数日遅れの クリスマス ミニスカサンタの 義妹は 凍える寒さに 耐え忍び 愛する義兄を 見送った
数日遅れの クリスマス ミニスカサンタの 義妹は 凍える寒さに 耐え忍び 愛する義兄を 見送った
新年ひかえた おおみそか
とっくに過ぎた クリスマス
おへそと太もも のぞかせる
ミニスカサンタ やってきた
見ればその人 見慣れた子
子供の頃から 見慣れた子
いつもおそばに ひっついて
僕と一緒に 遊んだ子
なにしにここに やってきた?
尋ねてみれば 笑い声
戸惑う僕に 義妹は
裾をつまんで ごあいさつ
今年もいよいよ おしまいね
だから私が 見送るの
だれを見送る この僕か?
他にはだれも いないでしょ?
見送りご苦労 ありがとう
心置きなく 旅立てる
けれども君は どうするの?
だれが見送る 君のこと
気にしちゃダメよ お義兄さん
見送る私は とどまるの
一緒に行けずに ごめんなさい
それでも私は とどまるの
誰もがあなたを 忘れても
愛した私は 忘れない
いつもこころに とどめてる
送ったあなたの その笑顔
だから気にせず お行きなさい
そこがあなたの 居場所なの
そこからいつも 見おろして
わたしのことを 見おろして
分かった先に でかけよう
けれども僕は 待っている
あと追う君を 待っている
だから必ず 来て欲しい
困ったものね お義兄さん
あなたはいつも そうやって
わたしに期待を 寄せるのに
欲しい言葉は くれないの
だけど慣れたわ そんなこと
それがあなたの いいところ
わたしをいつも そうやって
壊れぬように 愛するの
もうすぐ年が 変わるわね
これでいよいよ お別れね
さよなら義兄さん いつまでも
安らぎの日々 送ってね