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眠れる王  作者: 慧瑠
切られた火蓋は、波に煽られ燃え上がる
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ビビってなんかいられない

ギナビア国です

「長野君、到着早々悪いけどログストアの状況が分かるかしら? 常峰君と念話ができないのだけれど」


「いや、詳しくは分かんねぇかな。王様に言われたのは緊急事態時用にギナビアへ行っててくれってのと、もしかしたらログストアの人達が中立国で受け入れるかも。とかだったな」


「それに関しては、もう受け入れは終わっているでしょうね。予定ではなく現状が知りたかったのだけれど……我が侭を言っても仕方がないわね」


「わりぃな。急いでこっちに来たから、俺も向こうのリアタイを把握してねぇや」


「謝らなくて結構よ。分かれば嬉しいと思っただけで、おおよその見当は付いているわ」


「そうなのか?」


「えぇ。常峰君と連絡が取れなくなったタイミングとこちらの状況、最後の念話の様子から察するにリュシオンの方でも問題が起きたのでしょう。魔力砲は今の所はなんとかできているみたいだけれど、いつまで保つかしら」


「言う割に市羽は余裕そうだな。ついて早々にこっち来る様に言われたけど、外の状況と市羽の様子が合ってないんだが」


長野の言う通り、リピアの転移魔法でギナビア付近まで送られて少し歩き、少し時間の掛かった入国審査を終えてニャニャムと合流すると、すぐに市羽が待つギナビア城まで案内された。

それでもすぐに会う事はできず、やっと会えた頃には外は突然現れた魔物達で混乱状態になり、結局市羽の元まで人に聞きながら一人で来ている。


「ログストア国から攻撃が来る時には、私が対処するのよ? ここを離れるわけには行かないわ。まぁそれでも、別に兼任して魔物の対処に当たってもいいけれど、あまり得策とは思えないのよ」


