表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/50

37


361


窓の外から差し込む光で

じわりと夢の淵から浮かび上がる

静かな目覚めの時

緩やかに微笑む貴方とともに



362


はらりと

ページをめくる

涼しい風にふかれて

ひとり

ハーブティをお供に過ごす夜



363


呟く文字は

いつも

心の底からの願いを

ひっそりと内包して

電脳を揺蕩う



364


どれほどの思いも

どれほどの叫びも


結局は


0と1の電子信号へと

分解されていくのです



365


綴るなら夢を綴りたい

幸せな夢を 暖かな夢を

けれど書き連ねる言葉は

それだけであることを許さず

気が付けば慟哭を含んで

伝われ伝われと

切なる思いとともに響き渡る


幸せはそこにあるのだと

知りながらも理解しきれないのは

愚かな心故でしょうか



366


間違ったことのない人なんていない

過ちのない過去なんてありえない

けれど、その過去に囚われて、

じっと蹲っていきていくのはもったいないから

だから、ほら、顔をあげて、空を見上げよう


間違いも過ちも、全てこれからの糧として

少しずつ、前に進んでいけたらいいね



367


身の回りに起こることって

実は自分で引き寄せてるんだよって

笑った貴方

穏やかに幸せを願い続ければ幸せが

不幸だと嘆き続ければ不幸が

磁石のように引き寄せられる


――もし。

貴方が欲しいとねがったら。

貴方は引き寄せられてくれるでしょうか



368


どうしていいか解らないと

ほろほろと涙を流す

どうしたらいいの、と

泣き崩れる貴方に

私が出来ることは、ただ

見守り続けることだけ。

いつか再びたちあがれるように

そばで見守り続けることだけ



369


気づいてた。

――でも、目を逸らしてた。

知っていた。

――でも、知らない振りしてた。


本当は、まっすぐに向き合えば

すぐにでも楽になれることだったのに。


自分をごまかすのは、もういや、だから


私は私に正直に、生きるのです



370


出会いは偶然だけれど

その偶然はもしかすると必然

折り重なる時間の中で

すれ違うだけでもとても低い確率なのに

こうして語り合えるという

この場所は貴重な偶然


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