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クリスマスの日だから、最初に“私に好きだよ”って君に言われたい!

作者: 七瀬








私の名前は、赤崎この 高校3年生で18歳。

今まで彼氏を作った事がない私は、今年のクリスマスには

絶対に彼氏がほしいと心から願っている。

極度の恥ずかしがり屋の私は、好きな男子が居るだけで意識して

話す事ができない。

今までも、好きな男の子は居たのに告白する事もできず。

ただただ諦めるだけだった。

周りの私と仲がいい女の子達は、皆彼氏が居る子ばかり。

気がつけば、いつも私だけ取り残されている。

仲がいい女友達は、楽しそうに【彼氏の話】で盛り上がっている

のに私だけ会話についていけない。

だから決まってこう言われるの。



『いい加減、このも彼氏作りなよ! 顔は可愛いんだから彼氏

ぐらいできない訳じゃないでしょ?』

『それとも、理想が高いの?』

『・・・えぇ!? べ、別にそういう訳じゃないよ。』

『じゃあーこのに彼氏できるように手伝うわ!』

『えぇ!? いいよ! 自分で頑張って作るから...。』

『せっかく、協力してあげようと思ってたのに。』

『ごめんね、できたら一番に報告するから!』

『そう! じゃあ、がんるんだよ!』

『うん!』






・・・あの子には、ああいったけど?

なかなか、私に彼氏が作れるとは思えない!

でも? 今! 私にも好きな男の子が居るのだから叶わない

願いじゃないと私は思う!

いつも、こうやって自分を慰めている。

彼の名前は、私と同じクラスの安居刑事君。

私が初めて付き合うなら? やっぱり“彼”がいい!

私の理想の彼氏だと思うからだ。





でも? 実際に私は彼と同じクラスに居ながら今まで二人で

話した回数はたったの3回だけだった。

私が教科書を忘れた時と消しゴムを落とした時、最後は教室を

間違えた時だった。

彼は3回とも優しく、私に笑顔を見せてくれる素敵な男子かれだった。

彼の笑顔を毎日、彼の横で見ていたい!

私は勇気を出して、彼に【告白】する事を決めていた。

私の人生で、初めて好きな男の子に告白する日。

もう直ぐ、クリスマスだからそれまでに彼に告白したい!

タイミングが合えば、彼を呼び出して告白しよう!




『赤崎さん、こんなところで何してるの? 誰か待ってるの?』

『・・・あぁ、ううん、安居君を待ってたの。』

『えぇ!? 俺?』

『・・・ううん、』

『何?』

『あのね、実は、ずっと、安居君の事が、、、。』

『俺! 赤崎さんの事が、』

『まだ、ダメ!』

『えぇ!?』

『クリスマスの日に、好きな彼氏に“好きだよ”って最初に

言われたいから。』

『・・・あぁ、そっか。』

『ううん。』






彼は、“約束通り”クリスマスの日に、初めて“私に好きだよ”って

言ってくれた。

何もかも、私にとっては初めての事だらけで緊張しっぱなしだけど...。

彼の横で、彼の笑顔を独り占めできる喜ぶを私は噛みしめている。

今年のクリスマスは、初めて大好きな彼と一緒に居る事ができるわ。


【ありがとう、サンタさん。】



最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] (#^.^#)クリスマスプレゼントなお話でしょうか? ほっこりいたします。
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