紫電ノ箱庭<Thunder Bird>

トアル手記 [A Note]

(一冊の手記　零れ落ちた紙片 書きかけの頁...)

　今日も祈りを忘れない

　紫千様は我々を見守ってくれている

　友人の2番目の子が死んだらしい

　憎らしき　defecter　悪しき獣(けだもの)め

　神よ　不幸な魂を見送って欲しい

　praying...

　またも友人家族が襲われたらしい

　憎らしき　defecter　悪しき獣め

　残された一人息子よ　共に祈ろう

　praying...

　(裏、異なる筆跡...)

　―――今は亡き義父よ

　オレはもう神に祈る事はないだろう

　『紫千は神なんかじゃない』

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世界観を語るための視点変更ですが、途中から別の視点が乱入してくる演出はお気に入り。