表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

2 二人目の視点

 俺の名前は裕也。


 俺は大人しい子だった。

 教室の片隅でラノベとかを読んでいる目立たない人だった。


 だからだろうか、中学生の時目をつけられた。

 いじめやすいサンドバックと思ったのか俺を毎日のように殴る。

 その日から日常は急変し家に引きこもるようになった。

 毎日震える日々、周りに誰かがいるような感覚。


 なぜ自分がこんなことにならないといけないのかと神を憎んだ。



 —————————————————


 高校に入学するとともに自分を変えた。中学の顔見知りが誰も受けない高校を受けた。

 舐められないように髪色からピアス、刺青と、自分じゃない自分へと変身した。


 彼女も作れた。クラス一人気のある女子と付き合えることになり浮かれた生活を送れた。彼女の名は美月。自分を守れる要素で埋め尽くされた。



 しかし俺の自己防衛の欲望は止まらなかった。

 他に自分がいじめられないためには何が必要なのか。

 必死に考えた。


 そうだ!ある方法があるじゃないか!

 これをすると絶対無敵だ。こうやっていじめられない奴は生きていくんだから。皆やってることだしいいじゃん。


 功を成したのか、これをすることで俺はクラスの中で地位はトップへと変動していた。




 ——————————————————



 その日の知らせは唐突だった。


 美月が殺されたのだという。そして峰が自殺をしていた。

 その噂は学校中、そして地域中に広まっていた。



 そしてまた地獄は始まる。

 今度はクラスのみんなは手のひらを返し、俺を虐め始めた。


 また、トラウマが刺激された。





 ——————————————————


 中学と違ったのは俺の敵が一部の生徒だけでなく、学校全体と地域全体になったことだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