身近な情報源
ガレオさんの言葉の後、数秒の沈黙を挟んでシューヌさんの口から呆れにも似た溜め息が漏れた。
「残念だけど、ガレオの思う様な展開はないよ。お涙頂戴の物語は、私とトーセンの間には無い。何を期待して聞いたのかは知らないが、私がトーセンを殺し喰らった」
淡々と告げられた言葉に、ガレオさんは表情を歪める反応を見せるが続く言葉は無く、また沈黙が流れる。
トーセンさんが強いだけかと思っていたが、ガレオさんの言葉とシューヌさんの返答から察するに、トーセンさんとシューヌさんはそういう関係だったのだろうか。そうでなくとも、それなりの関係ではあったのだろう。
「それでどうする? 今、私の命はガレオが握っているわけだが」
「師匠の死は、貴様だけのせいではない……一心同体とまでコニュア様は仰った。それはコニュア様の意思であり、尊重すべきものだ。貴様をココで斬るということは、コニュア様を斬る事とも考える。
故に、今は貴様を斬る事はしない。コニュア様にお伺いを立ててからだ」
「やれやれ」
ガレオさんの答えを聞いたシューヌさんは、小さくそう呟くと、ガレオさんから自分の心臓を回収した。次の瞬間には、自分の心臓が入っていた瓶を砕いて中か脈打つ心臓を取り出す。
そして、自分の胸に押し立てると、心臓はゆっくりとシューヌさんの体内に飲み込まれて消えいく。
「そういう事なら、今は返してもらおう。私の知らない所で私を勝手に殺されても困るからね」
「次に会う時には必ず殺す」
「詐欺にならない事を祈っておくよ」
ピリッとした空気はしているものの、コニュア皇女との話以降、本当にガレオさんは少し吹っ切れているような気がする。今も、初めてガレオさんの口から森の怪物の話をされた時みたいな……憎しみオンリーな感じはない。
「眠王、割り込んでしまい申し訳ありませんでした。私はロバーソンの手伝いに行きますので、話が終わりましたら声を掛けてください」
「わかりました。シューヌさんに幾つか質問をしたら戻ります」
「でわ」
ガレオさんが部屋を出ていくと、それを待っていたかのようにシューヌさんの笑い声が聞こえた。
「ハハハ。本当に、ガレオは不器用で生き辛そうな性格をしている。眠王もそう思うだろう?」
「真っ直ぐで誠実な印象はありますよ。俺は、あそこまで信念がしっかりしているのは、羨ましいと思いますね」
「羨ましいだけで、そうありたいとは思わないのだろう? 光貴も、よくそう言っていたよ」
「んーまぁ、そうですね」
そう言われれば、生前の爺も似たような事を言っていた気がする。っと、別にそれはいいんだ。ガレオさんが待っているから、質問することをしていかないとな。
「ガレオさんを待たせ過ぎても悪いので続けますが、コニュア皇女は一定期間で肉体は急速に腐ちてしまうと言っていました。それは魔法の影響なんですか?」
「そうだよ。私とコニュアは色々と共有をしている。肉体の急速劣化は私の影響だからね……魔法を解除してあげれば、今後は起こらないだろう。普通の人間の女の子に戻るとは、そういう所も含めている」
なるほど。本当に、シューヌさんの教えてくれた方法でコニュア皇女の相談には応えられるな。となれば、俺が聞きたい別の事を聞く時間ができた。
「コニュア皇女の件に関しては、シューヌさんの言葉を信用してみましょう。別の質問をしたいのですが、いいですか?」
「私の言葉だけで信用しきれないのであれば、白玉に聞いてみると良い。質問も構わないよ、コニュアの件を任せてしまっている私としては、協力ぐらいはしてあげたい」
「そういう事であれば遠慮なく。ログストア国に居るチーアの事について、なにか知っている事があればお聞きしたい」
爺の手紙には、コニュア皇女との並んでチーアの名前も書いてあった。コニュア皇女に聞いても良かったんだが、そういう空気でもなかったしな。
それにおそらく、シューヌさんの方がコニュア皇女より詳しく知っている。
「チーアか……懐かしい名前だ。今は確か、ログストア王の次女だったかな」
「爺の手紙には、コニュア皇女と並んでチーアの名前も書いてありました」
「光貴は本当に君には色々伝える為に残しているね。チーアの事に関しては、天然者が面倒を見ているはずだけど、まだ会っていないのかな」
