#26 旅の出会いは珠――まって、限度はある
――login.
『――なるほど。それはまた奇天烈なルートで辿り着いたわねぇ』
「私もまさか新マップだとは思いませんでした」
『まさかあの後そのまま新マップを見つけてるとは予想外だったわ。思わずアナウンス三度見したわよ』
ウィンドウから聞こえるのは、多分に呆れを含ませた声だ。
当然相手はストゥーメリアさんである。バージョンの上がった長方形のフレームには苦笑いする彼女と……あと小脇に抱えられた鳥球が映っていた。うん、久しぶりな気がするけど無事でよかったよ。
どこか虚ろな目をしている気がする鳥球を意識の外に追いやり、話を続ける。
「今、そちらはどのような状況なのですか?」
『こっちはまだ準備段階よ。どうも河を渡るのに専用の船が必要みたいだから、その素材回収中ってところね』
NPCによれば船を使って河を渡る――のではなく。なんとあの水の引きに船を乗せることができれば、波乗り逆バージョンであっという間に近くまで行けるのだそうだ。何人かリアルでサーファーやら漁師やらがいるので、その人たちの操舵能力を使っていくつもりらしい。いやだから何ゲーだコレ。
しかしその船の素材が中々厄介なMobのドロップ品らしく、若干難航しているとのこと。Mob自体はさして強くないのだが、いるのはあの森の中な上に異様なほど頑丈なので長期戦になり、そのせいで他のMobをおびき寄せてしまうのだとか。無論、それはあの森の中では命とりである。
『既に2桁の犠牲者が出ているけど、トッププレイヤーが参戦してくれているから一隻目はもうすぐかしら』
「まだ私が発見して一日経ってないのですが、色々早すぎでしょう」
『廃人連中が気合入っているし、そんなものよ。途中で兎様に釣られるのはいるけども』
何人か、兎様を避けて森を越えるはずがあえて特攻するのがいるそうで。
うん、分かる。その気持ちはすごく分かる。
「現状の予測としては?」
『一隻目が出来たら直ぐ……と言いたいけれど、そう甘くはなさそうねぇ』
まず船が出来ても、目標の河があるのは強Mobがひしめく森の奥。
更に船をうまく水の引きに乗せられたとしても、間違いなく途中で障害物が多数あるだろうと予測されている。
『障害物程度で済めばいいけど』
「それフラグですやん」
それはそうと。
私はストゥーメリアさんと会話しながら、廃都のまだ見て回れていなかった箇所を見て回っていた。時折ウィンドウに周囲の光景を映しつつ、ふらふらと歩き回る。
この辺りは工業系の区画みたいだな。工場というより工場のようで、職人がトンカチを振るっていそうな建物が多い。前の区画は一般の居住区で、あっちに見えているのは行政関係だ。
『なんだかケーキを六等分したような区割りになっているわねぇ』
「大雑把には商業、工業、一般居住、農業、行政、高級居住で一周だと思うのですが、実際にはもっと細かく分かれていそうです」
上から見た限りでは次が農業、畑や牧畜地帯が広がっていたはずだ。と言ってもそこだけ建物の数が少なく、この辺りでは珍しい緑色が広がっていたので勝手に農業と当たりを付けただけなんだけど。
気になる所があるとすれば、正門とは正反対の位置にある場所だ。
ここに来た時に鐘の音が鳴っていたが、おそらくはその音源。今いる位置からなら少しそこが見えていて、断崖絶壁に囲まれた街の一番奥らしきそこは他よりも一際濃い色をした水晶が生えていた。
「定番では教会とかだと思ったのですけど、そも建物らしき影は見えてないのですよね」
『むしろこんな遺跡系は外に宗教関係の場所があること多いわよ? 祭壇とか儀式場とか。後は、伝説の剣とか刺さってそうな勢いな台座とか』
