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ディストピア系アイドルゲームの指揮官に転生したので、クズを演じながら推し活することにした  作者: 西嶽 冬司
3章【盟約、あるいは縄張り争い】

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第25話【使者、あるいは仁義の行方】


七区から通信が届いてから、三日。

その間、第九基地は普段と変わらぬ日常を送っていた——ように見えた。


だが、美咲には分かる。


空気が、どこか張り詰めている。


談話室でポーカーに興じるメンバーの動きは、いつもより機敏だ。

廊下を歩く他の隊員たちの足音も、どこか緊張を含んでいる。


まるで、嵐の前の静けさ。

獣たちが、来訪者の気配を察知しているかのような——そんな空気だった。

毎度毎度、なぜアイドルに物騒な形容詞が付き纏うんだろうか。


「弥生さん、大丈夫ですか?」


美咲は、窓際に佇む弥生に声をかけた。

彼女はぼんやりと外を眺めていた。視線の先には、基地のゲート。

まだ誰も来ていない、閑散とした風景。その風景を、毎日弥生は見つめていた。


「ええ。 大丈夫よ」


振り返った弥生の顔には、いつも通りの穏やかな笑み。

だが、その目は笑っていない。

どこか過去を見つめているような、そんな翳りが滲んでいた。


「……従兄弟が来るかもしれないの」


「従兄弟?」


「ええ。『多々良 錬達』。 七区の技術者一族の、現当主」


弥生の声が、わずかに沈む。

美咲は、その言葉の意味を咀嚼した。

多々良。弥生の姓だ。


「ってことは——弥生さんって、七区のご出身なんですか?」


弥生が頷く。 穏やかな仕草の中に、どこか——諦めのような色が混じっていた。


「私の実家は、七区では少しは知られた技術者一族なの。

 元々は、製鉄技術で名を成した家系よ」


「へぇ……」


美咲は思わず感心した。 思ったほど地雷じゃなくて良かった。

弥生が元マエストロだったことは知っている。

『レティエ』の技術者として、優れた腕を持っていることも。

だが、その背景にそんな由緒ある一族の血があったとは。


「今は『音響兵装(ハーモニック・ギア)』の開発にも関わっているわ。

 腕っぷしも、技術力も、どっちも一級品——そういう気質の土地柄なの」


弥生の声に、わずかな誇りが滲んだ。

だがすぐにその光は消える。


「でも私は、その名前を捨てた」


弥生が窓の外に視線を戻す。 その横顔に、美咲は複雑な感情を見て取った。

故郷への郷愁。

捨てた実家への未練。


そして——何か、深い傷痕のようなもの。 あれ、これやっぱ良くないかも。


「まぁた美咲ちゃんが地雷踏み抜いてる」


背後から、気だるげな声が降りかかる。 東雲 カレンが壁に寄りかかっていた。

杖を壁に立てかけて腕を組み、呆れたような目でこちらを見ている。

なぜ杖の音が聞こえないのかしらねー?


「因みに私も九区出身じゃないよ」


「へっ!? めちゃくちゃ九区って感じなのに!?」


美咲は思わず目を見開いた。

こんなアナーキストが全国区で存在するの?

日本って実は、末法乱世のヒャッハー世紀末なのでは?


「……美咲ちゃん。 一応聞いておくけど、それってどういうつもりで言ってる?」


カレンの目が、すぅっと細くなった。

その視線に、美咲の背筋が凍る。 気分は雌ライオンに睨まれた草食動物だ。


「ひょえぇ……ご、ごめんなさいぃ……殺さないでぇ……」


「パシリ1号は学習能力ゼロだと、リリィは思います」


いつの間にか、リリィが廊下に現れていた。

ノートPCを小脇に抱え、無表情のまま美咲を見ている。


「同感ですね。バカなんですか?」


どこからともなく、真凜も姿を現した。

涼やかな笑みを浮かべているが、その目は完全に見下している。


——バカって言った人がバカなんですけどぉ!——


美咲は心の中で絶叫した。もちろん口には出さない。

出したら、物理的に消されそうな気がするので。

まぁ、口に出さなくてもバレてるんだけど。


「カレンはカレン。弥生さんは弥生さんだ。出身地は別にどうでもいい。

 それより、『推し』の身内が来るんだ。ご挨拶をしなければな」


響の声が、廊下に響いた。次から次へと災難ばかり降りかかる。厄日かしら?

