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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

『鮫キョンシー』-魔都血汐-

作者: 拝頼人
掲載日:2026/04/14

急にZ級なサメ映画風を書きたくなって書きました

第一章:断末魔

上海、193X年。

 

 窓の外からは、人力車のベルの音、物売りの叫び声、そしてどこからか流れてくるジャズの旋律が、ねっとりとした熱気と共に流れ込んでくる。だが、上海海軍特別陸戦隊本部の九条巽少尉のデスクの上にあるのは、そんな華やかさとは無縁の「死」の記録だった。

九条は、インクの匂いも生々しい新聞を広げる。

『魔都を震撼させる連続惨殺死体――犯人は人にあらず?』

紙面には、路地裏で見つかった、まるで巨大な万力で引き千切られたような無残な遺体の写真が躍っている。グロテスクにねじ曲がった犠牲者の四肢は、もはや人間としての尊厳を失い、肉の塊へと成り果てていた。


「…またか」


 九条は、軍服の襟を正しながら、ふと数日前の夜勤を思い出す。


 受信機から流れる、関東軍が使用する秘匿周波数のノイズ。通常、上海で傍受するはずのないその電波の向こうから、それは聞こえてきた。


『……こちら、第七三一……緊急……。検体、第、六十四号が……脱走! あ、あ、あ、あ、ああああああ』

悲鳴

それに混じって聞こえたのは、およそ生物とは思えない、湿った肉が石床を打つような音だった。


「ペチャッ……、ベチャッ……」


重い肉の塊が、不自然なリズムで跳ね、這いずる音。そして、骨が砕ける「メキ、メキ」という耽美なまでに鮮明な破壊音。


「イタズラにしては、あの断末魔は生々しすぎた……」


 九条の指が、デスクの脇に置かれたモーゼルC96の木製ホルスターを無意識に撫でる。


 華族の令息として育った彼にとって、この上海の湿度は不快でしかなかったが、今、背筋を通り抜けたのは、熱気とは正反対の「冷たい確信」だった。


 あの無線から聞こえた「濡れた音」の主が、今、この上海のどこかで肉を喰らっているのではないか



第二章:罠


「九条少尉、今夜は少し外交的な任務をこなしてきてもらいたい。内地から査察に来ている憲兵隊の将校が接待役に君をご指名だ。君は名家の出身だからね、憲兵隊としても繋がりを作っておきたいのかもしれんな」


 軍人として上官の命令は絶対である、断る理由などは見当たらない。見当たらないのだが、九条は口のに広がる苦味を感じていた。


 指定された場所は、共同租界の影に隠れるように佇む、看板すらない地下の酒場だった。

階段を下りるたび、阿片の甘ったるい香りと、湿った土の匂いが鼻を突く。


陸軍憲兵隊、木村大尉


九条は軍帽を脱ぎ、男を視界に収めながら、心の中で静かに、この男を分析する。


(……この男、憲兵じゃないな。精悍で誇り高い憲兵が、視察とは言え、このような場末の、それも阿片が香るような店を取るはずがない。)


九条が椅子を引き、極力感情を殺した一礼を捧げた。すると、木村は銀歯を覗かせながら、猫撫で声で口を開いた。


「九条少尉、そう固くならずに、少し羽を伸ばしませんか。堅苦しい空気は、この魔都には似合いませんぞ?」


街の喧騒を離れた阿片の煙が微かに漂うような地下室

 