「対処はできるって聞こえるけど、マジ?」


「できるわ。ここから分かってる程度の魔物なら、それほど苦労も無いわね」


「ここからって室内なんだが……使い魔的なのでもいんの?」


「この世界に来てから、気配とかそういうのに一層敏くなっただけよ」


市羽は長野が持ってきた杭を眺めながら答えつつも、城下で暴れ始めている魔物に加えて漆達の位置まで完璧に把握して状況を見定めていく。


「長野君はショトル対策で来たのよね?」


「ん?あぁ、対策っつーか母体探しだな。その杭使えばワンチャン見つかる」


「少し特殊な魔力をわざと吸収させて、母体の特定をするのね。逃げられたとしても変換元を記録すれば、次からは辿れる様になると……よく分かったわ。ありがとう」


「もういいのか?」


杭を返された長野は不思議そうに問いかける。そもそも、長野はそのまま市羽に杭を渡してもいいと思っていたのに、返された事に少しだけ困惑した。


「いいわ。それが可能であるなら、私でもできるもの」


「は?」


「要は吸収された自分の魔力を見失わなければいいだけよ。見失った時、そこに母体が居るだけ……まぁ、その杭はただ記録するだけで終わらせる気は無いようだけれど」


「それってすげぇ難しいんじゃねぇか? だからチェスター・アルバーンがこんなの作ってくれたわけで」


「さぁ、どうかしらね。ただ私は、自分の魔力なら世界の果てでも見失わないわ」


他者が出来ようが出来まいが市羽にとって関係はない。

自分が出来るのであればそれでよく、他者にそれを強要はしない。加えて今の市羽は、もう一つ感情が足されていく。


常峰 夜継の意識に、思考に自分が居る。それが今、最も自分の為であるという確信。


初めての感情に市羽は言い表せない高揚感を覚えていた。

だが、長野が市羽の変化に気付く事はなく、困惑していた表情は苦笑いへと変わっている。


「さっすが天才。台詞から感じる自信がちげぇや」


「なんとでも言いなさい。それよりも長野君、少し私に使われてちょうだい」


「言い方よ……」


肯定以外を求めない射抜く様な視線に、長野の表情はさらなる引き攣りを見せた。


--


「んじゃ'獅子(レオ)'は城ヶ崎を送ってくれ。城ヶ崎は着いたら市羽んとこまで直行で」


「分かったけどさぁ……市羽さん、なんで私を呼んでるの?」


「俺にはさっぱり」


「こわぁ」


へなぁ~と燃え盛る獅子の背中に覆いかぶさる城ヶ崎は、長野の同情を含んだ視線に見送られていく。


「さてと……思ってたよりやべぇな」


市羽の頼みで城ヶ崎を呼びに行く途中、長野は牡牛(もーきち)を偵察に送り出していたのだが、伝わってくる情報は緊迫したものばかり。

ギルドや軍が率先して魔物の対処をし、戦える者達も魔物の相手をしているが、それよりも魔物の数が多く被害は広がっている。


「藤井は子供達連れて避難誘導してるみたいだけど、漆は何してんだコレ」


城ヶ崎も一応適当に魔物の相手をしていた。しかし、漆だけはスラム街の奥に一人で居る様子。

とりあえず漆と合流するかな。と思い動こうとした瞬間、もーきちを通して漆から止められた。


――覗き見は勝手だけど、来たら殺すわ。


唐突に告げられた同級生からの脅しに、スラム街へと向いていた長野の足はピタリと止まり、踵を返して一先ず人が集まっている場所を目指し大通りを駆けていく。


「こえぇぇ、いやこえぇよ! 来て欲しくねぇなら行かねぇよ!」


至る所で上がっている戦闘音に負けず劣らずの大声は、当然周囲の魔物の意識を惹き、長野へ群がってくる。


「'山羊(やーさん)'おなしゃっす」


走りながら手を掲げ、その名を呼ぶと、長野の背中に現れた天盤が回り、のっそりと三メートル超えの山羊が姿を現した。


そして啼いた。


それだけで空気が揺れ、群がってきていた魔物達は足を止めてしまう。

魔物達の足が止まった様子を見ていた山羊が蹄を鳴らせば、地面から生えた棘が次々を魔物達を串刺し、長野の駆ける道を作り上げる。


「おっと、アレ? 藤井?」


「ハァ、ハァ、長野君? ッ! みんな、伏せてください!」


曲がり角でぶつかりそうになり足を止めれば、視界には子供達を連れている藤井が飛び込んできた。

牡牛伝いで知っている限りでは、もうすぐ外へ出る門に辿り着く位置に居たはずで、そこから何故離れて自分の目の前に藤井が現れたか分からない。


対する藤井も、いきなり長野が現れた事に驚いている様子だったが、何かを察し焦った藤井は子供達に伏せる様に告げながら、子供達の頭上に手を伸ばして何かを掴み引き千切る様に腕を振るう。

すると、立ち並ぶ家々が吹き飛んだかと思えば、何本か木々が子供達の頭上を通過し、瓦礫なども自然に他の瓦礫とぶつかり合い子供達を避けて落ちた。


「ハァ……ハァ……みんな、この人の周りに。そこは安全ですから」


藤井がそう言えば、付いてきていた子供達は長野の周りに移動する。

いまいち状況が飲み込めていない長野がオロオロしていると、今度は藤井が長野へもたれ掛かってきた。


「お、おい!」


「すみません。身体に力があまり入らなくて……すぐに動ける様になると思いますから……ハァ、ハァ」


「汗が酷いぞ? それに、さっきの攻撃は」


「スキルの使い過ぎです。ふぅ、ふぅー……同時に複数の死線を手繰り寄せて切らさない様にと、疲れますね。守るって」


「そのスキル感覚が分からねぇけど、とりあえず俺の周りだと平気なのか?」


「長野君の周りは極端に死線が薄いので多分。申し訳ないですけど、このまま子供達と先の避難所までお願いしていいですか? ニャニャムさんとケノンさんが居るあの付近はまだ安全みたいなんです」


「いいけど、このまま?」


「あぁ、もう自分で歩けます。すみません」


スッと離れた藤井の体温に、うるさく鳴っていた心音が落ち着きを取り戻すと共に少しの勿体なさを長野が感じていると、呆れたように後ろから山羊の鳴き声が聞こえ、同時に現れた土の壁が何かを防いだ。


「向こうも簡単には逃してくれなさそうですね」


「おいおい何だありゃ……」


「魔王ショトルだと思います」


「根拠があったりする?」


「アレの周りだけ切り取られた様に死線が無いんです。私は一度だけショトルを見ていますから……全く同じ、目の前のアレは死にません」


「あーね。そんな感じ」


怯える子供達、藤井と長野の視線に先には、片腕だけ異様に発達している二足歩行の黒い影がギナビア軍の兵を振り回している。

先程山羊が防いでくれたモノを一瞥すれば、それは四肢が変な方向へと曲がり散らしているが元は人であることが容易に分かった。


「私は魔力を覚えられているみたいで、完全に餌として見られています。本能なのかは知りませんが、目先の餌を優先する傾向があるので、私が囮をします。ですので長野君は、リーカさん達を」