振り返ると、彼は何かを抱えていた。

木箱だ。中身は——絶対にろくなものじゃない。


「それ、どう見ても菓子折りじゃないですよね!?」


美咲のツッコミを、響は軽やかに無視した。




***




その日の午後。 基地のゲートに、轟音と共に車両が到着した。


「……なんですか、あれ」


美咲は、目の前の光景に絶句した。

陸路を進んできたのは、普通の装甲車(トランポ)ではない。

車体には無数の溶接痕。 車体がやたらと低く、地面を擦りそうだ。

そして、あちこちに増設されたパーツがゴテゴテと突き出している。

フロントグリルには、牙のような金属板が取り付けられていた。

モヒカンが蔓延るヒャッハー世界から飛び出してきたような異形の車両。

やっぱり今の日本は、マッドでマックスな世紀末なのでは?


「七区の連中は、ああいうのが好きなんだよ」


響が、のんびりと解説した。


「技術屋集団だからな。自分たちでカスタムしないと気が済まないらしい」


「元の面影が1ミリもないんですけど……」


開いたハッチから降りてきたのは——任侠映画から飛び出してきたような集団。

作業着に刺青。

致命傷なのでは?というレベルの傷痕。

濃い色のでかいサングラス。

剃り上げた頭。

どう見てもカタギではない風体の集団が、ぞろぞろと基地に足を踏み入れてくる。

スパナを握るより、チャカかドスが似合いそうな人間だ。 本当に技術者なの?


その先頭に立つのは、長身の男。

鋭い目つきに、顎には無精髭。

作業着の袖から覗く腕には、精緻な刺青。

機械の歯車と、燃え盛る炎——多々良家の家紋だろうか。 非常に怖い。

ねぇ。 なんでウチの基地、ガラの悪い人しか来ないの?


男たちは、基地の入り口で足を止めた。

その視線が、ゲート前に整列した第九のメンバーを舐めるように見回す。


「ここが野犬どもの住処か」


先頭の男——多々良錬達が、低い声で言った。

その視線が、響を捉える。


「ほいでお前が、噂の『リュカオン』じゃの」


「えっ、俺ってば狼呼ばわりなの? あらやだ、カッコ良いじゃ〜ん」


響が軽く手を上げた。 いや、その道を極めてそうな人にフランクすぎない?

それはそれとして、錬達の発言に、美咲は些か違和感を覚えた。


「野犬なのに、リーダーは狼ってチグハグでは?」


思わず美咲が呟くと、響がいつも通りのニヤケ顔で振り返った。


「おいおいちゃんミサキ。狼を冠する野犬のこと知らんの?

