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眠れる王  作者: 慧瑠
切られた火蓋は、波に煽られ燃え上がる
179/236

痛み分け

撤退を選択した東郷達には一つ問題があった。


敵となった聖騎士団は見捨てるとしても、佐々木や田中、そしてギルド支部長の安全確保に向かった鴻ノ森とどうにかして合流しなければいけない。

しかし外には聖騎士団がおり、魔物達も当然いるだろう。加えて佐々木達はガゴウと戦っていると分かっているため、行動を起こすにも中々考えがまとまらない。


そんな風に東郷が考えていると、一本の木が床を突き破り現れた。


「久しイね、コニュア」


「シューヌ……」


開いた木の中から現れた者の名をコニュアが呟くが、岸が一歩前に踏み出してコニュア達を背に割って入った……それも仕方がないのかもしれない。


ドロドロに爛れ焼けた腕、その腕を身体と繋いでるのは脈打つ触手。下半身はぐちゃぐちゃに歪み、腰から生えている枝がスカートの様に広がる事で支え立っているのが分かる。

一つのエメラルドの美しい瞳がコニュア達を捉え映しているが、髪は何かの返り血に染まり、もう片方の目の場所からも獲物を探す様に触手が蠢き、顔の半分下は骨が見えている割合の方が多く、エメラルドの瞳こそが異質な部位に見えてしまう。


この場に置いて、一度会っているはずの艮でさえコニュアがシューヌと呼ぶ人物が、自分の知っているシューヌとは一致しないその姿。コニュア以外がシューヌをシューヌと気付くのは困難だろう。


「随分と無茶をしましたね」


「ン? アァ、見てくれほど重症ではなイヨ。相性が悪かったのは事実だケど、幼体如きに遅れは取らナいさ」


コニュアの言葉に返す声がどうして出せているのか岸達には不可解だ。

しかし、シューヌとコニュアだけは気にした様子も無く会話を続ける。


「それよりモ、鴻ノ森とギルドの人間を中立国に送った報告をしてアゲに来たのだけど……様子カラ察すルに、コニュア達も送ろうかイ?」


「随分と干渉する様になりましたね」


「ハハハ! なに、余生も余生で好キ勝手に出来る様になったからネ。自分ノ意思で、知り合いの愛娘を手助けできるのはイイ気分ダ」


「……貴女にはずっと助けられていましたよ」


「ソウ言える様になったんだね。嬉しいよ」


本人が言ったように時間が経つにつれ人の形を取り戻し始めており、コニュアを見つめる表情はとても優しいモノだと岸達は分かった。


「さて、話もしたいが時間はあまりない。君が聖女だね、どうする? 必要なら私が目的地まで送ってあげるよ?」


一度目を伏せて切り替えたシューヌの視線は東郷を捉えた。対する東郷は少しだけ悩む素振りを見せた後、小さく首を横に振る。


「シューヌさんの提案はありがたいですが、まだ合流していない生徒達が居ます。私達だけで撤退する気はありません」


「佐々木と田中だね。いいよ、彼等も私が後で送ろう――だから早々に君達は送らせてもらう」


「え?」「シューヌ!」「ちょ、おい!」


シューヌの身体を支えていた枝が床を叩き鳴らすと、東郷とコニュア、岸の驚いた声を他所にシューヌ以外の者達は大木に飲み込まれる。

そして東郷達を飲み込んだ大木が地面に沈みきると同時に天井と壁が吹き飛ばされた。


「テメェか、シューヌ」「……鬼と、誰?」


壁を吹き出したのは、ボロボロの佐々木と田中を手提げているガゴウ。そして天井を吹き出し現れたのは、本来の姿から人の形へと変わり着地したジーズィ。

ガゴウはジーズィの事もシューヌの事も知っているが、ジーズィはシューヌを知らず、警戒心は高まっていく。


「ガゴウ、その二人を返し――」


ジーズィとガゴウが城の大半を吹き飛ばした結果、東郷達が居た部屋からでも空が見える。更にはそこからオズミアルの姿の一部も確認でき、自分達の頭上に巨大な三つの魔法陣が展開、発動された事も見えている。


一つは同じ様な魔法陣が展開され相殺し、一つは突然舞い上がった羽根が魔法を遮り、最後には届くはずもない拳が振られただけで迫る魔法は離散し、空中の魔法陣は全て砕かれた様に消えていく。