異界の者の魔力といえど、吸収してしまえば恐れる事はなくなるのか……と情報を整理した長野は、懐から杭を取り出しショトルに狙いを定め、風の魔法に乗せて打ち出した。


「'ウィンドウショット'」


「長野君!? 話聞いてましたか!?」


「いやいや、女の子一人を囮に置いていくとか、流石にカッコ悪いっしょ」


特に考えはない。ただそう思ったからの行動で、ここからどうするかのプランは長野には無い。


「はぁ……馬鹿なんですか? すぐに子供達をニャニャムさん達に預けて戻ってくるとか、もっとこうあったと思うのですが」


「ハハッ、俺を見っけてホッとした顔したのバレてるからな! こちとら元はダークヒーロー予定だったんだ。魔王の分体に怯えてられっかよ」


長野の鼓動は別の意味で早まっていく。

隣のチート持ちからは死なない敵だと宣言され、目の前では鳴き声にすらなっていない音を発しながら軍の人間が虫ケラの様に殺され、おもちゃ同然の扱いになっている。


永禮やまこっちゃんは居ない。自分一人。

ビビってる。怖いし、逃げ出したいし、あの振り回されてるのが自分だったらと思うとチビりそうだ。

守りながらなんて戦えるとか思っちゃいないけど、伸ばされた手を払ってまで逃げようとも思えない。


そんな葛藤が長野の中で鬩ぎ合い、口から出した強がりを答えとした。


「イキってイキってカッコつけてやらぁ! 天盤を回せ! '(カニコウ)''乙女(スピカ)''双子(ツィン)' 子供達のエスコート!!」


長野の声に応え、半透明な巨大な蟹が、アルカイックスマイルの美女が、一枚の鏡が現れる。


「必ず守ってくれよ」


その言葉に蟹は先陣を切り、美女は揺蕩わせていた羽衣でリーカ達を包み込み、鏡に映った長野がサムズアップで応えた。


「アレが長野君の?」


「あぁ、戦闘に不向きな奴も居るが、まだ戦力になるやつも居る! '牡羊(もころう)''射手(ビルサグ)'やーさんも行けるな?」


小さい毛玉は可愛らしく鳴き、巨大な山羊は周囲を威圧するように声を上げ、空中に浮かぶ小手は同じく浮かぶ弓の弦を鳴らす。


「何となくどういうものかは分かりましたが、ネーミングセンスは無いんですね」


「うるせぇ。まぁ見とけ、見惚れて惚れんなよ!!」


長野の声でショトルの意識は既に二人へ向いている。

掴んでいた兵を投げ捨て、一歩一歩を距離を詰める事を楽しむように近づいてくる。


「変な楽しみ方覚えた子供かよ。教育してやんよ」


強がりだ。本人も分かっている。

だけどそれを本心としなければ、今すぐにでも逃げ出す事も分かってしまっている。


まさか、親友が居ないだけでこんなに弱気になるとは……。


唯一長野が分かっていなかった事だ。故に長野は自分を奮い立たせる。

ここでカッコつけられたらどうだろうか。親友達に自慢できる。

自慢したらどうだろうか。きっと疑ってくるだろうが称賛してくれる。

その時はどうだろうか……きっと馬鹿話へと変わって楽しい時間が待っている。


「っしゃーコラ! 覚えられたら攻撃停止、その後アレで行く! '火球'!!」


大雑把な指示の後に放たれた魔法は、避ける様子すら見せなかったショトルに直撃した。そこから追い打ちをかける様に小さな毛玉が燃え盛りながら突貫し、それよりも疾く魔力で作られた矢がショトルを射抜く。


「軍人さん達、ここは任せな。他所は頼むぜ!」


一瞬長野の言葉に顔を歪めたギナビア軍だったが、隣に立つ藤井の存在に気付きその場を長野に任せて移動していく。


藤井は目立った動きをギナビア国でした事はない。しかし、漆と関係が深く、中にはギナビア城で藤井の姿を見た者も居る。

ギナビア城、漆と繋がり、その先には自ずとある人物の名が出てくる。

 "市羽 燈花"

現在のギナビア国において、この名は様々な意味で有名であり、様々な意味で信頼が置かれているのだ。


「んじゃまずはスタミナ削りから '灼熱よ 破壊の限りを尽せ ―プロミネンス・イラプション―'」


長野が詠唱を行い、その間は牡羊と射手が攻撃を絶え間なく続け、再生しながらも長野を狙った攻撃は山羊が防ぐ。

そして発動された魔法は、ショトルの足元で大爆発を起こす形で現れた。


爆発の後に吹き出す紅蓮の炎、ショトルに接近していた牡羊はショトルと共に炎に飲まれるが、燃え尽きるどころか体格が一回り、二回りも大きくなり始め、炎と共にショトルを飲み込んだ。