 神話と動物の雑学は、オタクの教養だよ?」


「誠に残念ながら、私は一般人なので……」


美咲が小さくため息をつく。 誰でもオタク知識が豊富だと思わないでほしい。


そんなやりとりなど意に返さず、錬達が一歩を踏み出す。

その動きに合わせて、背後の男たちも動く。

まるで一つの生き物のように、統制の取れた動作。

第九が動物園の獣達なら、第七はさながらアリやハチだ。

ただし、どっちもとびっきり凶暴なヤツだけど。


「さて、技術交流の打診の前に、一つ確認したいことがある」


錬達の視線が、響の背後を見た。 そこには、第九のメンバーが並んでいる。

千紗、湊、リリィ、真凜、万里、高宮、そして——


錬達が真っ直ぐに弥生へと向かう。


美咲は、空気が変わるのを感じた。

七区の男たちが、わずかに身構える。 第九のメンバーも同様だ。

万里の巨体がゆらりと動き、弥生を庇うように立ちはだかった。

同時に、七区側からも大男が進み出る。 錬達の護衛だろう。

万里に勝るとも劣らない巨躯。そこだけ寸尺がなんか狂ってる気がする。

二人の視線が、空中で交錯。 無言のまま、火花が散っていた。


「……万里さん、私は大丈夫です」


弥生の、小さくとも芯のある声。

響が小さく頷く姿を、万里はチラリと目の端で確認していた。

少しの逡巡の後、万里が一歩下がり、弥生の前を開ける。

錬達が弥生の前に立った。 二人の視線が、正面から交わり合う。

すわ決闘でも始まりそうな雰囲気だ。美咲は、思わずごくりと生唾を飲み下した。


「久しぶりじゃの、弥生。 多々良の名を捨てた女め」


錬達の声は、低く、硬い。 口から鉄の塊でも吐き出してきそうだ。


「捨てたんじゃないわ。 新しい居場所を見つけただけよ、『錬兄さん』」


錬兄さん——その呼び方に、美咲は目を瞬かせた。

従兄弟というより、もっと近しい関係だったのだろうか。

響の眉がぴくりと動くのを、美咲は見逃さなかった。 おっと、胃が痛てぇ。


「……お前の尻を追っかけよった、あの小僧はどがぁしたんじゃ」


「……兄さんには関係ないわ」


弥生が、視線を逸らした。 その横顔に、一瞬だけ——痛みのような表情が過る。


彼女を見つめる錬達の目の色が変わる。

怒り。

失望。

そして——心配。


そんな、複雑な感情が渦巻いているようだった。


「……変わらんのぉ。 お前は昔っから、自分の殻に閉じこもりよる。

 それでよぉマエストロが務まったもんじゃ」


「それも、兄さんには関係ないわ」


小さくため息をつく錬達。

対する弥生の声は、冷たい。 だが、その指先が——わずかに震えた。


「さて、感動の再会はそのくらいにして」


響の声が割り込み、張り詰めた空気を切り裂いた。

相変わらず軽薄そうな笑みを貼り付けた顔だが、目がちっとも笑ってない。

さり気なく弥生の肩に置かれた彼の手に、少しだけ力が入っていた。


「まずは飯にでもしよう。話はそれからだ」


錬達が、眉をひそめた。


「舐めとんのか」


その声には、明らかな苛立ちが滲んでいる。


「わしらは遊びに来たんじゃないんぞ。技術交流の打診じゃ。さっさと本題に入れ」


「まあまあ、そう焦んなよ」


にこやかに笑っていた響の目が、一瞬だけ冷たく光る。


「ウチの流儀だ。お前らが皿を舐めるんだよ」


錬達の目が、鋭く響を射抜き、背後の七区の男たちが身構えた。

だが、響は動じない。にこやかな笑みを浮かべたまま、錬達を見つめ返している。

美咲は、その光景を息を詰めて見守っていた。

一触即発——そんな言葉が、脳裏を過る。今回、オタトークは無理そうだ。


「……ふん。面白ぇ野郎じゃのぉ、お前」


鼻を鳴らした錬達の口元が、わずかに緩む。


「ええじゃろう。お前の流儀に付き合うちゃる。ただし——」


錬達が、一歩前に出た。


「まずいもん食わせてきたら、承知せんぞ」


「心配すんな。ウチの料理長は、日本一だ」


ニヤリと笑った響の視線が、万里に向けられる。

無言のまま、小さく頷く万里の目には——静かな闘志が燃えていた。




***




「……例の部品の件、知っとるか?」


食堂へ向かう列の最後尾。

七区の男の一人が、隣の仲間にボソリと囁いた。


「ああ、ここにあるかもしれんのぉ」

「マジかいや。ほいじゃったら——」

「黙れ。聞かれたらまずいけぇ」


会話が、途切れる。

美咲は、わずかに眉をひそめた。


——例の部品——


何のこと? 七区は何を探している?