余波でシューヌ達の周囲は更に荒れたが、その場に立つシューヌ達には傷一つ付いた様子はなく話を続ける。


「聖女の生徒だロう? さっき聖女を送ったついでに二人の事も頼まれテネ、生きているならコチラに渡してクれないか?」


「構わねぇよ。さっさと連れて失せろ」


ガゴウが二人をシューヌに向けて投げ捨てれば、二人はそのまま裂けて口を開けた様な大木に飲み込まれた。しかし、二人を受け取ったシューヌの瞳は丸く驚いた様にガゴウを見た。


「随分と素直だね。多少の荒事は覚悟してイタんだケど」


「アーコミアの部下に逃げられた奴が息巻くんじゃねぇよ」


「ン? あっ……アッハハハ! そうかいそうかい、大したもノだね」


よくよく観察をしてみれば、ガゴウには違和感があった。

その姿ならば三本あるはずの角。だが、真ん中の一本は根本から折られている事にシューヌは気付く。


「まぁ、私はヒュドラを操っていた子供達には逃げらレたけど、そういうガゴウも角を折られたンだねぇ」


「今の俺は割と機嫌がいい、気が変わらねぇ内に失せろ。テメェもだガキ」


「…………兄ちゃんに確認が取れた。もうここに居る理由はない」


射抜く様な視線を向けられたジーズィは、ガゴウの言葉に少し遅れながらコクリと頷き返すと、高く飛び上がりオズミアルの魔法を避けながら遠くへと消えていった。


「ガゴウ、君はどうするんだい?」


「勝者は俺だ。だが、角一本分はアイツ等の勝ちだ。久々に清々しい奴等だった……角一本分の称賛をアイツ等に送る」


「メニアルは昔からソウダけど、君も素直じゃなイね」


「知った口を聞くんじゃねぇ。テメェが死骸漁りしてた理由は知らねぇが、そんな奴が俺を知ったように言うんじゃねぇよ。殺すぞ」


シューヌは両手を上げて降参のポーズを取りながら大木に飲まれていく。

それを見送ったガゴウは苛立ちを吐き捨てる様に鼻を鳴らし、空を見上げてオズミアルを視界に捉える。

そうしていると、赤鬼がバタバタと破壊された壁を越えてガゴウの元へと駆けてきた。


「兄貴! 人間共は軒並み引っ捕らえていいんすよね?」


「殺さねぇ様にしとけよ」


「へい、持ち帰るんですかい?」


「それも考えたが、テメェ等も見てただろ。気に食わねぇってだけで俺に噛み付いた阿呆共を……ありゃ殺し合いじゃなくてただの喧嘩だ」


「あのお二人ですね!」


「おうよ。だが事もあろうに俺の角を一本持って行きやがった。鬼の象徴であり、鬼の誇りだ。その一本の価値を知らねぇ馬鹿共に価値を教えてやらねぇとなぁ」


獰猛な笑みをガゴウが浮かべれば空気はピリピリと震えだし、残っていた床や壁にある亀裂は深く広くと広がっていく。


「人間共を引っ捕らえたら酒盛りでもしとけぇ! 祭りだ祭り! この魔王ガゴウが、オズミアルを叩き潰す祝祭だ!」


爆発が起きたかと錯覚するほどの音を響かせて跳び上がったガゴウは、大きく腕を振りかぶりオズミアルへ向けて振り抜く。

遅れて響いた打撃音――そして、その衝撃で一歩オズミアルが後退した足音が大地を揺らした。


---

場所は変わりログストア

--


《常峰君、シューヌさんのおかげで全員レストゥフルまで移動できました。ただ魔王ガゴウとの戦闘で佐々木君と田中君が重症で今は治療中です》


《重軽傷問わずに負傷者が多いので、臨時で治療施設を建てています。今からレーヴィを案内に向かわせるので、その場で待機していてください。俺も少ししたら戻るので、先の事はその時に》


《はい。常峰君も、気をつけてくださいね》


《ありがとうございます》


東郷先生との念話を切った俺は、目の前でリュシオンの方へ視線を向けながら不可解な表情を浮かべているアーコミアを見た。


「どうやらお互いに上手く事は運ばないようですね」


「そうでもない。俺の方は軌道修正圏内だ」


「強がりを……これからの貴方の苦労を考えると、私は同情すら覚えてしまいそうです」


俺の視線に気付いたアーコミアは疲れた様子で言うが、返事をする俺の頭の中ではアーコミアの言うように事後処理をまとめるだけでパンクしそうになっている。

できる事ならば早急に戻って、情報を書き出しながらまとめたいぐらいだ。


「それにしても、完全に魔力は無くなり死んだと思ったのですが……どうして私の目の前に貴方は立っているのでしょうか? それも、魔力が元に……いえ、数刻前よりも多く、今も増え続けている様に感じますが」


