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眠れる王  作者: 慧瑠
冒頭
7/236

誘導された意識

早く、始まりまで進みたい。


描写っていつまでたっても難しいですね。

「皆!十分後ぐらいに今後について少し話し合おうと思う。皆考えがあると思うから、言いたい事をできるだけまとめててくれると嬉しい」


部屋に居るクラスメイト全員に聞こえる様に、新道の声が響いた。

新道の傍には、市羽と安藤が居て、三人で何か話し合っている様子。きっとさっき言った様に、言いたい事でもまとめているんだろう。


俺は安藤達を一瞥した後、岸達の元へと着いた。


「よっ」


「よぉ、スリーピングナイト」


「その呼び方、まだ続くのか」


「こんな世界になったんだ。むしろ普通なぐらいだと思うぜ?」


俺が近づいてきた事に気付いた岸に、軽く片手をあげて声をかけると、岸はちょっと前に付けた俺のあだ名を口にした。


そんなやり取りをしていれば、もちろん岸と話していた佐藤と長野も俺へと軽く手を上げてくる。


「寝起き早々でスリーピングナイトが俺達に自ら絡みに来たということは…どうにかして見破ったか」


「まこっちゃん、やっぱりスキル無しは流石に怪しまれるって言っただろ?」


「ちょっとカッコつけたかったんだよ」


口ぶりからして、俺が虚偽報告に気付いたこと察してはいるか。バレた事に大した問題は無さそうだな。

突発的行動か?


「一応確認だ。安藤に嘘を伝えたのを知っているのは、俺と安藤だけ。

ただ、嘘をついたとは知らないが、岸達の本当のスキルを並木さんが知っている。


そこを踏まえて聞きたいんだが…なんで嘘を?別に全員にそれを知らせるつもりはないが、個人的に気になってな」


「なるほど、つまり並木さんは鑑定かなんかのスキルか。

そうだなぁ…。まこっちゃん、げんじぃ、スリーピングナイトぐらいには知ってもらっていた方が動きが楽になると思うんだがどう思う?」


岸の言葉を聞きつつ、俺も一つ分かったことがある。


クラスメイト全員がスキル内容の共有をしていないのか。仲のいい連中同士でスキルを教え合ったり…珍しい組み合わせのグループは、安藤がスキルを聞いた時に'誰と同じかぁ'とでも漏らしたのを聞いて集まっているのかもしれんな。


「そうだな。常峰なら多少は理解してくれそうだし、いんじゃね?げんじぃはどうよ」


「俺も協力者に常峰を選ぶのは賛成だ。

だけど、俺達の予定を聞くにあたって俺達からも提案がある」


「内容次第でいいか?面倒なのは嫌なんだ」


まこっちゃんこと佐藤の問いに、げんじぃこと長野は賛成の意思と共に意味ありげな笑みを俺へと向けた。


「簡単だ。

常峰のスキルが知りたいってのと、俺等が動きやすい様にしてくれ。

今後って言っても、どうせ帰る手段とかだろ?俺等は帰る気はない。ただ協力ぐらいはする。だから、俺達が単独行動をしてもいい名分が欲しい」


スキルの事は言われると思っていたが…動きやすい様にか…。


「スキルに関しては構わないぞ。後で俺のは公開する予定だったからな。

ただ、その動きやすい様には難しい。この後やる話し合いで、それとなくはやってみるが…いいぞ!とは断言できないな」


「流石に絶対にとは言わねぇさ。そういう流れが少しでもできれば、後々が楽なだけだ」


「まぁ、それでいいなら分かった。

その提案というか、協力はするから、お前等の考えを聞いてもいい「そろそろ話し合いたい!皆、いいかな?」…後で聞くわ」


十分には少し早い気もするが、新道の一言で部屋の空気は話し合いの空気へと変わってしまい、流石にここで場を乱す訳にもいかず、岸達には後で聞くとして…今は、岸達からの頼みをやってみることにするか。


