紫電ノ箱庭 [Thunder Bird]
黒く暗い 広い海原
朱く暗い 焼けた臭い 求め往く安息の地
渡り歩く 長い旅路
碧く暗い 広い大地 辿り着いた安息の地
求められた燃料 求められた少女達
求められた安息 使われた少女達
―――例えそれが束の間の安息だとしても...
碧く光る紫電の様に 一瞬の命を示すが如く
朱く燃える焔は滑り やがて全てを焼き尽くす
嗚呼...残された少女は独り...
青く若い 幼い少女
茜く甘い 恋の香り 年上の世話係
求められた無関係 破られた契約
求められた関係 拒まれた掌
―――例えそれが優しさの片鱗で在ろうとも...
強く甘く溶かして欲しい 身も心も魂さえも
朱く碧く走る閃光 やがて全てを焼き尽くす
嗚呼...残された少女は独り...
求める事=失う事 癒す事=傷付く事
信じる事=騙す事 羽搏く事=縛られる事
生きる事=...
―――例えそれが地獄と変わらずとも...死を選ぶ事は赦されない
長く深い雨の様に 空は深く光遠く
強い風が荒れる様に 心は酷く掻き乱され
広く高い空の様に 自由はいつも傍に在って
なのにいつも雲の様に 此の手には掴めない
嗚呼...今日も空を掴む...
此の翼は誰の物? 世界? 自分? それ以外?
此の命は誰の物? 世界? 自分? それ以外?
此の翼は何の為? 羽搏く広さは此処には無い
此の世界は何の為? 鳥籠みたいな檻の中
貴方はもう応えてはくれない...
(to be continued...?)
自分がボカロPになることがあったら必ずこの詩に曲を書きたいと思いました。それこそが自分の使命であり生きている意味なのだと、そんなふうに思いました。若気の至りと言われればまぁその通りなのですが、未だにその気持ちを捨てきれないので今しばらくはがんばります。




