表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

なろうラジオ大賞用 超短編集

オタクな私のやっと決まった就職先は異世界で、また学園生活をおくることになってしまいました。SS版

作者: 風柳

私、霧島(きりしま)陽花(ひはな)は至極一般的な家庭に生まれ、至極一般的な生活を送ってきた。

容姿は世間一般でいう、いわゆる地味子ちゃん。

でも背丈は普通の女子よりちょこっと(?)高くて胸は並以下なので、恰好次第では男の子に勘違いされることもしばしば。

そして学校の成績は中の下。

あまり頭はよくありませんよ、ええ。

加えてオタク趣味なんてものまで持っている。

正直いってキモオタって後指さされてもしょうがないと思う。


そんな私だから大学に進学するつもりはさらさらなくて、女子高のみんなが必至の思いで受験勉強してるのを横目に、就職活動をしまくって何社も受けたのだけれど、落ちまくった。

それはもう数えきれないくらいに落ちまくった。

書類選考はうまくいくのだけど、面接になると途端にNG食らいまくった。

結構オタク入ってる性格だからか初見の人からは内向的な性格に見られがちな私は、面接官の方々からあまりよく見られなかったらしい。

リアルな男の人ってちょっと苦手だしね、私……。

面接官の男性が二次元に出てくるような男性だったらどうかと言われると、それはそれで困ってしまいそうだけれども。


そんな訳で私のパソコンのメールボックスの中身は数えきれない程のお祈りメールが山の様に積み重なっていた。

けれど奇特な会社もあったもので、こんな私を採用してくれた会社もあったのだ。

一社だけだけどね!!


そして四月一日、初出社の日。

髪型はオッケー。

パンツスーツもバッチリ着こなしている、ハズ。

これならオタクぽくもないよね。

どこからどうみても社会人ぽいよね、うん。

ただ、やっぱり胸が薄すぎてぱっと見、髪の毛がちょっと長い男の子ぽく見えるのが問題かなぁ。

けれど、今日から私はれっきとした社会人、OL1年生だ。

と意気込んで出社したのも束の間、上司の人に黒塗りの車に乗せられてあれよあれよという間によく分からない場所に連れてこられていた。



「キミの職場、異世界だから」


「い、異世界……ですか」



異世界ってラノベとかアニメでよくあるあれですか。

アハハハ……、そんな馬鹿な。

だって私がよく知っている異世界といえば西洋風のどこか牧歌的なイメージの世界なんだけど。

今いるこの場所はどちらかというとSFファンタジーにでてきそうな未来都市というか。

そんな場所なんですけれど。


これから私どうなっちゃうの?

私を待ち受けるドタバタな日々は、また別の話で。

ご感想頂けたら嬉しいです。

もし面白そうと思われたら、

『オタクな私のやっと決まった就職先は異世界で、また学園生活をおくることになってしまいました。』

完結版・全121話もよろしければ、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