---


離れて居た者達も近くへ集まり、中心に新道と市羽に東郷先生、加えて俺が居る様な形で話し合いが始まった。


「んじゃ、ちゃちゃっと話を進めていきたい。

質問があったら挙手制で頼むわ。


まず、東郷先生か新道やらから話は聞いていると思うが、どうやら俺達は五体の魔王討伐、果にはその親玉っぽい魔神まで倒してこいとの事らしいな。

本当なんて言やいいか…まるで物語の主人公的立ち位置に持ってこられたわけだ。


だが残念ながら物語じゃなく、こうして起こってしまったと言う事はシナリオが存在しない。

絵本の様な誰かの構想上のプロット一つで確定された動きはない。だからこそ面倒な問題が追加された。それが隣国との問題だな。


そしてここに俺達の目的が追加されるわけで、それが'帰還方法の模索と確立'だ」


クラスメイト達は、静かに飲食をしながら俺の話を聞いている。

軽く見渡しても挙手がある様子はない。続けて良さそうだな…んじゃ本題を潰していこうか。


「そこでまず確認だ。

今、帰りたいと思っているのはいるか?」


俺の問いに上がった手は…約半分ちょい。


「次に、帰りたくない者は?」


それには、岸達三人を含めて八人ぐらいか。


「どっちにも手を上げなかったのは、どっちでもいい、もしくは悩んでいると捉える。

帰還については最後の質問だ。

帰る方法を探す事自体に異論があるのはいるか?」


上がっていた手は全部下がって、全員が探す事には協力の姿勢があるようで。

そうなれば、岸達の頼みは聞けそうだな。


俺は、岸達の話しを聞いた時に考えていた事を提案する。


「皆の考えは分かった。

全員、帰還方法に関して協力はしてくれると言うことで、今後について一つ俺から提案がある。


既に話は聞いていると思うが、近いうちに俺達は模擬戦の後に訓練、そこから実践訓練があるらしい。

それまではクラスで固まって動き、実践訓練終了後、複数のグループに分かれて行動して行こうかと考えている。

理由は幾つかあるが、主なのは…


一つ、ログストア国が他国にどう思われているか分からないが、俺達は来たばかりで情勢も事情も知らない。

だからこそ、各国とのパイプが欲しい。

これは、俺達が何かあった場合に動きやすい様にする為と、この国のお偉いさんからの隣国との問題の解消の為だ。


そして二つ、帰還方法を探す為だ。

俺は爆睡こいたから知らんが、どうやら王は俺達のユニークスキルの存在を知っているらしい。もっとも、正確にユニークだと知っているかは分からんが、こうして来た俺達の中に'勇者'というスキルを持った者が居る可能性は知っていた。


つまり、そういう前例があったのではないかと考える。となれば、その前例の情報を集める必要があるが、クラス全員で団体行動じゃ効率が悪い。


んで三つ目、俺達はユニークスキルという力を持っている。そこに強弱はあれど、特化していたり常軌を逸している場合が殆どだろう。

それを一箇所に集めておく。と言うのは、それだけで脅威と取られて敵を増やす。だからこそ、そういう力がある者達が各地に居る。一つ目をクリアしていれば、その国はその力と協力関係が築けている。そういうので、俺達の立場を確立したい。


