∮月の日々
∮月○日
起きた。なぜかかーさんが夢に出てきたが起きたらいなかった。
外にいるとやっぱりそこにもかーさんはいなかった。
あと又景色が変わっていた。
僕の姿も変わっていた。ミスリルヴィネガロンというものだった。
試しに洞窟の壁を齧ってみたらレアメタルヴィネガロン?に戻っていた。
最後の?が気になるが考えるのはだるい。
∮月◎日
外に出た。
黄色い花のふわふわの草が生えていた。
不味い。やっぱり草は虫の喰うものじゃないと思う。
芋虫とかはきっと変態だ。
∮月□日
なんだか不思議な力を感じるがよくわからない。
今回起きてからずっとこんな感じだ。
まぁ今回も考えるのがだるいので考えるのはやめた。
∮月△日
大きく場所を変えてみることにする。
見渡す限り開けた場所にでた。
よくみると石や木や枯草を不自然に積んだものがあった。
時折小さいウキウキ言ってる奴に似たのがこっちを見ていた。
だるいので無視した。
∮月▽日
また場所を変えてみた。
しょっぱい水。すなわち海の中に入ってみる。
最初は苦しかったが魚を喰っているうちに楽になった。
潜ってみると水中に変な泡があったので触らないようにしていたのだが、
尾が触れてしまった。
その瞬間泡が割れた。
意外なことに泡の中にも空気ではなく水があった。
なんか魚類と時折ウキウキいうムカつく奴を足したような小さな奴が出てきたが凄く弱かった。
あんまりにも弱いのでコイツらを『弱きもの』と呼ぶことにする。
弱きものは泡が割れた途端泡があった時には寄ってこなかったデカい魚たちに喰われたりしていた。
もっとデカい魚が出てきたりしたら怖いしだるいので僕は帰った。
∮月×日
海から出た時になんとなく体中の水を弾き飛ばしたかったので身体を振るってみた。
前に石とか木とかを重ねたものがあった所に行ってみた。
やっぱりウキウキ言ってる奴に似た奴がいた。
というかどちらかというと『弱きもの』にそっくりだった。
あっちが似てるのかこっちが似てるのかはわからない。
だるいのでこっちも『弱きもの』と呼ぶことにした。
なんか枝を持ってその先から半透明で光るものを出してきたがそれが僕の身体に当たった時に跳ね返って死んでいた。
やっぱり弱い。
石とか木を重ねたものは奴らの巣らしい。
大体叩き潰すと中から出てくるが、既に死にかけてる。
やっぱり弱い。
∮月☆日
前にいた『サソリ』とかいう奴がいた。
「あまりニンゲンを殺すな。」
と言っていたがニンゲンって何のことなのかわからない。
尾から液体ブシャーってしたら逃げて行った。
∮月∽日
サソリを見つけた。
僕には気が付いていないようだ。
ヨスガたちといい、奴と言い僕はそんなに存在感が無いのだろうか?
サソリを見ていると『弱きもの』に似た姿になった。
そのまま見ていると4つ脚になった『弱きもの』がたくさん出てきた。
『弱きもの』2脚で歩けていた気がする。
そう思ってみていたら何匹かメスだけを残して『弱きもの』は去って言った。
去る時は2脚だった。
どうやら4脚は何かのポーズらしい。
哺乳類がよくやる服従や威嚇の動作の一つだろう。
サソリは姿を変えたまま残った『弱きもの』のメス達と交尾していた。
鋏で叩き潰したらプチッと潰れた。
なぜわざわざ弱い姿に変わったのかはわからない。
理由はあるのかもしれないが考えるのもだるい。
∮月∮日
洞窟に帰ってきた。やっぱりここが一番だと思う。
あー眠い。
◎日 ポイズンアワダチソウ
強くはないが生命力繁殖力が高い。
周囲の土壌を汚染する能力があり、
人里の周りに発生すると田畑を含む土壌一帯が汚染される。
ただ目立った戦闘行動はとらず、
モンスターというよりは毒草に近い。
ただ、進化したりなどのモンスター的特徴は存在している。
土壌の毒が強くなりすぎると死滅する。
密封したビニール袋の中で屁をしたカメムシやスカンクと一緒。
△日 ヒト
▽日 人魚
泡の容の結界を張ることにより弱者でありながら強者から逃れ生きてきた。
しかし魔法を反射する特性を持つミスリルヴィネガロンの特徴を保持したレアメタルヴィネガロンに結界を破壊された。
後は、―――――――――お察しください。