「死にかけただけで死ななかったってだけだ。魔力も、まぁ、一度は枯渇したな」


アーコミアの感覚に感服しながら俺は'スキルフォルダ'と心の中で唱えた。すると目の前には半透明の紙が現れ、久々に見たソレは俺の予想通りに追加項目が増えている。


------------------


眠王


|説明|

その者、眠れる王。眠りを愛し、眠る事に至福を感じる王。


|スキル効果|

省略


|限定解除|

限定解除時、以下の効果を追加。


・'眠王の目覚め'を発動可能。

眠王の目覚め LV:--

開放段階に応じて眠王の効果が上昇。発動時、'王の圧''眠王の殺意'を自動発動。

発動時、対象の所持する耐性スキルを無視。


第一起床限定解除を確認。以下の効果を追加。


夢現(ゆめうつつ)を自動発動

夢現 Lv:--

起床中、睡眠時と同じ効果を得る。



完全起床、条件達成。

スキル開示を制限。



|ログ|


一定以上の起床を確認。限定解除条件達成中

第二起床 限定解除中


第二起床の限定解除及び魔力の枯渇を確認。限定解除条件達成中

第一起床 限定解除中


第二起床、第一起床の限定解除及び生命維持困難を確認。限定解除解除達成中

完全起床 可能


------------------


大体予想通りだな。

魔力量が増えていく感覚というのを始めて意識して感じているが、なんとも言い難い感覚だ。それにこの第一起床の魔力の枯渇という条件は俺のスキル内容と考えると、日に日に解除条件のハードルが上がっていくのか。


更にはまだ解除していない'完全起床'という項目。タイミングと書かれている内容からして瀕死になる事が解除条件の一つなんだろう。

なんていうか……本当に最後の切り札って感じだな。

これ、瀕死になる前に第一起床を限定解除したら最後の解除条件満たせるのかね。


なんて考えていると、俺の目の動きで察したアーコミアが口を開く。


「スキルフォルダでも見ているのですか? ユニークスキルにはつくづく驚かされますね」


「それには同意だ。視覚化を願った初代勇者と、実現した神様ってのには感謝しなきゃな」


「幾ら視覚化したところで、扱うのはスキルの持ち主ですがね」


「ご尤も。それこそ、隷属魔法や催眠でもされない限りは自分の意思で扱うモノだな」


俺の言葉にピクリとアーコミアが反応したのを見逃しはしない。

さっき中立国レストゥフルで起こった暴動と毒物テロ。魅了のスキルを使ったのであれば、並木やラフィ達が見逃すとは思えなかった。

どこまで情報を得ているかは知らないが、魅了のスキルを看破する方法がある可能性の予想ぐらいアーコミアもしただろう。ならばどうするか……スキルを使わなければいい。


方法なんて俺の元の世界にもある。

洗脳、催眠、暗示、刷り込み教育、やり方や呼び方は様々だが要するに自分が魔族側だと認識させて行動させればいいだけ。

それが俺のユニークスキルの弱点だからこそ、この答えがすぐ出てきた。


「いつから仕込んでたんだ?」


「いやはや参りました。そこまで見抜かれているとは、感服しますよ眠王。ですがお答えはできません。私の手札の一つなので」


「そりゃそうだ。魔法で記憶を消して教え込ませるだけでもいいし、捕らえて長期間のストレスを与えた後に懐柔するだけでもいい。言葉巧みに利益だけを教え込ませるのも手だし、赤子を拉致れば自分を魔族なんだと思い込む事もあるかもな」


「なるほどなるほど、そういう手もあるのですね。次の参考にしましょう」


ダメか……俺じゃこの辺りが限界だな。流石にこれ以上は引き出せそうにない。

当てずっぽうで幾つか例を上げてみたが、表情は変わらないし、声の抑揚も変わったようには感じない。


「しかしどうしましょうか。今の眠王と戦うというのは、些か私には大変だ。なにせ神の城の制御を完全なモノにはしておらず、いつ暴走してもおかしくはない。そんな中、一段と覚醒した眠王と戦う事になれば……制御が狂ってしまうかもしれませんね」


