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461


できることなど

限られていて

だけど

だからこそ

できるだけのことをしたいのです


それしか、できないのです



462


夢は夢でしかないと

貴方は笑うけれど

夢すらも見られない

そんな現実など

あまりにも悲しすぎると思いませんか



463


愛してます

何度繰り返しても

この言葉は愛しい


声にするのは難しいけれど



464


抱きしめて眠る

その体が

少しばかり収まり悪く


ああ、しみじみと

この成長を知る



465


じっと見つめた

その目が

思った以上にまっすぐで


落ち着かない気持ちで

強く抱きしめた



466


暖かな部屋で

冷たいアイスを

貴方と二人

体を寄せ合って

分け合う幸せ


467


飲み込んだ涙の数だけ人は強くなれるのかもしれないけれど、だけどそれでも私は願うのです。――どうか一人で泣かないで。せめてあなたを抱きしめさせてください、と。



468


ふく風の強さを

聞こえる風の音を

一人聞く暗闇の中


私は

誰の名前を呼ぶの?



469


同じ事を繰り返し

何度も何度も

言葉をかえ文字をかえ

つぶやき続けるのは


きっと


そうしないと不安で

仕方がないからなのでしょう


大丈夫だと

自分に言い聞かせているのでしょう


まるで子守唄のように



470


その想いの

カケラだけでも

もしわけてもらえていたならば


そう願う想いの愚かさよ


募る愛しさの行方は

ただ夜へと溶けていくだけ


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