スキル内容を見ただけで察した者もいるだろうが、戦闘訓練なんてものをするんだ…。この世界では戦う事がある。

日頃、無意識に踏み殺してしまう虫の様に、自分の命が無くなる可能性が大いにある。

俺達の様な、元はただの高校生でも…だ。


だからこそ、できるだけ敵対や危険視されてまとになるのだけは避けたい。


大まかに言えば以上の点から、ログストア国に残る組、他国へ赴く組、世界を周る組の三つに分けて、その中からまた組分けをするならするでしていきたい。


どうだろうか」


俺は言い終えると、もう一度見渡した。

それぞれ仲のいい者同士で話したり、近くに居た者と相談したりしているようだ。


すぐには決めづらいか…。これが通れば、長野からの頼みはクリアだと思うんだが…。


そう考えていると、手が上がったのが視界に入った。


古河こがさん、何か質問があったか?」


手を上げたのは、女子の一人で古河(こが) 朱麗(あかり)。印象は…なんか明るい女子だ。


「ちょーっと難しい感じになってきたから、常峰君の提案に質問はないんだけどー。

もし、組分けした場合に、連絡とかはどうするの?後、この国とか各国に行く組に振り分けられた人達は、そっから動いちゃいけない感じ?」


「連絡自体は、この世界でどうやって情報伝達をしているかを確認した後で、この世界と同じようにするか、スキルを使うかを決めようかなって感じだな。


後、動きに関しては、もちろん個々でやりたいことや、王からの依頼でどっかに行かないといけなかったり色々とあるはずだから、基本的なホームは振り分けた組に合わせてだ。


例外は前提としている。この国に振り分けられたからと言って、この国からどこにも行ってはいけないなんて事はない。

ただそうだな…振り分けられた組で、その地域での帰還方法と、魔王に関する情報収集とかはノルマとしてた方が意味ができるか。


そういう面では、どこの組に振り分けられても、やることはあんまり変わらない。

ただ、主な滞在地域を決めるぐらいだ。世界を周る組は根無し草みたいなもんだな」


「ほー。おけおけ、分かったよー」


「また分からん事があったら言ってくれ。

他に、質問はあるか?」


古河の質問に答え、再度見渡すと、もう一人手を上げていた。

江口(えぐち) 正輝(まさき)。クラスでは運動音痴と勤勉な印象からか、何時の間にか博士(はかせ)と呼ばれている男子生徒で、新道と仲がいいイメージだ。


「質問いいか?」


「もちろんだ」


「もし、他国が思っていた以上に非協力的だった場合はどうするか。

後は、スキルで非戦闘のユニークを持っている者も居るはず。そこはどう考えてるのか…切り捨てているわけじゃないんだろう?」


江口の質問は、予想はしていた質問だった。

だが、その質問はできれば受けたくない質問でもあった。予想は確信へと一歩近づき、恐らく元の世界へと戻れなくなる質問だから。


俺は迷った。まだ確信をしきれていないのに、そういう風に言ってしまっていいものか。持っている情報から出てきた質問なだけではないのだろうかと…。


江口から視線を外し、他のクラスメイトを見れば、何人かは明らかに不安そうな表情をしているのが見えた。見えてしまった。

今のこの瞬間まで無かったその表情は、明らかに影を持ち、不安や困惑を表に出している。


…そうか。あまり俺が先導したくは無い事だったが、ここでクラス内での大きな優劣は…問題だ。


俺は少しだけ息を多く吸って、江口の質問に答えた。


「非協力的だった場合は無理をしなくていい。

その後、残りの組に混ざって行動すればいいと考えている。正直、まだこの世界に慣れない内での一人行動を避けて欲しいだけだ。

単独行動している人物はいいだろうが、残りの人物達まで被害が及ぶのは避けたい。


半年もすれば、立ち位置の確立や見てきたモノで自己判断が利くだろう。だが、今の俺達は右も左も知らない赤ん坊と変わらない。

ただ、力を与えられて、下手をすれば簡単にそれを他者に利用されかねない。だから、複数で行動して相談できる環境は整えておきたいんだ。


非戦闘のスキルを持っているのも、そういう意味合いでは他者が居たほうがいい。