美咲は、そろりと後ろを振り返った。

その視線の先にはいたのは、リリィだ。

彼女は無表情のまま、ノートPCを操作している。

相変わらず、ヘッドホンからジャカジャカと音が漏れしていた。


「……後で報告します」


リリィは美咲と目を合わせずに小さく呟き、ノートPCを閉じた。

爆音の中、その耳は——周囲の音を、一言も漏らさず拾い上げていた。

どんな耳してんだよ、このロリ。


美咲は、前を歩く響の背中を見た。

報告すべきか——だが、今は七区の目がある。

下手に動けば、こちらの手の内を晒すことになるだろう。

もし七区のメンバーの中にノイズがいれば、勘付かれてしまうかもしれない。

美咲は、静かに一つ息を吐き、出来るだけ心を落ち着けた。


食堂の扉が、目の前に迫っていた。




***




食堂に足を踏み入れた瞬間、七区の男たちの足が止まった。


まず、香りが襲ってきた。


焼きたてのパンの、香ばしい小麦の匂い。

バターがじゅわりと溶けて、空気中に甘い芳香を漂わせている。

その下から、肉が焼ける音と共に、食欲を刺激する煙が立ち上っていた。

特有の、濃厚で力強い香り。 脂が炭に落ちて弾ける、あの音。


「なんじゃ……この匂いは……」


錬達が、思わず呟いていた。

そのウブな反応に、美咲は「分かる」と心の中で頷く。

彼女も最初にこの食堂に入った時、同じ反応をしたのだから。


テーブルの上には、料理が所狭しと並んでいた。


まず目を引くのは、色とりどりの野菜サラダ。

深緑のほうれん草、鮮やかな赤のトマト、淡い緑のレタス、黄色いパプリカ。

水滴がまだ残っており、採れたての新鮮さを物語る。

その上には、自家製のドレッシングがかけられていた。

オリーブオイルとレモンの爽やかな香りが、野菜の青臭さを引き立てている。


その隣には、分厚いステーキが鎮座していた。

表面はこんがりと焼き色がつき、切り口からは薄紅色の肉汁が滲み出ている。

厚さは優に三センチはあるだろう。 あの男、牛まで育て始めたのか。

バターとガーリックのソースがたっぷりとかけられ、パセリが散らされていた。

湯気と共に立ち上る香りは、まさに暴力的だ。 腹の虫が、否応なしに反応する。


クリームシチューは、白磁の深皿に盛られていた。

とろりとしたホワイトソースの中に、大ぶりの鶏肉とじゃがいも、にんじん、玉ねぎが優雅に踊っている。

表面には焦げ目のついたチーズがかけられ、その下からは湯気が立ち上っている。

匙を入れれば、とろりと糸を引くような濃厚さが伝わってきた。


籠に山盛りになった焼きたてのパン。

丸いロールパン、細長いバゲット、ほんのり甘いブリオッシュ。

どれも表面はパリッと焼き上がり、中はふわふわだろうと想像できる。

割れば、きっと湯気と共に小麦の甘い香りが広がるはずだ。


そして、万里の十八番——具材がこれでもかと詰まったサンドイッチ。

パンの間からは、分厚いハム、とろけるチーズ、シャキシャキのレタス、真っ赤なトマトが覗いている。 まるで宝石箱のよう、カラフルで美しい断面。

マスタードとマヨネーズが絶妙に絡み合い、見ているだけで涎が出る。


まさに胃袋を直接ぶん殴ってくる、食のデンプシーロール。

匂いだけで呼吸困難になりそうだ。


「第九地区の食糧事情は、こがぁに良えんか……?」


七区の男が、呆然と呟いた。

辺境である第九地区は、中央から見捨てられた土地だ。

食糧事情が良いはずがない——そう思っていたのだろう。


「とりあえず、食え。 冷めたら万里が泣くぞ」


万里が、無言で睨んだ。 泣くわけがないだろう、という目だ。

その目を見た私が泣きそうだが? 早くあっち向いてくだしあ。


「……いただこう」


錬達が、椅子に座った。 他の七区の男たちも、続いて席に着く。


美咲は、その様子を見守りながら——ふと、弥生の横顔を見た。

弥生は、テーブルから少し離れた場所に立っていた。


美咲が声をかけようとした時。


「美咲さん」


弥生が、静かに言った。


「私のことは、気にしないで。 今は彼らをもてなすことに集中しましょう」


その声は穏やかだったが、その目は——まだ、どこか遠くを見つめている。


食堂に、食器の音が響き始め、男たちが恐る恐る料理を口に運ぶ。


錬達が、まずサラダを口にした。

シャクッと小気味よい音が響く。

その瞬間、錬達の目がわずかに見開かれるのを、美咲は見逃さなかった。


次に、ステーキにナイフを入れる。

刃がすっと沈み込むのが、見ているだけで分かった。


「……なん、じゃと……」


錬達の動きが、止まった。

その表情に、美咲は思わず笑みを浮かべそうになる。

この反応、よく分かる。 私も最初はそうだった。

まぁトマトの毒味だったけど。


「……美味ぇ」


最初に声を上げたのは、錬達の部下だった。

シチューを口にした男の目から、涙がこぼれている。


「なんじゃこれ……野菜がこがぁに甘いんか……」

「肉も柔らかい……噛まんでも溶けよる……」

「パンがふわふわじゃ……美味ぇぞ……」


次々と、感嘆の声が上がった。

任侠映画から飛び出してきたような強面の男たちが、涙を流しながら料理を貪る。

その光景を眺めながら、美咲は堪らなくなって自分もステーキを口に運んだ。

噛むほどに肉汁が弾け、牛肉の旨味が溢れ出す。

表面の香ばしさと、中の柔らかさ。その対比が、舌の上で踊っている。

ガーリックバターのコクが、肉の味を何倍にも引き立てていた。


万里のサンドイッチに手を伸ばした男が、一口齧った瞬間に動きを止めた。

パンの柔らかさ、ハムの塩気、チーズのコク、野菜のシャキシャキ感。

それらが一体となって口の中でハーモニーを奏でているのだろう。

美咲には、男の表情を見ただけでそれが分かった。


「……こがぁなサンドイッチ、食ったことないわい……」


男の声が、震えていた。


「……認めちゃる。飯は一級品じゃ」


フォークを置いた錬達の声には、先ほどまでの棘がない。


「じゃが、これで懐柔されると思うなや。わしらは——」


「分かってるよ」


響が、穏やかに遮った。


「飯を食ったら、本題に入ろう。

 お前たちが何を求め——俺たちが何を提供できるか。腹を割って話そうじゃん」


錬達が、響を見つめる。

美咲には、その目にかすかな興味の色が浮かんでいるように見えた。


「……面白ぇ野郎じゃのぉ、ほんまに」


錬達が、小さく笑った。


「ええじゃろう。お前の土俵で勝負しちゃる」


敵対から、交渉へ。

七区と第九——二つの辺境が、初めて同じテーブルに着こうとしていた。

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