表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【改訂版】戦国時代の忍者に転生させられちゃいました  作者: ゲンタ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

119/193

119話 港の建設

天文14年(1545年春)――14歳


道南十二館周辺に残党が隠れていると困るので、森可成と工藤祐長には蠣崎家の掃討戦を徹底して行ってもらっている。特殊部隊も200人参加しているから、森に隠れても無駄だ。


しかし、時間はかかるだろう。


仮に蠣崎家の残党がこちらに奇襲を仕掛けてきたとしても、幸隆と兵500人がいるので、まず問題はないと思う。しかも、周辺の警備は特殊部隊200人が担当している。


特殊部隊の忍者によると、敵兵よりもクマのほうがよほど怖いらしい。幸隆には警備責任者を兼務してもらいつつ、港や城などの候補地の選定も進めてもらっている。


蠣崎家の件が伝われば、南部家や津軽家が何か仕掛けてくる可能性もある。“忍者調査隊”は派遣しているが、こちらの体制も早く整えておかないとな。


港と城、防衛施設、そして街の建設をしないとな。

日本丸がいる以上、敵船がここに大軍を送り込める可能性はほぼないと思う、しかし隙は作りたくない。


「幸隆、ここで行う建設は急ぎたい。したがって、豊穣神様から授かった力を目一杯使うつもりだ。ただし、この力はまだ限られた武将のみにしか見せるつもりはない。俺が力を使うときは、理由をつけて兵や民たちを離れた場所に移動させて欲しい」


「承知いたしました」


まずは港を作ろう。幸隆が探してくれた候補地に、護衛の冨田勢源・藤林保正・九鬼定隆と5人で移動する。周囲に兵や民はいないようだ。至高の匠スキルを使い、岸から海に向かって堤防を建設していく。


昨年のうちに函館沖の水深マップを作っておいたので、どこまで堤防を沖に延長すれば日本丸を横付けできる水深を確保できるかは把握している。水深が確保できる位置まで堤防を延ばしていく。


俺は建設した堤防と並行に、もう一本堤防を建設。続けて片方の堤防の先端を直角に曲げて延長し、前世の漁港風の港にする。この堤防から浮き桟橋を伸ばせば、日本丸を接岸できるはずだ。


黒鍬衆と海軍の総動員で浮き桟橋を作らせるよう、九鬼定隆に指示しておく。俺は堤防の上に至高の匠スキルで浮き桟橋用の資材を大量に作成しておく。これで作業も早く進むだろう。


港の方は黒鍬衆と海軍衆に任せておけばよい。

堤防の付け根に近い場所には、管理事務所兼防衛施設が必要だな。


至高の匠スキルで石造りの大きな3階建ての小さな洋館を建設する。建物だけで、内装はない。内装は黒鍬衆に作ってもらおう。防衛のため、管理事務所の周囲を高さ3mの土手で囲っておく。ここにも内装用の資材を作成しておいた。


黒鍬衆には、港の次にこの洋館の内装を手がけるよう指示しておいてくれ。どんな内装が良いかは、その都度こちらに聞きに来るように伝えておけ。


港と洋館を結ぶ道路の建設は、警備の状況を見ながら兵500人に担当させる。資機材の運搬用に大八車を5台作成しておいた。道路の幅は、この台車の幅の4倍とするよう伝えてある。


港と浮き桟橋が完成して日本丸が接岸できるようになれば、荷物の積み下ろしは格段に便利になるだろう。そろそろ至高の匠スキルのパワー残量が尽きそうだ。


正確な数値ではないが、感覚で何となくわかる。

5日くらいはスキルのパワー補充期間になるな。


これで本日の作業は終了としたいが、ついでに城の候補地も確認しておこう。幸隆の案内で候補地へ移動する。横に大きめの河川が流れる平場だ。数km四方にわたって平地が広がっている。さすが蝦夷は広いな。


五稜郭のような形にすることも考えたが、ここで本格的な防衛戦を展開しなければならないようなヘマをするつもりはないので却下。

(いくさ)をするなら敵地で”、というのが基本だからね。


そういえば、アイヌの長老には「港を作ります」とだけ伝えてある。

だから、城の部分について聞かれたら――「港で働く人たちの住居と農地ですよ」とでも言っておけば問題ないだろう。


「共存共栄を実現しながら、新たな国を築くことを認める」と言ってもらえたら、そのときは堂々と「ここが蝦夷国の王都です」と答えよう。

それくらいのことは、あの雰囲気なら十分に許されそうな空気だったと思う。


「ダメ」と言われたら、その時考えよう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