直接関われなくても、間接的には関われるかもしれないし、何より戦闘ができないからこそ内部の支えとなって欲しい。

改善案、客観的な意見は重要だ。現状整理も戦闘組より見えているモノがある場合もある。


別に戦場にでたりするのだけが戦いじゃない。刃あるものだけが武器じゃない。荒く言えば、物理的に喉元に刃を突き立てるだけが殺す方法じゃない。

やりようは幾らでもある。

むしろ、俺達が居た環境はそっち側だ。ある程度やり方が決まっていただけで、少し歳食えば自分で頭を使って情報戦略をしないといけない場合だってあった。


まぁ…それに、あの光は言っていた。ユニークは腐らせる事もできるんだ。剣を握って鍛えれば、この世界でも通用するようにはなれるはずだ。

これは俺の考えだが、ユニークスキルが全てじゃない。あの光は、ユニークを持っているモノは居ないが、EXスキルの話はしなかった。

つまり、それは努力や才能や、まだ俺等が分かっていない方法で手に入れる事だってできるはず。


使えるモノを増やして、やりたいことを増やすのも一つだと思う。だから非戦闘スキルだからと言って何もできないはないと思ってくれ。

それだからこそできる事もあるし、それ以外の道もある。それを探すのにも模索するのにも見聞は広げた方がいいと俺は考えている。


もちろん、最初の組分けはユニークを考慮するが、その後は個人でどう成長するかは自由だ。

それに、生涯その組分けのままでいろなんて言わない。ある程度情報が集まるまでだ。


この世界の住人達と触れあえば、それなりに入り組んだ関係にだってなる可能性もあるわけだしな。


とまぁ、悪い江口、あんまり質問への回答にはなってなかったかもしれないが、こんな所だ」


---


「いや、良く分かった。もう少し僕も考えていいかもしれないな」


常峰君の回答に、江口君は笑って返していた。


そして、江口君への回答は、今回の話し合いの流れを決めたわ。…いえ、常峰君が話を始めた瞬間から、常峰君の中ではこの流れにする予定だったのでしょうね。


「新道や市羽さんからは何かあるか?」


「俺はないな」


「私もよ」


常峰君は一応私達にも確認を取る。分かりきっていた回答を得る為に。


常峰君は、今の演説の様な進行で今後の目標を立てた。魔王を倒すまで、帰還方法見つけ確立するまで…ではなく、この世界での目標を。

個人で自由に探せ。と提示したそれは、アバウトすぎるはずなのに、私達の一つの目標として立てるには十分なもので…その結果、常峰君は元の世界に帰る気持ちを削ぎ落としにきた。


耳当たりのいい言葉で、元の世界でも言われそうな言葉をより自由であると実感させて。この世界での将来性と生存方法を提示した。


まるで、全ての目的に対応した様に見せかけた常峰君の案は、江口君への返答で元の世界への帰還を破棄したと言っていいわ。

この世界で生きる目標を立てろと…遠回しに、刷り込むように、常峰君は告げた。


「東郷先生、とりあえずこんな感じで進めてみましたが、何かありますか?」


「いえ、妥当な所かと思いますね。先生は皆さんのように臨機応変にはできませんが、人生経験に物言わせて皆さんの前に立てるようには頑張ります!」


「ははは、持ちつ持たれつって事で、お互いに頑張っていきましょう」


東郷先生と常峰君のやり取りで、少しだけ張った空気は柔らかくなる。

もう、今更何か意見を言って変えられる空気でもないし、元々そのつもりの生徒は居なかったでしょうね。


その様子を見ていると、ふと常峰君と視線が合う。そして声が響いてきた。


《これは俺の持っているスキルで念話と言うスキルだ。

脳内会話みたいなもんができるスキルで、こうして話している。俺が指定した対象以外には聞こえない。

今、指定しているのは、新道、市羽、東郷先生の三人だ。さっきの方針とも言えない結果に疑問もあるだろうが、少し俺の考えを伝えておく。


あの光は言った。'私が全力で元の環境を提供する事をお約束はします'と。ただ前後の会話で、どこかあの光は俺達が帰る選択肢を外すと確信にも似た何かを持っていた様に感じていた。