「ユニークアイテムですか。……狂人氏か開発かは分かりませんが、そんな単純なのを用意していると思います?」
目を逸らされると途端に不安になりますな。よーし、ちょっと警戒して行ってみようか。
ただその前に、通り過ぎる区画の実況は続けるけどね。
今、ストゥーメリアさんは私と話しながら掲示板に情報を書き込んでいて、その板は結構盛り上がっている。本当は私自身が書き込んだ方が良いのかもしれないけど……無名である私がソロで発見したことに対して、なにやら妬んだりチートだと疑ったりと面倒なのが多いらしい。新マップ発見するチートってなんだよ。
そこで中々に知名度がありトッププレイヤーとも親交のあるストゥーメリアさんが代理で情報公開をしてくれているのだ。彼女が所属するギルド:アンティキティラは探索方面ではかなり名の知れたギルドだと知った今日この頃。
ストゥーメリアさんとそのギルドは新マップの情報を公開して更に有名になることができ、私は新マップ解放に伴う面倒事を回避できるという形だ。
さて、次の区画であるここは――
「農業系だと思われる地区に来ましたが……牧畜っぽいところに何もいないのはいいとして、畑には結構作物が生ってますね」
街中とは違い、この区域は土の地面だった。あの道路を清掃する水はここにも流れているのか土は乾いていない。
そしてその土からは真っ黄色のサッカーボール級トマトやら赤い光沢を放つカボチャやらが無造作に、それも生い茂る勢いで生えている。作物の見た目はどうかと思うが、都市自体がトンデモ空間なので逆に普通に見えるという不思議。
トリアートがふんふんと匂いを確かめ、姫翠が両手で持って――お、一口いった。
うまい?
うん、その微妙な顔で大体わかったわ。
『つまらないわねぇ。こんなときは食人植物とかがテンション高めで踊り狂ってるところでしょうに』
「それ被害被るの自分なので勘弁してください」
人も動物も見当たらない場所で食人植物が生息できるとは思えないので大丈夫だと思うけど。……このゲームだしなあ。
気を付けるに越したことは無いけど、しかし一応少量採取していく。なにしろGMから"野外調理セット"を貰っていたので、せっかくだから何かに使いたかったのだ。生で食べて美味しくなくとも火を通せば分からない。さて、他に何か料理に使えそうなのはないかな? 危険物以外で。
畑は生命力が強い種だけが残ったのか、場所は広くとも種類はあまり豊富ではない。それに長い年月で野生に近づいたのか、あまり味はどれも期待できそうになかった。……中には引っこ抜くと叫びだしそうなのも顔をのぞかせてるしねえ。
つまらないことで死ぬつもりは無いので、突っつこうとしている姫翠を回収してその場を離れる。
その区画を半分ほど過ぎた所で、ふと足を止めた。
「……あれ?」
『どうかし――あら?』
ストゥーメリアさんと会話をしているウィンドウの右下に、呼び出し音と共にメッセージが表示された。また何かしらのシステムアナウンスかと思ったけど、読むと全く違う内容だ。
少し前に見たことがあるその文字は、
『フレンド:七色夢見 よりフレンド通信が入っています。応答しますか? Y/N』
ようやく復活したようだ。やらかしたのは私なので多々不安はあるが、嫌われていることはないと思いたい。
それよりも今はストゥーメリアさんと話し中だが、どうもこのフレンド通信は複数人の同時会話が可能なようだ。どうしようかと顔を上げた所で――気が付いた。
ウィンドウに映るストゥーメリアさんの、その凄く苦虫を噛み潰したような表情に。……え、実は地雷だったのかコレ。
「……もしかして、お知り合いですか?」
『……ええ、残念ながらねぇ』
残念ってなんぞ。
うわぁ、今度は別の意味で凄く不安になってきたぞー?
