているのは修道院の古びた天井だけ。




















<クイーン・スカラット>




首には大粒のルビーの垂れた

黒のベルベッドのチョーカー

豪奢なドレスのチュールが

大理石の床の上に垂れている。


はみ出した白い足を包むのは

黒いハイヒール。


その下には

血だらけの男が横たわっていたという。


くるくると巻かれた金色の髪を揺らしながら

歩く彼女は


「クイーンスカラット」


と呼ばれていた。















<マスカレイド>




ヤクト王国は三つの家によって守られている。その一つがスカラット家だ。


スカラット家は代々女性が当主を務めてきた、しかし相応しい女性が居なかったため、

まだ齢二十の養子のレイリア嬢が当主になったという。


彼女が当主になれた理由は、瞳がなんとも神秘的な紅玉のようだったからだと言われている。




















いつもより慌ただしい夜。


彼は燕尾服に身を包んでいて、

わたしの胸は少しときめいていた。


「ミイリア、行ってくるよ。」


そんな彼の声がして駆けた。


「アイン!行ってらっしゃい!」


何も並んでいない食卓と

誰もいない空間に溜息をついた。


いくら貧しくとも愛しい彼が居れば、

何も寂しくない。


一つ言うとするならば、彼が相応の愛をくれないから寂しい。


今日はスカラット家のお城で仮面舞踏会だそうだ。


スカラット領に住んでいる独身男性と、

裕福な家庭の御婦人方が呼ばれているそうだ。


話を聞くところによると、当主様がご結婚をお考えになられているそうで、きっとこの舞踏会でお決めになられるのだろう。


片隅に咲いている菫のようなアインには興味示すまいと確信している。恐らく。

















鋭いヒールの音が鳴り響き、使用人達は怯える。

彼女は言った。



「今日のために仕立てを頼んだドレスは届いたかい?」


使用人の一人がこう答える


「あちらへ用意しております。」


その先には血のように深紅の地に漆黒の細かいレースをあしらった世にも美しく奇妙なドレスがあった。


彼女は微笑みを浮かべていた。


この女性こそクイーンスカラットことレイリア・スカラットである。


ある歌手の方のお歌をモチーフに書かせていただいてます.+*:゜

最終話の時にネタばらしと言う感じでどなたの曲か書かせていただこうと思います~

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