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ディストピア系アイドルゲームの指揮官に転生したので、クズを演じながら推し活することにした  作者: 西嶽 冬司
序章【共犯者、あるいは被害者の苦悩】

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第7話【職人の風呂キャン、あるいは先行投資】


「……臭い」


技術開発部『レティエ』のアトリエに足を踏み入れた。

その瞬間、久遠 湊が顔をしかめて鼻をつまんだ。


「限界よ。 ノイズ汚染より有害なレベルだわ」


「硫化水素および有機溶剤の濃度が上昇中。

 生物兵器として申請できるレベルだと、リリィも思います」


そうは言いつつ、リリィは平然とした顔でタブレットを操作している。


「ですがこのジャンクの山はお宝です。 我慢する価値があります」


「アンタの鼻はどうなってんのよ……」


美咲も思わず袖で鼻を覆った。

広大な工房には、数名の男性エンジニアたちが働いていた。

当初、美咲は男所帯特有の不潔さかと顔を顰めた。

ただなぜか皆、全員ガスマスクや二重マスクを装着し、涙目で作業をしている。


「あ、コンダクター! 先日はご馳走様でした!」


1人のエンジニアが響に気づいて駆け寄ってくる。

しかしその顔色は悪い。


——ああ、合コンの!——


美咲は思い出した。

響主催の『合コン』という名の餌付け作戦に参加していた面々だ。


「あの……申し訳ありません。

 マエストロの『入浴拒否』がバイオハザード認定レベルに達しまして……。

 俺たちじゃもう止められなくて……」


「なるほど、職場放棄寸前ってわけか」


響は同情するようにエンジニアの肩を叩く。

そして工房の奥、ひときわ高く積み上げられたジャンクパーツの山へと歩み寄り——

無造作に蹴り飛ばした。


「おーい、ひなた。 生きてるか?」


ガラガラと音を立てて山が崩れる。

するとその中から、油と煤にまみれた小柄な少女が、ゾンビのように這い出てきた。

やはり第九には変人——いや、一筋縄ではいかない人間しかいないようだ。


「……うるさい。 今、いいところ」


髪まで油で汚した少女——宇佐美 ひなた。

レティエのトップにして、天才的な腕を持つ『マエストロ』。

しかしその姿は、整備士というよりは遭難者に近い。


「うわっ! 目に沁みる!!

 いいところじゃねーよ! お前また『風呂キャン』したな!? 4日目か!?」


「……作業に没頭してたから、誤差」


「誤差じゃないわよ! 私のギターに触らないで!

 オイルじゃなくて手垢でベタベタになりそう!」


湊が悲鳴を上げて後ずさる。

普段は凛とした彼女が、珍しく涙目になっていた。


——マジで逃げ腰になってる。 どんだけ嫌なの? 確かにめっちゃ臭いけど——


そんな湊から興味なさげに視線を外し、ひなたは手元の図面とパーツを交互に見比べた。


「……理論値が出ない。 素材の配合比率を変えるべきか……。

 いや、それだと強度が……」


ブツブツと呟くひなたの額を、響が軽く叩く。


「ここは『アトリエ』だろうが!

