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22のカイトウ∮挑戦記録

Ⅶ∮戦車は先導する

作者: 蒼井托都

指し示す方向に


一途に進んでいくのだ


涙が枯れるくらい


崩れ落ちそうなのは


心なのか 身体なのか



選び取る未来はただ


どこまでも希望が無くて


照準は過たず


罪の音と匂いを告げる



言葉にするには


吐き出すことが出来なくて


心臓に突き刺して


いつまでも抉った



そして通り過ぎた先に何が残るのだろう


僕自身が視ないものを


誰が視たりするのだろう


ただ果てを探して歩むだけの


感覚さえも凍った旅路に


残していたいものなんて何があるのだろう





“いつから顧みなくなった?”


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