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401
手を繋いで
ぶんぶんふって
唄いながら
きゃらきゃらと
弾むような足取りで
ともに歩く
幸せなひと時
402
笑って笑って
笑顔をみせて
笑って笑って
大声上げて
笑って笑って
笑顔をみせて
笑って笑って
幸せみせて
403
知ってる?
結局の所
私は
誰よりも何よりも
君が、君達のことが
大好きなんだよ
404
解って欲しいなんて
いわないから
どうか
そばに居てください
――願いはただ、それだけ。
405
大きな声で
おなかのそこから
大好きな歌を
青空に響かせた
青い夏空の下で
406
私は私でしかなく
私が書くものは
私に書けるものでしかなく
私にとってかくことは
私自身の幸せと満足の為でしかない
――そういうものだと思うのです。
407
呟く言葉の
短い中に
小さな世界が
きらきらと
光り輝きながら
詰め込まれている
408
夏の夜の
渡る風に涼をとり
君と二人
語る言葉もなく
ただ
じっと見上げる
空には夏の星座が瞬いていた
409
静かな夜に
聞こえる虫の音
渡る風の音
揺れる葉ずれと
遠くはるかに
響く潮騒
それが私の
故郷の音
410
魂の奥底に
ひっそりと眠っている
燃え滾るような
熱い思いは
静かに
ひっそりと
目覚めの時を待ち続ける