 『ラボ』みたいなことしてんじゃねぇよ!」


「アトリエ? ラボ?」


美咲が聞き返すと、湊がため息混じりに解説した。


「『レガ』や『ポルタ』と一緒よ。

 レティエにも、役割ごとに3つの拠点があるの」


湊が指折り数える。


「私たちの装備のメンテナンスやカスタムを担当する、ここ『アトリエ』。

 弾薬や量産品の製造拠点である『ファクトリー』。

 そして、新技術を研究開発する『ラボ』」


「へぇ、ちゃんと分かれてるんですね」


「で、こいつは全権を持つマエストロのくせに、一番汚いここに引きこもって、他の仕事をサボってるわけだ」


響が呆れたように言うと、ひなたはむすっと唇を尖らせた。


「……ラボは、白すぎて目がチカチカする。

 ここなら、油と鉄の匂いがするから落ち着く」


「その結果がこの異臭騒ぎか。お前、部下が泣いてるぞ。

 乙女なんだからもう少し自分にも気を遣え」


響が指を差す。

遠巻きのエンジニアたちが「助けてください……」と拝んでいるのが見えた。


——うわぁ……本当に切実そう……——


ひなたはバツが悪そうに視線を逸らし、リリィの方を向いた。

悪いと思うのなら、改善する姿を1mmでも見せてほしい。


「……リリィ。 例の『音響収束チップ』の試作品」


ひなたが作業台の引き出しから、小さな基板を取り出す。


「……まだ排熱が処理しきれない。 リリィの演算負荷に耐えられない」


「むぅ。 リリィの処理速度についてこれないとは、無能なチップですね」


リリィが頬を膨らませる。

しかし、その口調には遠慮がない分、親愛の情が透けて見えた。

年齢も近く、共に「人間より機械の方が楽」という性分。

2人の間には、独自の周波数で繋がった【陰キャ同盟】とも呼べる絆があるようだ。


「……アンタの要求スペックが高すぎるだけ」


「それを実現するのがマエストロの仕事でしょ」


「ぐうの音も出ない……善処する。 でも、物理的に限界」


行き詰まる2人の天才。

周りのエンジニアたちも「理論値は出てるんですけどねぇ……」と頭を抱えている。

そこへ、横から響が割り込んだ。


「なら、これを使え」


響が懐から一枚の図面と、怪しげなチューブを取り出す。


「……なにこれ」


「冷却効率を3倍にする配線図と、最高級のダイヤモンド放熱グリスだ。

 闇市で『第九大王(仮称)』の卵と交換してきた」


——あれ地鶏だったんかい——


美咲がジュシーな唐揚げに想いを馳せ、ひなたは図面を食い入るように見つめる。

その目が、驚愕に見開かれた。


「……! この構造、見たことない!

 常識外れだけど……でも理論は通ってる。 これなら排熱を循環できる!」


エンジニアたちも覗き込み、「すげぇ……こんなバイパスの発想があったのか!」とどよめく。


「さすが変態パパ。 貢ぎ物のセンスだけはいいですね」


リリィがニヤリと笑う。


「これは先行投資だ。 リリィのためなら安いもんよ。

 成功したら、リリィには最新のグラボ、ひなたには全自動洗浄機付きの作業台を買ってやる」


「「採用」」


2人の声が重なり、美咲は遠い目をした。


——めちゃくちゃパパ活してる——


チラリ。響が腕時計を確認してニヤついていた。

キモいなと思いながら、美咲はふと工房の入り口を振り返る。


そこにはまだ、厳つい装甲車が停車していた。

レティエに用事でもあるのだろうか。 轟はまだ運転席で、何かを待機している。


相変わらず厳つい顔の轟だが、響と話している間は何やら楽しげな様子だった。

早々な再会に、思わず顔が引き攣ったのは内緒だけど。


——あれ? というか、なんで轟さんが?——


それによくよく考えれば、車両にも違和感があった。

定期配給のレガなら、車体の色はグリーンのはず。

でもそこに止まっているのはオレンジ色。

救難専門の緊急部隊ポルタの車両だ。


——今日は災害なんて起きてないのに、なんで?——


美咲が首を傾げていると、響がパンと手を叩いて空気を変えた。


「——ついでに、こいつのメンテも頼む」


響が腰から『カーテンコール』を外し、作業台に置いた。

ひなたは無言で頷くと、慣れた手つきで銃を分解し始める。

カチャリ、カチャリと金属部品が外されていく。


そこで美咲は、ずっと気になっていた疑問を思い出した。


「そういえば、なんで単発式なんですか?

 もっと連射できる強い武器を持てばいいのに」


その場の空気が、スッと冷えた。

リリィの手が止まり、湊が視線を逸らす。

周りで作業していたエンジニアたちの手も、一瞬だけ止まったように見えた。

ひなたの手だけが、淡々と作業を続けている。

え、なんか地雷踏んだ? 第1話を思い出しちゃうんだけど。


「おいおい、ちゃんミサキ。 俺が武器なんて持ってるわけないでしょ?

