35
341
私の心の中で
君が占める割合を
いっそグラフにして
綺麗に色分けしてみせてやりたい
拗ねたように微笑む君に
342
ひと目ひと目と編むように
ひと文字ひと文字紡ぎます
ならびそろいしコトノハを
綺麗な編み目模様のように
綺麗に編めた籠目のように
343
響く周囲の喧騒の中
両手で耳を塞いで
何も聞こえないように
うずくまり震える
人が怖くて声が怖くて
周囲の無意識が怖くて
ただじっと蹲り震える
傷つくことだけ恐れていた
幼い日の私の姿
344
高く低く
空に向かい響く唄声
はるか遠く風にのせて
届け届けと祈りながら
唄う言の葉空を駆けゆく
345
ただひたすらに
紡ぐ言葉が
どこかで一人寂しい君の
心の隅に
いつかきっと
届くようにと
そっと紡ぐよ
このことのはを
346
そっと触れた土の
その温もりと
蒸れるようなその香が
どこか懐かしく
思わずぎゅっと握り締めた
347
青い空とか
渡る風だとか
揺れる木の葉だとか
見えるもの全てに
感じる幸せもある
348
ゆらゆらと
揺れる心を抱きしめて
祈るのはただ
穏やかな眠り
たったそれだけの
ささやかな願い
349
夢や目標なんて
わからなくたっていい
ただ、憧れや羨む心は
そうなりたいと願い心から
変化を呼ぶのかもしれない
350
手で書く日記は
ブログとは違って
なんだか照れくさくて
だけど
どこか赤裸々だったりするのです。