1-0 プロローグ
新しい連載始めました、花未知莉乃です。
今回の作者名は「新鮮いちご」でやっていきます。
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───今日はクリスマスイブ。子供達が1年で最も楽しみにしている日。
子供達が寝静まり、異世界人がプレゼントを配り始める。
そう、この世界の子供たちが言う「サンタ」とは、異世界人だ。
異世界の「宅急便」の仕事に就いている者は、この世界の「クリスマス」にだけ、こちらの世界に入る事が許されている。そして、子供達が起きるまでにプレゼントを配るのだ。
転移石を使い、一軒一軒まわっていき、欲しい物を見る為に「確認」スキルを使う。
宅急便の仕事に就くには、「確認」スキルを持っていないと仕事に就くことは出来ない。
「確認」が有るからこそ、間違った物を置く事がないのだ。
「ん?今年は変わった子がいるな。あれっ、メモによると毎年「願いの叶う薬」を頼んでいるのか…しょうがない。今年が最後みたいだ…これを置いていこう」
│異世界人からプレゼントを貰えるのは、サンタを心から信じている人のみ。
そう、決まっている。
「よし、これでいいな…じゃあ次に行こう」
そう│異世界人が言って、置いたものは───願いの叶う薬だ。
この子供の名は──│三谷晴。
5年間ずっと「願いの叶う薬」を求めていた子供。
毎年違うものを置いていたが───今年だけは、これを置いていく事にした。
午前5時48分。│異世界人達は、プレゼントを配り終わった。
「んー…えっと、今は6時2分か……あっ、プレゼント!今年こそ願いの叶う薬来てるかな…」
少女は、ガサゴソと音を立てながら包み紙を剥がし、出てきたものを見て呆然としている。
「こ、こ、これは……夢に見た願いの叶う薬…!」
3本、入っている。
「3本…ってことは3個願いが叶えられる…んだよね」
「ま、まずは…(ゴクッ)この世界を剣と魔法の世界に…」
ビンのラベルがキラッと光り消滅する。
「次は…(ゴクッ)美少女になる…!」
ビンのラベルがキラッと光り消滅する。
「最後は…この世界で1番魔法が上手い人になる…!」
ビンのラベルがキラッと光り消滅する。
「お願い、かなったかな…?」
────叶ったよ。
そう聞こえた瞬間──ハルの目の前に、リスが現れた。
「り、り、リス…?!あっ、これって使い魔ってやつ…?!」
「そうだヨ!」
「じゃ、喋った…!…じゃあ願いかなったんだ…っ!」
ハルはキラキラと目を輝かせる。
「ア、この本、魔導書。読んデ、魔法覚えテ!貴方なら、スグ、使えるよう、なル!」
「そうなの?!読むっ…あ、あなたの名前は…」
「アタシ、ルキ!貴方の、使い魔!だヨ!」
「…ほんと?!わ、私はハル。三谷晴」
「そうなんダ!あ、魔法早く!覚えテ!」
「うんっ」
ハルは早速魔導書を開き、読み出す。
そして、7時39分───全ての魔導書を読み終えた。
「読むの、早イネ!上等ダ!」
「あ、早くご飯食べなきゃ…」
ハルはご飯を食べて、着替えた。
「あっ!そうだせっかくだから…テレポート」
『ヒュン』
風が吹き、ハルの周りが光る。そして…目を開けると、学校にいた。
「わぁ、すごいっ…あっ、ルキ!ここ学校って言うんだよ!知ってる?」
「知ってル!アタシ、この世界のこと全部知ってル!」
「すごい…っ!あ、こっち来てよ」
そうして、2人(1人と1匹)は、ハルの教室、6年4組に向かった。
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流れ星にお願いしたらいつの間にか…の作品と聖女フルーティア…のお話はこの連載をやる為生贄になってもらいます。もちろん、評価次第で続けるかも考えますので、もっと読みたいと思ったら、評価して頂けるとありがたいです。もし、評価をもうしていて、出来ないならば、コメントで教えて頂けるとありがたいです…!
それでは、次のお話で会いましょう!