「……出ても大丈夫ですか?」
『向こうにもワタシと通話中のメッセージは出ている筈だから、むしろ出ないと厄介になると思うわ』
通常の、音声のみのフレンド通信でも複数人会話は可能で、相手が通話中なら誰と会話しているかが表示されるとのことだ。
そんな間にも呼び出し音は鳴り続けていて、さっきより低音になっていると思うのは気のせいだと思いたい。もういっそ夢だと思いたくなってきた。一息入れ、あまり待たせる方が危険なので意を決して"Yes"を押下する。そしてもう一枚ウィンドウが表示され、そこに夢見さんの姿が映し出されて、
『カナタちゃぁぁぁぁぁぁぁん!』
「――――!?」
その場でひっくり返る羽目になった。
いきなりの大音量で、防ぐ暇もなかった。ストゥーメリアさんはしっかり耳を塞いでいる辺り、ちゃっかりしているなこの人も。
ちなみに一番の被害者は丁度ウィンドウのすぐ傍を飛んでいた姫翠だ。ふらふらと高度が下がっていき、地面――ではなくトリアートの背中にぼてっと落ちる。ナイスキャッチ。
一体何事、とウィンドウを見ると、やたら慌てた夢見さんがウィンドウを鷲掴みしながら言葉をブン投げてきていた。
『カナタちゃん大丈夫!? なんか知り合ってほしくないベストテン入りしてるアレの名前が見えたけど、アレな事とかされてない!?』
『……いきなり酷い言い草ねぇ』
『はっ!? 出たな泥棒猫!』
『泥棒猫って貴女……』
やはり二人は直接面識があるようだ。夢見さんがテンパりながら噛み付き、それに対してやれやれという感じで返すストゥーメリアさん。ウィンドウ同士で言い争っているとか、ちょっと冷静になってみると凄い光景である。
農業区画を過ぎれば今度は図書館や講堂らしき建物がある行政区画だ。あまり施設数は多くないので区画事態もそんなに広くない。それにどこも鍵が掛かっていて入れないので、目指すは最奥の場所である。
『なんでカナタちゃんとフレンドになってるのー!』
『ワタシやその子が誰とフレンドになろうとも関係ないでしょう。貴女こそどうやって知り合ったのよ。まさかまたナンパ?』
『またも何もナンパした覚えはないよ!?』
『……後ろで遠い目をしてるサブマスがいるわよ』
『あっれ私の味方はどこ?』
……なんだろう、この必死に威嚇する子犬を大人の余裕で眺める猫な構図は。ほんわかすると言うか、眺めているだけで非常に和む。
いや、これは知り合いと言うよりは、
「実は先輩後輩の関係ですか? もしくはご家族とか」
『なんで!?』
『……皆同じこと言うのよねぇ』
いやそのじゃれ合い具合が何とも"喧嘩するほど仲が良い"とか"昔からの喧嘩友達"の典型的な例にしか見えないのでリアルでも知り合いかと。後ろで映っている人達がうんうんと頷いているが、やはり共通認識なのか。
何はともあれ、ここで夢見さんを放置すると拗ねそうなのでもう一度説明する。
簡潔にまとめるとこうだ。
「もふもふしてたらこうなってました」
『なんでやねん』
夢見さんからツッコミを頂いたところで、周囲の探索を再開する。
……お、あれはもしかして学校かな? グラウンドもあるし、姿形もそれっぽい。ほんと等身大の街だと色々あるなあ。夢見さんに状況説明をしながらも歩いてはいるけど、やはり人がいない街は違和感が凄い。怖いとか寂しいとかではなく、水晶の街なんてファンタジックな事もあって現実感がまるでない。
これはぜひ他の人にも体験してほしい感覚だけど、それは先着だな。
「ストゥーメリアさんの状況は分かったのですが、夢見さんはどうなんですか?」
『え、私?』
「はい。夢見さんのところのギルドもこっちに来るのかなと思いまして」
『う』
