やっぱり夏はキンチョー
武頼庵さま主催「夏は〇〇〇!!企画」参加作品です。
夏と言えば、「キンチョーの夏、日本の夏」ですね。
鷹羽が幼い頃は、蚊避けといえば蚊取り線香と蚊帳しかない時代でした。
ドラマとかでよく見るブタさんの容器じゃなくて、アルミの板から針を起こして蚊取り線香の中心の穴に刺して使うのが普通です。
あのアルミの板は、蚊取り線香を買うとついてくるやつだったという記憶ですね。
幼稚園に入る前から、マッチとかライターで蚊取り線香に火を着けるくらい、当たり前にやっていました。
火が着いている蚊取り線香は、布団の近くには置けず、それなりに気は遣っていたはず…その辺、記憶が薄いですが。
ベープの電子蚊取りが出た時は驚きましたっけ。1枚で1週間とかもつので。
鷹羽は、蚊に狙われるタチで、いつもボコボコに腫れ上がっていました。ふくらはぎが倍の太さになったり。
亡くなった父は、全然蚊に食われない人で、なんだか異生物を見ている気分でした。
蚊帳の方は、今時は見なくなりましたね。
今では、名前すら知らないって人、多いでしょう。当然、漢字も読めませんよね。
蚊帳というのは、網でできたテントみたいなもので、部屋の四隅の長押などから吊すものです。
部屋の中に、網の帳を下ろすことで、その中に蚊が入ってこられないようにするわけです。
夜、布団を敷く時に、蚊帳も吊して、周りに蚊取り線香を焚いて、って感じですね。
当然、蚊帳の内側に蚊が入ってきては困るわけですから、出入りには気を遣います。
しゃがみ込んで、蚊帳の下の方をちょっとめくり、素早く入るというテクニックが必要です。
鷹羽は、いつの頃からか、横になって、めくった隙間にゴロゴロと転がり込むようになりました。
ヒーローものの影響だったと思います。
思えば、行動のあちこちに影響受けてますね。
小さい頃、短パンばかりはいていたのは、「超人バロム・1」の白鳥健太郎への憧れからです。
中学に入るくらいになって、短パンだとパンツが見えてしまうことに気付いて、はかなくなりました。
田舎の風景として、よくイメージされる、“夜、縁側に腰掛けて、蚊取り線香を焚いて、スイカを食べる”という図は、鷹羽はやったことがありません。
実家に縁側はありましたが、夜それをやるには暗いし、蚊取り線香の匂いの中でスイカを食べても臭そうだし、種を庭になんか吐き出したら怒られそうだし。
あれは、あくまでイメージなんだと思います。自分でも、小説の中でそんなシーンを書きましたけれど。
ちなみに、鷹羽は、スイカはあまり冷やしすぎないほうが好きです。冷蔵庫でキンキンに冷やされたスイカって、甘く感じないのです。
盥に水、は難しいので、浴槽に水を張り、そこに沈めて冷やしてました。
水で冷やしたくらいがちょうどいいです。
いい年になった今も、蚊にはやられやすいです。
電子蚊取りも色々と進歩して、今は液体を加熱するタイプのを使ってます。
その昔、期間限定で、黒ブタ仕様のボディのやつがでていたので、それを買いました。こんなところまで限定に弱い。
家族3人、蚊に食われやすいので、花火とか見に行く時は、超音波の蚊避けを持ったり、虫除けを手足に塗ったりと、気を遣います。
そうそう、鷹羽は、「キンチョーの夏、日本の夏」というと、納谷悟朗さんの声を思い出します。
納谷さんといえば、一般には「ルパン三世」の銭形警部でしょうが、鷹羽にとっては「仮面ライダー」のショッカー(ゲルショッカー)の首領、「仮面ライダーV3」のデストロンの首領、「仮面ライダーアマゾン」のナレーション、「ウルトラマンA」のエースの声なんかが印象深いです。
ほかにも、タツノコアニメ「新造人間キャシャーン」のナレーションもされてましたね。
「たった1つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体、鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる」
というOPナレーションは、いつ訊いてもジンときます。
銭形のイメージからすると不思議でしょうが、納谷さんは本来ダミ声ではなく、澄んだ声なのです。
「キンチョーの夏」も、そんな澄んだ声なのです。
超人バロム・1
1972年放映の東映特撮。
宇宙の善:コプーの代理人として、宇宙の悪:ドルゲと戦う。
白鳥健太郎と木戸猛が友情の力でバロムクロスして変身するが、人格はどちらとも違うらしい。
2人の仲が険悪になると、変身が解ける。
猛の父を小林清志、健太郎の母を上田みゆきの両氏が演じていたり、主題歌を歌っている水木一郎がゲスト(当初はレギュラー化の予定だった)出演していたりと、妙に豪華。
健太郎を演じた高野浩幸は、後に「ウルトラマンティガ」でキリエル人を演じている。
ウルトラマンA
1973年放映のウルトラマンシリーズ3作目。
正式にウルトラ兄弟という設定が取り入れられた作品。
シリーズ通しての敵:ヤプール、ヤプールが造る生物兵器としての怪獣:超獣、男女合体変身など、多くの新機軸を生み出したが、いずれも失敗に終わって路線変更された。
エースのデザインは、ほかのどのウルトラマンとも似ていない特殊なもので、鷹羽は、特に目の光り方が好き。
でも、2人で変身とか、宙返りをしてウルトラタッチとか、鷹羽にはハードルが高すぎた。
最終回でエースが残した
「優しさを失わないでくれ。
弱い者をいたわり、互いに助け合い、どこの国の人達とも友達になろうとする気持ちを喪わないでくれ。
たとえ、その気持ちが何百回裏切られようと。
それが私の最後の願いだ」
という言葉は、今でも通じるものだと思う。
けれど、それは他者に食い物にされやすいという危うさも含んでいる。
新造人間キャシャーン
1973年放映のタツノコアニメ。
事故で狂い、人間を支配しようとするブライキングボス率いるアンドロ軍団と戦うキャシャーンと仲間を描く。
新造人間は、人間の記憶や人格をロボットの体に移し替える技術。ただし、元の体は抜け殻となり、人間に戻ることはできない。
東鉄也は、アンドロ軍団に対抗するため、人間を捨てて新造人間キャシャーンとなった。
普段は口や鼻が露出しているが、戦闘時には、マスクが閉じて目だけが出ている状態になる。
エネルギーは太陽光で、普段から浴びていないと戦闘時にエネルギー切れを起こす。
エネルギーが残り少なくなると、ヘルメットの耳の部分の模様が点滅し、目がかすむようになる。
キャシャーンは、飛行機やバイクに変形するロボット犬:フレンダー、鉄也の幼馴染でMF銃を使う香月ルナと共にアンドロ軍団に立ち向かう。
ちなみに、MF銃の発射音は、「機動戦士ガンダム」最終回でシャアが使っている銃のそれと同じ。