 九条は、自身の迂闊さを呪った。接待という名目に油断し、愛銃をデスクに置いてきてしまったのだ。腰にあるのは家伝の名刀を拵え直した軍刀が一口


「……木村大尉、視察の目的は、本当に憲兵隊の査察なのですか?」


 九条の問いに、木村の笑みが凍りつく。その目が、爬虫類のような冷たさを帯びた。


「…九条少尉、君は少し耳が良すぎる。関東軍の無線を傍受したそうだな」


 木村が懐からゆっくりと、拳銃を取り出す。その銃口が、九条の眉間に向けられた。


「やはり、お堅い憲兵隊の大尉殿が、このような店に来るはずが無いとは思ったが…関東軍の差金か」


「掃除だよ。我々の『検体』の脱走を知る者は、誰も生かしてはおけないのでね」


木村の手がトリガーにかかる。

瞬間、九条はテーブルを蹴り飛ばした。


 木村が放った初弾がテーブルを貫き、九条の左肩をかすめる。激痛。熱い血が軍服を黒ずませ、床の排水溝へと滴り落ちていく。


 銃声を聞きつけ、入り口から数人の男たちが雪崩れ込んできた。全員が、この熱気の中でガスマスクを着用し、不気味なゴム引きのコートを纏っている。731部隊の『掃除屋』たちだ。


彼らが一斉に短機関銃を構える。

「借余の銃は武器ならず、寸余の剣、何かせん……!」

九条は口の中で、無意識に『歩兵の本領』の一節を呟いていた。死を覚悟した者の、悲壮な諦念。

彼は軍刀を抜き払った。鋭く光る日本刀の刃が、地下室の暗がりに閃く。


「殺せ」


 木村の冷酷な命令と共に、冷酷にが九条に向けて放たれようとした、その時だった。

地下室のレンガ壁が、轟音とともに弾け飛んだ。


 土煙の中から現れたのは、人ではない。

それは、死後硬直で固まった、人間の死体だった。


 だが、その頭部は……巨大なホホジロザメの頭部が、無理やり人間の胴体に縫い付けられていた。


 額には血に濡れた札が貼られ、サメの顎からは、おぞましい腐敗臭と共によだれが垂れている。


 何より異様だったのは、その足。硬直した両足で、「ペチャッ……ベチャッ……」と、キョンシーのように不自然な跳躍を繰り返しているのだ。


「実験体め、血の匂いを嗅ぎつけたか」


 木村が驚愕に目を見開く。

サメキョンシーの鼻先が、空気を大きく吸い込んだ。

その鋭い嗅覚が血の匂いを捉える。


『アガガガガガ……!』


 サメキョンシーは、一番近くにいた男に飛びかかった。

 人間のものとは思えない膂力で、男の頭部をサメの顎が丸ごと噛み砕く。


『メキメキ、ゴキッ』

ヘルメットごと頭蓋骨が粉砕される破壊音が地下室に響く。


飛び散る脳漿と血の霧。


「ひ、ひいいいッ!! 撃て! 撃ち殺せェッ!!」


 木村が悲鳴を上げながら銃を乱射するが、銃弾は化け物の体を虚しく貫通するだけだった。


この隙だ……!


