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現実化編

見切り発車、グダグダ展開、ご都合主義、センスの無いネーミング、作者の妄想。

これらの要素を数多く含みます。それでも「いいZE(^-^)b」と言うお方だけお進みくださいm(_ _)m

chapter 0 プロローグ

暗い森の中を二人の男が草木を揺らしながら走っている。

「ベモ、ちゃんと付いてきてるか?」

黒いハーフプレートを身に付けている男が不意に発する。

「大丈夫みたい、()()()()()()()()()()()()()()()。アク」

森の中では不似合いな、派手な軽装の男が少し後ろを振り返りながら答える。

視線の先には赤く光る幾つもの眼光が一定の距離を保ちながら追って来ていた。

「っし!このまま(ゆう)に合流。そのまま全滅させる方向で!」

「おkーバフの準備しておくよ」

そう言ってベモッレは走りながら手にした槍の様なものを器用に回転させる。

その様子をアクシアは何とも言い表せない表情で横目に見る。

(便利になったっちゃーなってるんだけど・・・移動しながらバフの準備って前は考えられなかったな)

ベモッレのロールである吟遊詩人は本来移動中にバフの準備である演奏のスキルを使用することが出来ないはずだったが、()()()()()()()は移動中でも演奏出きるようになっている。

日本サーバープレイヤー拠点の一つエドでは「ハーメルンの笛吹」に扮した吟遊詩人が笛を吹きながらキャラクター(NPC)バフを掛けて回っている。と言うイタズラがあったと報告も聞かれた。

その様な事も思いだしアクシアはため息を吐く。

(ホントに一体これからどうなるんだ?)

そんな事を考えていると、急に声を掛けられる。

「アク、ベモ!彼奴等上手く誘い込まれたぜ!そっちも上手く行ったみたいだな?」

慌てて姿を探そうとすると声の主は少し苛立つ様な声になる。

「俺じゃなくて、あっち見てろよ!」

スキル「影潜り」を解除し、木の枝に忍者姿の裕が姿を現す。

姿が現れたことで二人は自分達を取り囲み、低い唸り声をあげている13匹のダイアウルフに視線を向ける。

「後衛支援無し、裕が一当てした後は俺とスイッチ。その後影潜みでリーダーウルフに奇襲の準備、タイミング注意で。ベモはバフが切れないよう重ね掛けのタイミングに注意。俺は罠でダイアウルフのZOC(ゾーン・オブ・コントロール)を行う。ヒーラー居ないからダメコンは各自で」

アクシアは二人に声を掛け、設置型の魔法を準備する。

「カウント・・・5・4・3・2・1・ゴー!」

アクシアの合図に一気に裕が両手にショートソードを引き抜き駆け出す。

それを見てベモッレが準備していたバフの呪歌を発動させる。

「ソング・オブ・ブレス!ソング・オブ・プロテクト!」

装備品の特殊効果によって一気に二つ発動する。

バフを受けた裕は手持ちのスキルの中で即時発動の剣技を使用する。

「疾風連刃!」

裕の正面に居た四頭のダイアウルフが一気に体力の三割を削られ、ダイアウルフ達の態勢が崩れる。

その隙に裕はアクシアと交代するために後方に下がる。

アクシアは下がった裕を追いかけようとするダイアウルフ達の進路上に、発動準備の整った魔方陣の罠を設置する。

「爆ぜろ!」

「厨二乙!!」

アクシアに被せるようにベモッレが言う。

二人のやり取りなど気にすることもなく、ダイアウルフは魔方陣に突っ込み罠魔法を発動させる。

赤、青、黄、緑色光る爆発は無傷だったダイアウルフも巻き込み、殆どが瀕死の状態になる。

そこへアクシアとベモッレが武器を構え突撃する。

「クロス・エッジ!山散華!」

「疾風突き!疾風連刺・星華!」

それぞれコンボを繋ぎ易いスキルを使い、剣技と槍技で殆どのダイアウルフを光の沫に変えていく。

そんな中で唯一ほぼ無傷だったダイアウルフが少しずつ後退りをしている。

「そいつがボスだ!決めろ裕!」

アクシアに答える様に虚空から裕が姿を現す。

「冥府・比良坂」

裕がスキルを放つと、あっさりと残ったダイアウルフは光の泡となって消えた。

「コイツ倒してもクエスト終わらないな?」

いつも聞こえてきたクエストクリアーの鈴の音が聞こえて来ないことに慣れない様子でアクシアが話す。

「勝手が違うのは仕方ないよ。それよりドロップ品回収して依頼主に報告に戻ろう」

ベモッレはそう声を掛けドロップ品を集める。


「ありがとうございました、皆様のお陰で村人も安心して暮らせます」

そう笑顔で話してくる。

「さすがは冒険者様方です。また何かあればお願い致します」

そう言って村長は深々と頭を下げる。

「ええ、それではまた」

三人は報酬を受け取り、村の中を歩き出す。そこはいつもみていた光景と同じだが()()()()()()()()()

それは会話である。()()()()()()()()()()()()()()()()()()

例えば天気の話や子供の話、そのどれも活きいきと笑顔で話している。

そんな様子に三人は違和感を感じながらも充実感を感じていた。

「守れて良かったな・・・」

誰が言ったか分からないが三人は頷く。

アクシアはこうなってしまった3ヶ月前の出来事を思い出していた。

こんなご時世、なかなか直接会って友人達と遊べない作者の妄想が爆発しました。

始めたからには頑張ってエンディングまで持って行きます。不定期更新になるとは思いますがそれでも宜しければお付き合いのほどをお願いします。

後ですねキャラクター名に心当たりがある方は「昔こんな奴が居たなー」位でご勘弁を!!

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