「なるほど、確かにそれは困ったな」


完全に制御していないのは事実だろうが、制御が狂うなんてのは嘘だろう。現に神の怒りは既にアーコミアは制御しているし、神の兵共も大人しくアーコミアに従っている。

俺がこのまま神の城そのものを破壊するのも手だが……帰還に必要な可能性がある以上、俺がそれを選択しない事をアーコミアも分かって言っているんだろうな。


逆にアーコミアをここで始末――もダメだな。本格的に暴走された場合、こっちでどうにかする手立てを用意できていない。最悪は破壊するしか無い。

神の城に対する情報が足りなさすぎた。俺の落ち度だ。


やはりここは痛み分けが落とし所か。


「ちなみに俺からの提案だが、俺達の'帰還する'という目的に協力して、魔族はコチラに残り神の城は破棄する……なんてのはどうだ?」


「なんとも一方的な提案ですね。それを飲んだ後は、私達は根絶やしにされるんでしょうか? 実に恐ろしい提案だ。私達がそちらへ行くついでに協力するのであれば構いませんよ」


「まぁ、そうなるわな」


俺は一人で納得をしながら、アーコミアに向けて手を翳す。

警戒を見せたアーコミアだが、今の俺の魔力量に逆らえるならやってみるといい。


「"アーコミア、お前に法を敷く。

今より 七百二十時間 神の城の機能使用及び権限放棄を禁ずる"」


「おっと……これは……」


一瞬の抵抗もできずに、俺の法にアーコミアは縛られた。その事を理解したのか、アーコミアは驚いた表情で俺を見て、何度か頷き納得して見せた。


「これも眠王の力の一つですか。乱用しないところを見ると、対象の抵抗と魔力量などで眠王への負荷が左右されるといったところですかね」


「さてな」


「まぁ、元より破棄するつもりはありませんし、おかげで私も完全に制御できそうなのでいいですが……よかったのですか? 完全に機能を停止させて」


アーコミアが指差した先では、ゆっくりと徐々に加速しながら落下していく神の城。その可能性を予想していた俺は、即座に皆傘と江口に念話を繋いだ。


《神の城の機能を一時的に停止させた。周囲の被害は考えなくていいから、落下を止められるか?》


《あらあら、本当に落ちてきているんですねぇ》《落下速度を落とせるかい?》


《一日ぐらいだったら俺が支える。なんとかできそうなら頼む》


それだけ告げて、溢れて枯れない魔力で神の城の落下を止める。すると、数秒後には何本もの柱がそびえ立ち始め、それらを繋ぎ縫い合わせる様に蔦が絡まり、合間合間にも蔦で形作られた柱が神の城を支えようと伸びていく。


「お見事! いやはや今回は完敗です。本当に上手く望んだ様に事は運ばれませんね。これで私は七百二十時間、約ひと月の間は貴方達の世界に行けない事が決まってしまった」


「あぁ、もちろん俺達もな」


「かと言って暴走を警戒している貴方は私を殺そうとはしないでしょう」


「だがそれはそっちも同じだろ? こっちの最後の手段として、神の城の破壊はあるんだ。あの世への移動手段に持っていかれたくないだろう?」


「フフッ……クククッ、なるほど。貴方にはその決断をする勇気があると、その行為は後々に貴方達の関係に亀裂が生まれる事を覚悟して下せると言うのですね?」


「当然だ」


あくまで最後の手段だが、用意できる手段だ。

目の前の可能性を自ら破壊したくはない。ないが、できないわけではない。

できるだけ戦いを避けつつ、帰還を望む者をいち早くを選んだ結果が、目の前の神の城を破壊しないというだけだ。


「いいでしょう。ひと月の間、私と眠王は休戦という事ですね?」


「……あぁ」


「そういう事であれば、もう私は戻るとしましょう。またひと月後に」


そう言い残して転移魔法で消えるアーコミアを見送った俺は、ログストアに居る全員に念話で撤退を伝えて神の城を見る。


一ヶ月という時間は、向こうにとっても有益な時間だ。開戦のタイミングは決まっていて、それに向けて準備もできる。

そしてアーコミアの言った'私と眠王は休戦'という言葉は、本当にそのままの意味だ。この間に俺はオズミアルやショトルなどの問題を解決するために動かなければならないだろうし、俺以外がアーコミアに挑むのは勝手だ。


「大国を三つとも落とされたのが痛いな。アーコミア自身、かなり前倒しで神の城を手に入れたと言っていたし……俺の休戦提案を待っていた可能性まで出てくる」


ぐるぐると色々な可能性が出てくる頭を冷やすため、大きく深呼吸を一回してダンジョンへの扉を喚び出した。


「一眠りしよ」


とりあえず思考をリセットする為に、七百二十時間という勝ち取れた時間を有効活用する為に、と言葉を並べつつ寝室へと向かった。

遅くなりました。

年末年始最後の大詰めという感じでどうしても時間が作れず、すみません。



ブクマありがとうございます!

これからも、お付き合い頂けると嬉しいです!

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