 九条は激痛に耐えながら、崩れ落ちた壁の穴から、狂乱の地下室を脱出した。


 しかし、外の路地にも、ガスマスクの男たちが数人、待ち構えていた。


「しまった……」


 肩からの出血で、意識が遠のく。刀を構える力も残っていない。



「あら、海軍の坊や。ずいぶんと派手な血の化粧をして」

不意に、暗闇から妖艶な声が響いた。


 路地の入り口に、男装の麗人――河島芳子が、ニヒルな笑みを浮かべて立っていた。彼女の手には、ベルグマン短機関銃が握られている。


「……河島芳子」


「ここは我々が引き受けるわ。貴方はもっと、『面白いもの』を見せてくれそうだから」


 芳子の隣には、トレンチコートを纏った、鋭い目つきの白人男性。彼は無言で731部隊の掃除屋たちに銃口を向けた。


「……感謝、する」


 九条は、彼らに背を向け、ふらつきながら、ネオンが光る百楽門の方向へと逃れた。

背後で、激しい銃声


 そして、その銃声を切り裂くような、木村大尉の最期の悲鳴が聞こえた。


 サメキョンシーは、木村大尉を、そして残った掃除屋たちを、その巨大な顎で「美味しく」平らげた。

だが、それは満足からは程遠かった。


 その異形の怪物は、血に濡れたお札を風になびかせながら、空を仰いだ。


 鼻先が、上海の湿った熱気の中に、まだ、最初に嗅いだ、あの「高貴で清冽な血」の匂いを微かに感じ取っていた。


『アガガガ……、ガガガァッ!!』


 サメキョンシーは、再び「ペチャッ、ベチャッ」と、不気味な音を立てて跳躍を始めた。

その向かう先は、九条が逃げ込んだ、光と音楽の殿堂百楽門パラマウントであった。



第三章:百楽門の鎮魂歌


上海の不夜城、百楽門。

 クリスタルのシャンデリアが輝き、ジャズの旋律が流れる一室で、九条巽は傷口を応急処置し、運ばれたスコッチを喉に流し込んだ。

目の前には、不敵に笑う河島芳子と、冷静に愛銃を点検する英国諜報部員ジェームズ。


「乾杯、と言いたいところだが……今の怪物は一体何だ」


九条の問いに、ジェームズが冷たく言い放つ。


「731部隊の『プロジェクト・ネメシス』サメの持つ強靭な生命力と嗅覚、そして人間の死体に呪術的処置を施した不死身の兵器だ」


「あいつら、やりすぎたのよ」


芳子がグラスを弄びながら付け加える。


「サメの脳を移植しただけじゃ満足せず、そこに『死者の怨念』を封じ込めようとした。その結果、制御不能の化け物が生まれたってわけ」


その時だった

劇場の重厚な扉が、紙細工のように弾け飛んだ。


 客席に溢れる悲鳴。華やかなドレスが返り血で染まり、逃げ惑う群衆の隙間から、「ペチャッ……ベチャッ……」という、あの呪われた跳躍音が近づいてくる。

サメキョンシーが、九条の血の匂いを目指して舞台へと躍り出た。


「来るぞ……!」

ジェームズが引き金に指をかけた、その瞬間。


夜来香イエライシャンの調べが、会場を包み込んだ。


 舞台中央。混乱の中、李高蘭が毅然と立ち、歌い始めたのだ。その歌声は、阿片の煙のように甘く、慈雨のように静かに響き渡る。

信じられないことに、サメキョンシーの動きが止まった。


 狂暴に剥き出しにされていたサメの顎が閉じられ、血走った眼が、どこか遠くを見るような虚ろな光を宿す。


 サメキョンシーは、襲うことを忘れ、ふらふらと李香蘭の歌声に導かれるように、夜の上海の闇へと消えていった。


 壁を破って去りゆくその後ろ姿は、巨大な怪物のそれというよりは、「帰るべき場所を失った迷子」のような、言いようのない寂しさを纏っていた。




静まり返った劇場で、李香蘭はマイクを置き、九条たちを見つめた。


「あの怪物は、ただ人を襲いたかったわけではありません……」


 彼女が語った真実は、さらに残酷なものだった。

サメキョンシーの正体。それは731部隊の実験台にされた、かつて李香蘭の周囲にいた、ある若い音楽家だった。

彼はサメの肉体と合成される際、李香蘭の歌声だけを記憶の底に刻み込まれた。


 お札は制御のためではなく、魂を肉体に閉じ込め、死ぬことすら許さないためのもの。

 

 731部隊は、この「音楽で制御できる兵器」を使い、上海を占領する各国の要人を、李香蘭の歌声に合わせて「選別」し、暗殺する計画を立てていた。


「彼は……あの方は、私に殺して欲しくて、ここに来たのかもしれません」


李香蘭の瞳に、ひと筋の涙が伝う。



 百楽門の楽屋。九条が悔しげに空のホルスターを叩いた時、ジェームズが革の鞄から「それ」を取り出した。


「九条少尉、自分の獲物を忘れるとは、上海の夜には少々不用心すぎるな。これを使え」


 差し出されたのは、九条が見慣れたC96とは明らかに一線を画す、無骨で巨大なフォルムのモーゼルだった。マガジンが突き出し、銃身は通常よりも太く、威圧感を放っている。