 こいつは『防災グッズ』だよ」


響が静かに言った。


「シートベルトカッターみたいなもんさ」


「え……?」


「シートベルトは、人の命を守るためのもんだ。

 だが事故った時に、そのベルトが外れなくて逃げ遅れることがある」


響は分解された銃身を指先でなぞる。


「守るはずの力が暴走して、逆に人間を苦しめる枷になる。

 なら——スパッと切ってやらないとだろ?」


美咲は息を呑んだ。

かつて響が言っていた「死ぬには良い日だ」という言葉。

そして、彼が銃身に額を当てて祈っていた姿。


——あれは、これから断ち切る命への、せめてもの手向けだったのか——


「技術屋は因果な商売。 作ったものが誰を殺すか、選べない。

 前任は、自分が完璧に整備した武器で仲間が『処理』される現実を前に——

 銃口を咥えた」


ひなたがボソリと呟く。 手を止めることなく、布で部品を磨き上げながら。


「ッ……」


美咲は口元を押さえた。

重い。 あまりにも重い技術屋の業。

周りの若いエンジニアたちも、沈痛な面持ちで俯いている。

彼らもまた、その記憶を共有しているのだ。

鳩尾がキュっとしちゃう。


「それに……この調整自体が、命を削る」


ひなたが、作業台に散らばる微細なパーツを見つめる。


「対ノイズ武装や都市防衛用ダンパーの調整。

 ノイズの波長を耳で拾って、それを相殺する『音』を探す作業。

 暗がりの底にある音を聞き分ける……正気じゃできない」


美咲はこの日、初めて知った。

マエストロの精神汚染率が、予兆を感知する『カナリア』とほぼ同等だと言われていることを。

実行部隊よりも深く、長く『毒』に触れ続けなければならないからだ。


かつて誰かが遺した言葉。

深淵を覗く者は、深淵からも覗かれている。


だからこそ、前任者は壊れた。

そしてひなたもまた、その五線譜の上にいる。


——だから、お風呂にも入らず没頭してるのね……めちゃくちゃ迷惑だけど——


寝食を忘れるほど、なりふり構わず作業に没頭する。

それは深淵に引きずり込まれそうになる恐怖から、逃れるためなのかもしれない。

やっぱりめちゃくちゃ迷惑だけど。


「……リリィの音も、いつか誰かを壊すかもしれません」


リリィが膝を抱えて呟く。

彼女が普段、ブースに引きこもって外部との接触を避ける理由。

それは、自分の音を誰よりも恐れているからだ。


「リリィには、過去がありません」


リリィの淡々とした声が、工房の冷たい空気に溶ける。


「災害のショックで、記憶の全てが欠落しました。

 両親の顔も、育った家も、自分の苗字さえも。

 『リリアン』という名前も、ただ登録証に書かれていた記号に過ぎません」


記憶喪失。

自分が何者かも分からず、ただ災害の種だけを抱えて目覚めた恐怖。

対人恐怖症になるのも無理はない。


「俺が就任した頃のリリィなんて、拾ってきた野良猫以下だった。

 コクピットの隅っこで丸まって、近づく奴全員にシャーシャー威嚇して。

 飯だって、俺が置いて部屋を出ないと食べなかったしな」


響が懐かしむように苦笑する。


「……言わないでください。 黒歴史です」


リリィが膝に顔を埋める。

今の毒舌でふてぶてしい姿からは想像もつかないが、その耳は真っ赤だ。


「私も、似たようなもんよ」


湊がギターを抱きしめるようにして、静かに口を開いた。


「何もかも失って、空っぽになった私に残ったのは、この『力』だけだった」


湊の視線が、ひなたとリリィを優しく包む。


「過去がない子も、過去を失った子も、ここには『壊れたもの』しかいない。

 ……だから、寄せ集めでも『家族』をやってられるのかもね」


第九部隊。

そこは、行き場をなくした野良猫たちが、身を寄せ合って暖を取る場所。

響という、とびきり変わり者の飼い主の下で。

ただ元気になり過ぎてめちゃくちゃ凶暴だけど。


響はため息をつくと、オイルで汚れるのも構わずに、ひなたとリリィの頭をガシガシと撫でた。


「わぁっ!?」 「ちょ、コンダクター!」


「だから俺は、お前らに『世界を救う技術』を作らせてんだよ。

 過去なんて無くてもいい。 お前らの技術は、未来を作るためにあるんだ。

 だから胸張って生きろ」


「……ん」 「……善処します」


2人の天才は、少しだけ照れくさそうに俯いた。


彼がひなたに未来の技術を与え、リリィに最高の機材を与えるのは、単なる戦力強化ではない。

彼女たちの目が深淵ではなく、未来に向くようにするための、彼なりの生存戦略なのだ。


「アンタが作った技術で、どれだけ助かったと思ってるのよ」


湊がギターを抱え直して言う。


「アンタの調整が完璧だから、私たちは迷わず演奏できる。

 ……感謝してるわよ、バカ」


「……ん」


ぶっきらぼうな湊の言葉。 なぜお礼と罵倒がセットなのだろうか?

そして、そっけない態度で返事をするひなた。

2人ともその耳が、少しだけ赤い。


美咲は、油と煤にまみれたひなたの姿を改めて見つめた。

最初は、ただ作業に没頭しているだけだと思っていた。

けれど、今の話を聞いて腑に落ちた。


——この子は、自分の人生の『残り時間』を知っている——


どうせ長くは生きられない。

深淵に呑まれて壊れるか、前任者のように自ら命を絶つか。


そんな結末が見えているからこそ——

お洒落も、清潔さも、自分自身を愛することさえも放棄している。


どうせすぐ死ぬ消耗品。 だから綺麗にしても意味がない。

そんな捨て鉢な諦観が——あの異臭の正体。


響がひなたをパパ活と称して欲しいものを買い与え、口うるさく構う理由。


それは、彼女のその諦めが許せないからだ。

お前は道具じゃない。 消耗品でもない。

未来を夢見て。 美味しいものを食べて。

風呂に入って綺麗になるべき、人間の女の子なんだと。


そうやって、彼女をこちらの世界に繋ぎ止めようとしている。


——不器用すぎるでしょ、この種馬——


美咲の胸に、呆れと共に温かいものが込み上げた。

しんみりした空気が流れる工房。 美咲も少し感動しかけていた。


だが、響はそれを許さないと言わんばかりに、鼻を大きくつまんだ。


「——よし、やっぱ臭せぇわ! 無理! 限界!」


「え?」


「総員に告ぐ! 只今より『マエストロ洗浄作戦』を開始する!