掲示板を見る限りでは、プレイヤーの動きはこちらの廃都を目指すか、もしくはまだ攻略されていない厨二城もとい夕闇城にいるかの二択だ。夕闇城は元々途中で放り出すのもなんだし、と攻略を続けているのが大半。こちらは生産の新素材を求める生産職やそれに雇われた戦闘職、もしくはストゥーメリアさんのような新しい物好きだ。
夢見さんは最初に会ったのは最初の街だったのでこちらを目指しているのかな、と思ったのだけど。
『ごめん、私達は"首都"を拠点に夕闇城を攻略中かな。正直、今は森に行ってもメリットが全くないし』
「そちらでしたか。まあ死に戻り確率が激高ですし、無理して来る必要はないでしょうから」
『来ても役に立たないから来なくていいわよ。そっちでボスに無様に負けていなさいな』
『やかましい。廃都に行って人が減った分、リソースが増えたから今がチャンスなんですー』
ただ、と言葉を続けようとして、夢見さんの言葉がぴたりと止まった。何度も視線が私と遠くを行ったり来たりして、かなり不自然な行動にストゥーメリアさんも怪訝な顔をしている。
もしかしてあの風呂でのことを気にしているのか、と思ったけどどうにも違うように思える。……なんかやらかしたっけ?
うーん、と首を捻るも心当たりはない。
と、そうこうしているうちに気が付けば目的地はすぐそこだった。幾つもの建物を通り過ぎ、見えたのは水晶に囲まれた広場だ。意外と近かったことに驚いたが、どうやらその広場自体がかなり広そうで、特に建物などの人工物は見えていない。
私の希望としてはあの塔に行くまでの道があればいいのだけど、やっぱりこれで剣とか刺さってても面白いよなーとか思いつつ夢見さんの言葉を待ちつつ歩を進める。
妙な沈黙が漂う中、ぽつりと小さな声で夢見さんが口を開いた。
『……ねえカナタちゃん、一つ聞いてもいい?』
「? なんでしょう」
『あまり真面目に聞かなくていいわよ。天然だから』
『天然関係なくない!? いやそうじゃなくて、ええい、泥棒猫は黙ってて!』
ストゥーメリアさん、過去に何やったんだろうか。傍から聞けば男女関係のように聞こえるけど、夢見さんの後ろで傘華さんが腹抱えて爆笑してるから違うだろう。これも夢見さんの天然なんだろうなぁ……。
それは兎も角、さて何を聞かれるのだろうと身構えていると、それは予想の斜め上の質問だった。
『カナタちゃんって双子の姉妹とかいたりする?』
「……双子? いえ、いませんけど」
『そうだよねー……』
そう言ったきり、何かを考え込んでしまった。
関係が少しアレな姉と弟はいますけど、とは言えない。なんだろう。なーんか嫌な予感がする。
ちょっと現実逃避の為に辿り着いた広場を見渡す。行政区画だし、ゲームだし、伝説の剣がなければ廃都から人がいなくなったヒントでもあるかなあと想像していたものの、見事なまでに何もない。地面は農業区画と同じく土の地面だが、地面から大小様々な大きさの水晶が地面より突き出し乱立していているので、わりと物騒である。
公園、とも違うか。かなりの広さを持った場所の筈なのに、目の前の断崖絶壁――街を包んでいる壁や周囲の水晶のせいか息苦しさを感じるほどだ。ここは人の為の憩いの場ではないと直感が告げている。
「水晶は言うに及ばず、ここまでの"壁"はリアルでもそう見れるものじゃなさそうですね」
『グレートキャニオンとかあるけれど、地下でここまでの広さを持った場所はないと思うわねぇ』
街外れの、静かな場所。
……あれ? なんだか喉元まで出かかっているのだけど。確かに街の機能として足りないものがある筈で、でもどこかそれが絶対ではないので決定的に思い浮かばない。
何だろうなーと首を傾げていると、足元で動きがあった。
『……???』