その間に長野は考える。

おそらくギナビア軍は魔力を覚えられ、逆にストックを与えていたはずであり、ショトル本体を関わらずに対応していた藤井の魔力もストックしている可能性。

再生にどれだけの魔力を使っているかは分からない。永禮やまこっちゃんとイメトレした時をベースで考えれば、初撃と今の一撃で自分の魔力は覚えられた。


そして長野の予想通りに、再生を始めたショトルは炎と牡羊を飲み込み返し始めた。


「下がれ、もころう! ビルサグ、やーさん、もころうの撤退援護!」


指示を出しつつ次の手を。


「攻守交代、やーさん頼んだ」


戻ってきた牡羊に変わり、今度は山羊が大地を踏み鳴らし、ショトルを串刺しにする。するとショトルの再生は遅れ始め、形を保てなくなり始めた。

念の為にと死線を意識しつつ様子を見ていた藤井は不思議に思った。


「どうして攻撃が効いているの?」


口から漏れた問いに、ショトルから目を離さない長野が答える。


「召喚には俺の魔力を使うんだけど、やーさん達は自前で自分に合った魔力持っててな。賭けだったが、どうやらショトルにとっても別の魔力扱いでいいらしい。儲けもんだ」


記憶しにくいのか、黄道十二宮(ゾディアック)で喚び出した星座達の攻撃は長野が思っていたよりも効いている。

だけどそれは思ったよりも……なだけで、既に牡羊と射手の魔力は覚えられた。


「切り離しがなければ無限供給か? いや、それだったら回復が遅れる事はない……はず。大丈夫、切り替えタイミングさえミスらなきゃ分体一体ぐらいヤれ「長野君! 危ない!」へ?」


不安定ながらも腕を模したショトルは、その辺に落ちていた石材を長野めがけて投げ飛ばしていた。

まだ時間はあると思い考えていた長野は気付くのが遅れ、急に濃く現れた死線のおかげで藤井は気付く。


射手と牡羊が防ごうと動くが、その二体に向けても死体と木材が投げ飛ばされ、長野は自分で対処をしなければならなかった。


「やべ」


間に合わない。分かるのはそれだけで、どうすればいいかが瞬時に浮かばない。


「今は長野君しかショトルの相手ができないんです。気を抜かないでください」


そのボヤきと共に藤井は切れかかった死線を手繰り寄せ繋げた。それだけで突風が吹き、何処からか飛んできた木材が石材の軌道をズラす。


軌道上に長野は居ない。これで長野の命は繋がった……しかし、軌道が変わった石材は藤井へと向かっていた。


「おい!」


「死なないとは思います」


軌道をずらした瞬間に藤井には分かった。その石材が自分へ飛んでくる事に。

勢いが弱まったおかげか……死線を視る限り、死ぬ確率は半々。自分が避ける行動をすれば、重症は負うだろうけど、死にはしないだろうと考えた。


「自己犠牲なんて似合わないですけどね」


隣で頑張る長野に感化されたのだろう。まさか、自分の命を危機に晒そうとしてしまうとは……と自嘲気味に笑う藤井は、できるだけ生き残る様に身体を固め、目を閉じる。


だが、何時まで経っても衝撃は来ず、聞こえたのは呻き声だった。


「え? ちょ、長野君? 何してるんですか……?」


「分からねぇけど、藤井が俺を助けてくれたんだろ? だったら俺は死なねぇ。つーか、怪我しそうな女の子居たら、そりゃ守るだろ普通」


自分の壁になり、激痛に歪みながらも無理して笑顔を浮かべる長野の口元からは血が漏れていた。

何を言われているのか、なんでそんな事をしたのかも理解できない藤井は、返す言葉に悩む。


対する長野はアドレナリンが溢れ出し、だんだんと痛みを感じなくなり始め、考えるのをやめた。


「バイブス上がってきた!! 後先考えても仕方ねぇ! やーさん、行くぜ!」


振り返りショトルを捉えた長野は、懐から緑色の輝く石を取り出し手を掲げ叫ぶ。


「'天と地を繋ぐ扉 今開かれん 守護する者よ 支配する者よ 我が声に応えよ' 天盤を開け! '罪なき者(ハナエル)'」


瞬間、緑色の石は強く輝きを放ち、呼応するように山羊の身体からも放たれた光が天へ上る。

そして石が砕けると共に、光の柱の中から神々しい純白の羽を持つ男が現れ、ショトルに手を翳し光で包み込んだ。

遅くなりがちですみません。

体調は崩すわ、年末近付き忙しくなるわで……ちょっと時間が割きづらくなりってます。 遅れた時の言い訳です。


次とその次ぐらいまではギナビアで、その後リュシオンにするかログストアにするか……その日の私に任せましょう……。



ブクマ・評価ありがとうございます!

これからも見守っていただけると、嬉しいです!!

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