表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/16

11.シショーと呼びなさい?

大変お待たせして申し訳ありませんでした!

なんと交通事故に遭ってしまい、しばらく身動きが取れず、気づけばこんなに間があいてしまいました(T-T)

お楽しみいただければ幸いです。

暖かい陽射しが降り注ぎ、爽やかな風が吹き抜ける。

「原初の森」は今日も平和に1日が過ぎていた。

私が家の事をしている間 庭に置かれたテーブルの所では、うちの子と精霊さん達を交えての「力の使い方講座」が開催されている。

とは言え、相手はまだ5歳の子供。

魔力の流れがどうの、力の加減がどうのと説明したところで、きちんと理解しているのかは、甚だ疑問ではある。

テーブルの前にきちんとお座りをして、魔王さんと時折楽しそうに笑いあっている姿を見ると何だかこちらまで嬉しくなってニヤニヤしながら洗濯物を干してしまう。

昼食会以降、毎日魔王さんと一緒に過ごすようになっていた。

「力の使い方講座」の後、3人でお昼ご飯を食べるのが、すっかり習慣化しているのだ。


娘の前で一列にちんまりと正座をして、魔王さんが一言二言なにやら言うたびに

ピコンッと手を挙げて立ち上がり、ちょこちょこと娘の目の前に移動して ペコリと頭を下げては、元の位置へと戻って行く精霊さん達。

並んでいる子達を見るに、おそらく属性の説明をしているのだろう。

可愛い過ぎる!!と、内心ハァハァしていると、ひと通りの説明が終わったのか

実際に力を使う練習に行くと言うので、私はお昼ご飯の準備をして待っている事にした。


今日のお昼は、マヨネーズとマスタードを塗り (子供用は、マスタード抜き)生ハム、ボンレスハムにボローニャソーセージ、シャキシャキのレタスを挟んだフィセルとうちの子に野菜を食べさせたいので、具沢山コンソメスープとサラダ。

デザートにはフルーツのたっぷり入ったヨーグルトを用意した。

そろそろ帰って来るかなぁ、と思っていたら、

ドォン!! という爆発音とともに 物凄い地響きに襲われた!

慌てて外に飛び出して 周囲を見回すと

以前クマジローに襲われた湖の方角に土煙が上がっているのが見えた為、そちらに向かって走りだす。


息を切らせて駆けつけると、湖に辿り着く前にうちの子と魔王さん、精霊さん達に出会えた。

皆、何事も無かったかのように 至って普通で、魔王さんの左肩の上に乗せてもらっていた娘は 私の姿を見つけると、ぴょんと飛び降りた。

「ママ、お迎え来てくれた~。」と

嬉しそうに抱きついてくる。

なんで来たの??的な顔でコテンと首をかしげる。…可愛いな!!

戸惑い顔で魔王さんを見上げれば、私の言いたい事を察してくれたようで、子供を抱き上げると(いわゆる子供抱っこで)

先程の爆発音と地響きの説明をしてくれる。


魔力の制御を練習していた2人&精霊さん達。

魔力の流れを感じる事は、野生の勘的なもので とても上手に出来たらしい、しかしながら、その力加減が上手くいかなかったそうで、初めての魔力に大興奮した娘と、そのテンションに引っ張られてコレまた大興奮した精霊さん達の暴走により、

あの大爆発は起こったそうである。

当然、魔王さんは周囲に結界を張っており、娘や精霊さん達には傷ひとつ無く、森が多少(?)えぐれただけで大丈夫との事でした。

森もしっかり再生して来てくれたそうです。

「私が共にいて、シショーに怪我を負わせる事などあり得ない。

大丈夫だ。安心してくれ、さくら。」

相変わらずの爽やかスマイルで私の頭に手を乗せ、優しく撫でる。


ん?シショー????

何やら、聞き捨てならない単語が魔王さんの口から飛び出した。

お読みいただき、ありがとうございます!

もともと遅筆なのに、今後 更に遅くなってしまわないように、頑張ります!

気長にお付き合いくださいませ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