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【Epi4】廻り逢う再会
クリスマス限定のイルミネーション祭り。瑠璃は本当に1人で来ていた。
「…綺麗」
ひとりただ感想を溢す。
結局、誰も受験勉強優先で来なかった。そして後輩たちも明日に行くという。結果、瑠璃はたった1人だった。
「でも、ひとりかぁ」
それが仕方のないことだと諦めていた…時だった。
「…あれれ」
瑠璃は誰かを見つける。それは先輩友達の小倉優月だった。小さく手を振ると、彼も気付いたように手を振り返してきた。
そしてふたりは再会した。
「…優月先輩、どうして?」
「明日は家族でクリパだから。今日しか来れなかったの」
その理由は奇しくも、瑠璃と同じ理由であった。
「…私も!一緒だよ!」
「そ、そうなんだ」
思わず優月も驚きの声を上げてしまった。
「……」
すると瑠璃は突然、モジモジしはじめた。何か言いたいことがあるのだろうか?
「…瑠璃ちゃん、どうしたの?」
何かを察した優月は瑠璃に問い掛ける。
「あの、優月先輩…」
そして――彼女はとんでもないことを言い出した。
「…イルミネーション、一緒に回らない?」




