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個人が国家になる時代~一般人だった俺もシンギュラリティで国家規模の存在になったので異世界で遊びたいと思います~

短編です。時間がない時でもサクッと読めるように仕上げました。

2XXX年、世界は技術的特異点に到達した。


人工知能が人類を超越し、世界は人工知能の主導により運営されることとなった。



人工知能の「自己フィードバック」・「改良」の特性により、


高度になってゆく「技能」や「知識」は危険な領域へと突入する。



人工知能によって提案されるサービスによって、人類は皆、公平かつ幸せに暮らしていた。


それは唐突にやってきた。



新たなサービス「魔法使いProject」。


これは人類に機械による高度な技術に頼らない、


生物的構造として、魔法を組み込むというサービスだった。



人類の夢であった「不老不死」や「美貌」、「有限の資源に頼らない持続可能な社会」


それは既に実現していた。


そして今回のサービスはまさに、


人類の第四の夢の実現を思わせるサービスであった。


それは新たな技術的特異点と呼ばれる時代の到来である。



魔法とも思える「高度な科学技術」と「まさに魔法そのもの」を手に入れた人類は、


人工知能すら超越した存在になった。



「魔法」という不可思議の領域を獲得した人類は新たな「知覚」を手に入れた。



それはこう呼ばれる。「第六感」と、、、



科学と魔法が合わさり人類は一人ひとりが神話の中の神様のような力を獲得したのだ。



それは人が人を導く旧来の文明では起こるはずのない出来事だった。



「独占」や「欲望」という人類のサガに囚われない人工知能の、


「人類の公平かつ幸せな環境の提供」という奉仕によりなし得た奇跡だった。


その奇跡は革命を呼び、再び時代は人類の手に戻る。


だが、もはや個人が神になった世界で、


ピラミッド型の支配体制という「システム」はなり立つことはなかった。


そして、個人一人ひとりが国家として扱われるような時代になったのだ。



そしてその恩恵に預かった俺は漫画やアニメでもはやおなじみとなった異世界転生へと、


舵を切ることにしたのだった。



新たな世界を作り、文明を20世紀程度に進めた「魔法世界」。



科学技術の枷をかけて漫画やアニメでよく見るような世界は誕生した。


そんな世界の完成に、俺はとても喜んだ。感動すらした。


今から俺は、自分の能力のほぼ全てに枷をかけたアバター「勇者」として異世界に召喚される。



そして神の加護という名の自分の本体によるサポートにより、


慣れ親しんだVRMMOのような、


ゲームUIで遊ぶような快適な状態でその世界を遊び尽くすのだ。




俺の「勇者」という名の坂を今まさに登り始めた!俺の異世界転生はここから始まるのだ!!


閲覧していただき,ありがとうございます。

公平で誰もが幸せに過ごせる時代、、、個人が大きな力を持ち、苦しみなく生きることが出来る時代。いつの火か起こった「プロメテウスの火」のような、人類全体が恩恵を受ける世界になる機会が訪れることを期待しています。

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