そして、今の江口からの質問で俺が考えていた'もしも'が確信へと一歩近づいた。その結果から、俺は今回帰還の意識から、この世界で生きる為の目標への意識へすげ替えようとした。

まだ、帰りたいと思っている者も当然居るだろうが、時間が経つほどにその認識は俺が言わなくても変わっていくと思っている。

何故そんな風にしたか…そこまで伝えておく。


多分だが、俺達は殺傷行為への抵抗が薄れている。最初はちょっと戸惑ったりしても、俺達は動物だけでなく人形…人間も殺せるようになってしまっている》


常峰君の言葉を聞いて合点がいったわ。どうして帰還への意識を逸らすか…きっと、見つける頃には私達は殺すことに慣れてしまっている。


言われてみれば、確かにその行為への嫌悪感が異常に薄い様にも感じれるわね。


《どうしてそう考えた?》


脳内に新道君の声が響く。

きっと、新道君も今の私と同じように感じて、分かっていても聞いてしまう。私以上に、常峰君がどうしてそう考えたか分かっているのにね。


《新道、江口が戦闘する事を前提として俺に質問をした。

前衛後衛、戦わない生徒、戦う生徒の組分けやバランスを聞いたんじゃなく、非戦闘組の扱いを聞いたんだ。それがどういう意味か…俺より江口を知っているお前がよく分かるんじゃないか?》


《……そうだな。江口なら、戦えない場合はどうするか、戦闘を極力回避する方法を聞くよな》


《あぁ、ずっとそうなのか、慣れるまでの変化なのかは分からないが…俺達の思考は好戦的になっている様に思う。

だから今回の様にまとめたが、組分けをした場合、東郷先生を含めた三人には組のリーダー的立ち位置になってもらいたいと俺は考えている。

そこで、帰還を目標に置いている生徒が居た場合、それを無下にしないで欲しい。メンタルケアまでこなせとは言わんが、できれば悩んでいたり折れそうだったりしたら親身になってやってくれ。


帰還方法があるにしろ無いにしろ、有無の確定はするつもりだ。ただ時間が掛かりそうなのも確か。

なんせ、魔王やらの問題も平行してやらないといけないからな。


あの光と話す機会がもう一度来れば、もっと細かく確認するつもりなんだが…。誰がどのタイミングで接触できるか分からない相手だからなんとも言えん。三人とも、もしもの場合は、他にも接触するように促すか、接触方法を優先で聞いて欲しい》


私には足りない配慮を彼はする。

私だったら、きっとこの流れになった時点で残りたいと言った者は放置するわ。でもそうやって提示されれば、その場合はと考えようとは思う。


《分かった。その辺の事は任せとけ》


《分かりました。先生でもそれぐらいならできます》


《分かったわ。場合によるけど善処はする様にするわ》


《助かる。これで俺は任せて寝れるわ》


気の抜けた言葉を最後に、常峰君との念話は切れた。


「それじゃ、少し長引いたけど話し合いはここまでで、この後はその三つの組分けを簡単に決めていこうと思う。

別に確定するわけじゃないから、気軽に考えてくれ。後で別の組に移動したっていいわけだしな。


んじゃ、とりあえず希望から見聞きして行こうか。

各組の立場上リーダーを決めていく。ログストア国は新道、各国遠征組は東郷先生と市羽さん、そんで世界巡り旅行組のリーダーは俺ってことで。


異論は受けるぞ。………なさそうだな。そんじゃま、とりあえず個人個人で入りたい組のリーダーの元に集まってくれ」


そう言い終えた常峰君は、その場から離れて部屋の隅へと移動した。その時、岸君達に視線を送っていたけれど…この組分け、常峰君の考えだけでは無いようね。

一番初めに、文の頭を1文字ぶん開けて書くのを忘れ、もうここまで書いたから面倒だなって。


今更ですが、その他多々に問題があって、読みづらさあるでしょうけど…どうかお付き合いください。

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