「……これは、M712(シュネルホイアー)か? いや、妙にデカいな」


 九条がそれを受け取ると、ずっしりとした鉄の重みが、傷ついた腕に食い込んだ。ジェームズはニヤリと笑い、予備のマガジンをテーブルに置いた。


「北の方の軍閥が特注させた、四十五口径(.45ACP)仕様だ。普通の九ミリ弾とはワケが違う。一発で虎すら止めるが、反動も並じゃない。……いいか、セレクターは『セミ』のままだ。フルオート(連射)はやめておけ。 素人がそれをやれば、弾丸は天井を突き破り、お前は明日の夜…スコッチのグラスを持てなくなる」


「…いわゆる大門前モーゼルと言われる物か。魔都の怪物には、これくらいが丁度いいかもしれんな」


 九条は、慣れた手つきでボルトを引き、重厚な真鍮色の弾丸を送り込む。

冷徹な重たい金属音が、楽屋の静寂を切り裂いた。




第四章:


 李香蘭の告白が終わり、彼女の涙の向こう側で、去りゆくサメキョンシーの背中が、雨に濡れる上海の路地へと消えていく。


「彼……かつての音楽家を、そのままにしておくわけにはいかない。731部隊は、彼を回収してさらに『調整』を加えるつもりだろう。そうなれば、二度と彼の魂は救われない」


九条の声は静かだが、決意に満ちていた。


「九条、行くつもり?」


川島芳子が、煙草の煙をくゆらせながら問いかける。


「ああ。李香蘭さんの歌声が聞こえるうちに、俺がケリをつける」


 九条は、ジェームズから渡された木製ストックを銃本体にガチリと装着した。これで、四十五口径の跳ね上がりを抑え、小銃並みの精度で「介錯」ができる。


「Mr.ジェームズ、この銃……借りていくぞ」


「ああ、好きにしろ。ただし、壊すなよ。そいつは特注品だ」


 九条は、肩の傷の痛みをアドレナリンでねじ伏せ、百楽門の裏口から夜の雨の中へと飛び出した。




終章:魔都血汐まとのちしお


 雨に濡れる上海の路地。九条は、サイドカー付きの海軍仕様・九七式自動二輪車に飛び乗った。フェンダーに刻まれた「錨」の意匠が、街灯を反射して鈍く光る。


「私も行くわ、坊や」


側車に滑り込んだのは、河島だった。彼女は不敵に微笑み、耳元で囁く。


「私は関東軍のスパイ。貴方の監視が任務だったけれど……香蘭さんの話を聞いたら興醒めしちゃった。アジトの場所を教えてあげる。後はお好きに…ね? お礼は、今度素敵なデートに誘ってくれることね」


と挑発的に囁いた。


ジェームズは


「紳士には紳士の仕事があってね」

と闇に消えた。



731部隊アジト、裏口。


 九条は軍刀の鯉口を切り、親指の腹を薄く裂いた。滴り落ちる赤い血が、淀んだ下水に波紋を作る。


「ペチャッ……ベチャッ……」


 闇の向こうから、あの湿った跳躍音が近づく。九条は誘い込むようにアジトの扉を蹴破った。

中にはガスマスクを被った「掃除屋」たちが、次なる襲撃の準備を進めていた。


 そこへ、血の匂いに狂ったサメキョンシーが文字通り「壁を突き破って」乱入する。


「ぎゃああああッ!」

「出たぞ!撃て、撃てェッ!」


 阿鼻叫喚の地獄絵図。サメの顎が掃除屋の胴体を噛み切り、飛び散る内臓がコンクリートの床を赤く染め上げる。


 九条は物陰から悲鳴が一つまた一つ消えていくのを待つ。


 全ての悲鳴が絶えたのち

かつて音楽家だったその怪物と対峙した。


サメキョンシーが大きく口を開け、九条の頭部を飲み込もうと迫る。


九条は冷静に、ジェームズから託されたモーゼルを横に倒して構えた。


「すまないミスター・ジェームズ。華族とて『馬賊撃ち』くらいは嗜んでいましてね……!」


 銃身を怪物の口中へ深く突っ込み、引き金を引き絞った。

鈍く野太い発砲音の連続


 45口径の暴力的な衝撃が九条の手首を軋ませ、サメキョンシーの後頭部を内側から爆破した。眼球が飛び散り、脳漿が白煙を上げて霧散する。怪物は糸の切れた人形のように崩れ落ち、動かなくなった。


