#4
第4話感想もらえると嬉しいです。
ギルドマスターの部屋で俺は神の武器神器を生み出すという力のことを話した。
「なるほど、君が大怪我をして帰ってくるのは君自身が弱かったからという訳ではなかったのか。」
「いや、実際自分の実力はほんとに底辺ですよ。この力がなければスライムを倒せるかどうかも危ういレベルです。とはいえ回避能力だけ見れば1級品ですけどね。」
本来この力のことは誰にも話すことは出来なかった。
これで俺の力のことを知っている人間は、ヒナタと、ギルドマスターの2人になった。
「ところでカナタくん、君の力で生み出した神器は使ったあとどうなるんだ……?」
「……使用後は……俺が反動でもがいているうちに消滅してしまってます。」
「……そうか。わかった。だが、その力はなるべく使わないように君自身が強くならなくてはな、そうでなければいつか君の体は反動に耐えきれなくなってしまうぞ。」
「心得ています。それでは、サポーターを待たせているので。」
そして俺は、ギルドマスターの部屋を後にした。
ギルドの酒場で、ヒナタが待っていた。
「カナタさん遅いです。何をしていたんですか?」
かなりの時間待たせてしまった、ヒナタは頬を膨らませていた。
「すまない、少しギルドマスターと話をしていてな。」
「ギルドマスターと?何やらかしたんですか……カナタさん。」
何故俺が何かをやらかした前提なのかは疑問だが、まぁそれは置いておこう。
「またせたお詫びに、買い物にでも行こうか。」
そういうと、ヒナタは目をキラキラさせ頷いた。
「カナタさんって結構優しいですよね。にしし」
「結構は余計だがな。」
「じゃあ、カナタさんとのデートに出発しましょう!!」
デート……なのだろうか?
まぁヒナタが楽しそうにしているのだから良しとするか……。
「…………。」
この時カナタは背後に近づく影に気が付くことは無かった。
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