 湊、リリィ、拘束しろ!」


「了解!」


湊が待ってましたとばかりに腕まくりをする。

そして、リリィも——


「リリィも友人として、この異臭は看過できません」


「えっ、裏切っ……ちょ、まっ、やめ……!」


リリィがあっさりとひなたの腕を掴み、取り押さえる。

友情よりも清潔感が勝った瞬間だった。 南無三。


周りのエンジニアたちも、「お願いします! 俺たちの鼻が死ぬ前に!」と喝采を送っている。

すごいね、四面楚歌じゃん。 どんだけ嫌がられてんのよ。


「ポルタ! 放水用意!」


響が入り口に向かって叫ぶ。


その声に、待機していた装甲車のハッチが開く。

太い放水ホースを構えた隊員たちが現れた。

その中心で指揮を執っているのは、あの強面の男——轟だ。


「まさか……! 彼らが残ってたのって、このためだったんですか!?」


工房の前に止まっていたオレンジ色の車両。

定期配給のレガではなく、緊急部隊のポルタが待機していた違和感。

全ては、この茶番のためだったのだ。


美咲は響の袖を引いて詰め寄った。


「緊急でもないのに私用で使うなんて、ヤバいですよ!

 轟さん、『メトロを崩す奴は56す』って言ってたじゃないですか!」


「安心しろ。 すでに買収済みだ」


響は胸を張って、ニヤリと笑った。


「トランポ用の『新型耐汚染コーティング』の開発。

 今回の作戦に協力すれば、最優先でレティエにねじ込むと伝えてある」


「えっ……!」


「あいつにとって、愛車の汚れは自分の汚れ以上に許せないからな。

 コーティング開発という餌をぶら下げれば、プライドなんざ安く売るさ」


——手段を選ばないな、コイツ——


美咲はドン引きした。

あの時、響が轟とボソボソ話していたのは、この密約のためだったのか。


技術屋には未来の知識と環境を。

運転手には愛車のメンテを。

相手が一番欲しがるものを的確に突きつけて、自分の手駒にする。


まさに『人たらしのクズ上司』だ。


轟がハンドサインを送る。

その目は「約束は守れよ」と響を睨みつけていた。


「よっしゃ、放水開始ィィィ!!」


「ひゃぁぁぁぁっ!?」


轟音と共に、高圧洗浄機の水が噴射される。

容赦ない水圧が、油まみれのひなたを直撃した。

しかも気持ち良い暖かさ。 乱暴なようで、配慮は完璧。 完璧かな?


「許せよひなた。 これも推しのため、ひいてはお前のためだ!!」


響が高笑いする。

湊とリリィに押さえ込まれたひなたは、逃げることもできず水の直撃を受けていた。


「ごばばばばばばばば」


「あの……思いっきり水飲んで白目向いてますが……」


美咲が青ざめて指摘するが、響はどこ吹く風だ。


「あぁいつものことだ。 気にするな。

 それにああいう鈍臭い感じも解釈一致で推せる!」


悪魔かよ。


その時、響の顔が酒を押し付けるカレンに。

そして溺れるひなたの顔が、潰れきった自分の顔に重なった。


——いやな夫婦だな、本当に!——


工房に響き渡るひなたの悲鳴(溺れる音)と、湊の「もっと! 耳の裏まで!」という鬼のような指示。

やはり家族とは似てくるものなのだろうか。 怖い。


『明日に笑うため、存分に今日を謳歌しようか』


かつての響の言葉。

美咲は降りかかる水飛沫を避けながら、思った。


技術も、覚悟も、根回しも、そしてお風呂も——

この人たちは全部が全力なんだと。


ぐったりと濡れ鼠になったひなたに、響がタオルを投げつける。


「……ほら、綺麗になったじゃねーか。

 諦めるのは勿体無いだろ。 せっかく可愛いんだからさ」


ひなたは何も言わず、タオルで顔を隠した。

けれど——その耳は、相変わらず少しだけ赤い。


響のどこか晴れやかな顔を見て、美咲は小さくため息をついた。


——やっぱりこの男は種馬だわ——

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