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15.女は度胸、勢いって大事!

お久しぶりでございます!

あまりに私生活が多忙だった為に

更新が遅れに遅れました事

心よりお詫び申し上げます‼︎


さらに、今回も少し短いです…。

本当にすみません。

お楽しみいただけますように。

あまりの衝撃告白に我を忘れて、

人生初のジャンピング土下座をかました私、さくら。

早口で謝り倒し、ついには魔王さんに

私達の家で一緒に暮らす事を、勢いで無理矢理了承させるという事をやらかした。

はっきり言って 何がどうなって、こうなったのか…覚えていない!必死だったから‼︎

私のジャンピング土下座を見て、一瞬だけ硬直していた魔王さんだったが、すぐに優しく手を引いて立ち上がらせてくれた。

そして、私の服に付いた草などの汚れを、恐らく浄化魔法だと思われる温かな風で綺麗にすると、放り投げてしまったはずのカップをそっとテーブルに置くと私の前に跪いた。


「さくら…本当に良いのか…?

……その…私が一緒に暮らしても?」

いつもは、アメジスト色の瞳が今は少しだけ碧色が混じっているように見える。

表情も少しだけ不安そうだ。


魔王さんが私の手を取り、跪いて許しをこう姿は、まるで物語の中に出てくる騎士様のようにとても素敵で、

(ただし、表情は捨てられた仔犬のよう…。若干ウルウルして上目遣いとか!)鏡を見なくても自分の顔が真っ赤になっている事が分かるくらい頰が熱を持っている。

俯いて、もう一度言う。

「はい。どうか、私達の家にいらして下さい。」

恥ずかしくて、どうにかそれだけを笑顔で伝える。

フニャリと緩んだ表情は、恐らくとても歪で あまり人様に見せられたものでは無いかも知れないけれど、今この瞬間だけは 何があっても絶対に魔王さんから目を逸らしてはいけないと思うので、必死に羞恥心と戦い魔王さんの綺麗な紫闇の瞳を見続けた。


恥ずかしさのあまり、恐ろしく時間がゆっくりと流れたように感じられたが、私の了承の言葉にすぐに反応した魔王さんは、フワリと微笑むと、

私の手の甲に軽く口付けてから、立ち上がった。


「有難う。さくら…。」


こうして、私達親子と後任の魔王さんとの 同居生活が始まった。

異世界に転生して体感でそろそろ3ヶ月が経過しようとしていた、地球時間ならば秋の気配が近づいて来ている頃でした。

お読みいただきありがとうございます。

魔王様、1ヶ月くらい巨木の上で野宿してました。

(そのうち魔王様視点でも書くかもです。

作者に気力があればですが…。)


念願の同居生活開始です。

お待たせいたしました(T ^ T)

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