大城崎千里
彼女の名前は大城崎千里、この学校、だけでなく隣の学校、そのまた隣の学校、
まあとにかくこの街中の学生たちのマドンナといっても、過言ではないくらいの美少女だ。
美少女といったがそれは年齢が少女なだけで、
私服で街を歩いていれば成人した美女にしか見えないだろう。
母方の祖父がイギリス人だったらしく、
髪と瞳はやや茶色がかっていて、鼻筋が通っているし肌もかなり白い。
背は平均的な男子学生と大して変わらないくらいあって、
体つきはスレンダー体型とグラマー体型の中間くらい、
髪は肩より下、背中よりは上くらいまで伸ばしていて、
その艶のある髪と、張りのある豊かな胸と尻を揺らしながら歩くと、その美しさがより倍増する。
運動神経はかなり良くて所属しているバスケ部では活躍し放題らしい。
だが勉強になるとやや苦手のようであるが、
何もかも完璧であられるより親近感が沸いて余計に魅力的に見える。
毎日毎日単調な学校生活のなかに刺激を与えてくれる大切な存在だ。
話しかけたくても近寄ることも出来ず遠くから眺めるだけの男子、
異性愛者であるにも関わらず虜になってしまう女子、
男女、老若男女問わず誰もが認める美少女、大城崎千里。
そんな彼女と俺は、血が繋がっている。
その事を知っているのはこの学校の中で、俺と彼女の2人だけだ。