「姫翠?」
『あら、どうしたの?』
『あ、その子に名前付けたんだ』
トリアートの上に座っていた姫翠が何かに気が付いたらしく、ふわりと飛ぶと私の肩の位置まで上がって来た。しかし視線はずっと遠くの方を見ている。
それにウィンドウの向こうの二人も興味をもったらしく、長方形の枠は私ではなく姫翠の方を向いている。器用だなこのウィンドウ。
『あっちー』
「あっち?」
揃って小さな指が差す先を見ると、
「んー……ほんとだなにかある。あれは……あ、鐘だ。それと水晶の、山?」
『なにかしら、あれ』
遠く、広場の隅――それこそ街の一番端に位置する場所に、鐘と水晶の山の様な物があった。
鐘はアーチ形のオブジェの上部に備え付けられており、その前に塊があるような配置だ。その塊がある為、奥がどうなっているかは不明である。
『距離あるから分かり難いけど、両方とも結構デカいよ』
『剣は刺さっていないみたいねぇ』
「まだ引っ張りますかそれ」
この位置からでは詳細は分からない。まだ今回も歩きっぱなしだが、仕方がない。それをよく確認するために近づいていく。
……いやほんと、なんで油断していたかなと後悔したのは全部終わってからの話だ。
このゲームを作った狂人氏は、開発は、まっとうな今までのゲームの常識とは一線を画すことを、なぜ忘れていたのか。この広場に来る前までは確かに警戒しようとしていたはずなのに、と。
そろそろ水晶の塊が何か分かるかなとまで近づいたところで――この広場が何であるか、それが閃いた。
原因は地面から突き出た水晶。それ避けながら歩いていた時、それが何かに似ていると思った瞬間だ。
「ここ、もしかして墓地……?」
『! ああ、そういうことねぇ』
『えっ、えっ?』
夢見さんはよく分からなかったらしいが、さすが冒険家だけあってストゥーメリアさんは理解したようだ。ここ街にいた人たちの風習は不明だが、街外れで土の地面、乱立する墓標の様な水晶は確かにそれを連想させる。
と、なるとあの水晶の塊は、なんだ?
『……貴女、戻った方が良いかもしれないわよ』
「そうですね、そうした方がよさそう――――」
遅かった。
戻ろうと、足を止めようとした最後の一歩。それが致命的だった。
目に見えない一線を越えた時。
その水晶の塊だと思っていたそれが、動いた。
いや、もっと正確に言うのなら――羽ばたいた。
それは勢いよく身を起こす。私の体の何倍もある太さの足が地面を強烈に踏みしめ、その凶悪な爪が地面を抉った。体は水晶であるのに、どこまでもしなやかに。強靭に。美しくも雄々しい巨大な翼の羽ばたきは、辺りに容赦のない突風を巻き起こす。
もっとスケールが小さければ卵から孵るひな鳥の様だっただろうが、そんな可愛らしさは何処にも無い。あるのは、暴力的なまでの躍動感だ。
その姿を見れば、古来より力の象徴とされてきた理由が良く分かる。いや、分からされる。
ファンタジーの象徴とも言える存在。魔王と並び、人類の倒すべき相手とされる力の権化。
――竜。
全身が水晶で出来た、巨大な竜が目の前にいた。
唖然とする私の眼前に、フレンド通信とは違う別のウィンドウが表示された。そしてそれはフレンド通信をしているストゥーメリアさん、夢見さんの傍にも表れている。
違いは多少文言が異なっている事と――あと私のウィンドウからはやたらと物々しい警告音が響いていることだ。
夢見さん達のウィンドウにでかでかと書かれている文字は、
> 【廃都クリアカラネラ】にてレイドクエストが発生しました。
> 現在クエスト参加者:一人
そして私のウィンドウには、
> レイドボスと遭遇しました。
「……………」
『……………』
『……………』
あ、詰んだ。