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 最後の一人は、容姿で言えばしきさんとムミュールを足して二で割ったような感じだった。というと語弊があるが、印象としてはそうだった。たぶん、髪型のせいが大きいだろう。

 背中の中心を少し越えるくらいまで伸びた髪の毛を、くるくるとパーマにしている。それで居て、つっけんどんな態度を見せてくるのだから、高圧的と見えたしきさんと、自分を創りこんでいて他を寄せ付けないムミュールが、ない交ぜになって重なる。

 僅かな距離であるが、往復を繰り返した御子野瀬さんは身体にも疲労が蓄積してきているらしく、今度は大仰に溜息を吐いた。四十代になるとこんなにも簡単に疲弊してしまうのかしらと考えると、将来が怖い。

「始めて良い? 始めて良い?」

 終わりを間近に控え、御子野瀬さんはなおざりだった。

「かまわなくってよ」

 長い髪を後ろへ掻き揚げながら、その子は言った。

 ああ、また、最後に強烈そうなのが着たぞーい。

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