「……終わったか」


 九条は硝煙を吐き出すモーゼルを納め、ふらつきながら建物を後にした。だが、背後からあの音が聞こえる。


「……ペチャッ……」


 まだ生きているのか!? 驚愕し、振り返ろうとした九条の足が瓦礫に躓く。無様に転倒し、銃を落とした。絶体絶命――。


 その時、上海の夜を切り裂くような重火器の嵐が巻き起こった。

 ジェームズが率いてきた英国インド人警官隊、そして川島が手配した上海特別陸戦隊の一個小隊の銃火器が一斉に火を噴いたのだ。


鉄と火の暴力が、再生しようとする怪物の肉体を粉々に粉砕していく。


「もう……いいわ。もう休ませてあげて……」


 人混みを掻き分け、李香蘭が駆け寄った。彼女は、まだ微かに痙攣するサメキョンシーの頭部を、自身の白いドレスが汚れるのも厭わず抱きしめた。


彼女が口ずさんだのは、あの『何日君再来(いつの日君帰る)』


「人生 幾回か 離合を まぬがれん……」


 哀切に満ちた歌声が、死にゆく怪物の、サメの皮に覆われた鼓膜に届く。その瞬間、怪物の目に宿っていた狂気が消え、一筋の涙が頬を伝った。


 愛した女の腕の中で、音楽家だった怪物は、静かにその命を終えることが出来た。



エピローグ


 翌日の上海は、号外で大騒ぎ……とはならなかった。

昨夜の惨劇は「テロリストによる爆破事件」として処理され、魔都はいつも通りの、ねっとりとした熱気と喧騒の中にあった。


九条巽は、病院のベッドからその景色を眺めていた。左肩には白い包帯。


その横で、男装を脱ぎ捨てた河島芳子が、鼻歌を歌いながらリンゴを剥いている。


「坊や、デートの約束、忘れてないわよね? 約束を守ってもらえるまでは、毎日こうして看病(監視)に来てあげるから」


 九条は苦笑し、窓の外に広がる上海の空を見上げた。そこには、あの悲しいサメキョンシーの泣き声と李香蘭の歌声が、まだ風に溶けて残っているような気がした。

主要登場人物

 

九条くじょう たつみ:華族出身の上海海軍陸戦隊通信将校。正義感と貴族的な気品を持つ。

731部隊の無線を傍受した事で時間に巻き込まれる


• ジェームズ:英国諜報部。

某スパイ映画のエージェント似の伊達男。

九条に大口径モーゼルを託す。


河島かわしま 芳子よしこ:関東軍のスパイ。

九条を監視するが、やがて彼に興味を抱く。


李香蘭り こうらん:上海の歌姫。その歌声には怪物を鎮める力が宿り、悲劇の鍵を握る。


• 鮫キョンシー:731部隊の実験により生み出された異形の怪物。わずかに残った人間の記憶に苦しんでいる。

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― 新着の感想 ―
 サメキョンシーの言葉のインパクトや、体ねじれ等の強烈さが引力高いですね。  死者の怨念なども込められても尚、李さんの歌声には反応し暴虐を一時的に踏みとどまる人間味を捨てきれない悲しい暴走者や、肩の傷…
作者さんのモーゼルのチョイスが渋くて痺れました。
「巨大なホホジロザメの頭部が、無理やり人間の胴体に縫い付けられていた。」→!? 転ばないか不安でヒヤヒヤという親心が湧いてしまい…!? 選び抜かれた小道具が作品世界を彩ってるのを楽しみました。九条の…
感想一覧
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