誰だ。爺の手紙と、爺達が写っていた写真の中で該当しそうな人物。俺が会っている確率が高そうなのは――ウィニさんか。チーアの専属メイドさんで書物庫の管理人。
岸達が孤島へ行くきっかけとなった本を持っていたのもウィニさんだったな。手紙を見た時に考えれば予想できただろうに、ちょっと情報の処理が追いついていないか。
えーっと、確か爺の手紙では……
「神の子 ウィニ・チャーチル」
「ウィニは、私やコニュアまたチーアとも違う存在。文字通り、今は亡き神の子だよ」
またとんでもない存在が、そんな近くに居たもんで。
「それで、ウィニさんが神の子なら、神の子が見ているチーアは一体」
「さっきの眠王の部下とは違う道を歩んだ精霊。意思を持ち、独自に成長をする魔法。さっきの部下の子が人に寄り添い成った精霊ならば、チーアは魔法に寄り添い成った精霊と言った所かな」
そういうことか。
以前、ペニュサ将軍は過去に三回確認されたと言っているが、おそらくはもっと前に数回ある。そういう文献が残っていないだけか、残さなかったか。
どちらにせよ、チーアは兵器の鍵などではなく、兵器そのもの。
兵器という単語と鍵というワード、そして'神の城'なんて名前から、何かしら大掛かりな仕掛けがあると考えていたが、その実は単体の魔法というわけか。
「神の城は過去に三回確認されたと聞きました」
「正確には五回だね。しかし、実際の被害が出たのはその三回だけだろう」
「どういう魔法なんですか?」
「広域制圧と殲滅を目的としてチェスター達が作らされた魔法だよ。もっとも、あまりにも制御が難しくて、一度発動すれば止まる事無く無差別に一帯を殲滅するもんだから、当時興味を示した精霊に発動と停止の役割を任せているらしい」
「それがチーアだと」
「その魔法の資料は破棄をしていたし、再現も不可能な類だ。今ではチーアしか発動も停止もできないだろうね」
泣かれる事をウィニさんが警戒していたとなると、発動トリガーがチーアが泣く事か、感情の暴走辺りと予想できるかな。
停止のトリガーは、今発動していない事を考えて、チーアの精神面の安定か?
とりあえず発動条件をウィニさんが分かっているから、今は安心していいな。そのために専属になっているんだろうし、止め方も知っている可能性が高い。
そうならば、今までウィニさんが担ってきたんだし、今更外部からややこしくしても仕方ないな。今度ウィニさんとも話す機会を設けるとして、今後もウィニさんに任せた方が良いだろう。
さて、後二つぐらいは聞いておきたい事がある。俺達に関わる本題も本題だ。
「後二つ程聞いておきたいのですが」
「いいよ。私も眠王……というよりは、異界の者に見てもらいたいモノがあったのを思い出したから、あとでそれを見てくれるなら」
異界の者に見てもらいたいモノ? 一体なんだろうか……気になる所だけど、見せてくれるというのなら先に質問を済ましてしまおう。
「端的に言えば、魔神の事と帰還方法についてです」
「そうだろうと思っていたよ。特に聞きたいのは後者かな?」
「そうですね。先に知れるなら、帰還方法を知りたい所です」
「チェスター、エリヴィラ、博、幸子、光貴。その他にも異界の者は何度か召喚されている。一番最初の召喚者初代勇者については、私も詳しくは知らない。
その中で、帰ろうとしない者もいれば、今の眠王の様に帰ろうと必死になった者達も居た。それでも、帰還方法というものは確立されていない……君なら、この意味が分かるんじゃないかな?」
「シューヌさんも分からないと」
知れるなら答えが知りたいが、それがあるとは思っていない。
少しでも情報が欲しいんだ。爺達は、可能性を見つけていたのだから。帰還方法を確立する事が不可能なんてことはないはずだ。
「そうだ。誰も元の世界には帰れていないんだよ。帰ろうとしたものも、その前に諦めてしまったからね。
探そうとし続ければ、どこかで必ず光貴達の資料にも辿りつけただろうに、それができなかった。何故だと思う?」
しなかった。ではなくて、できなかった……あぁ、そうか。その暇が無かったのか。
チェスターさん達の様に知識目的で飼い殺された可能性もある。
爺の様に、帰りたいけど元の世界で召喚される直前に死んだ可能性もあるのかもしれない。
そして、初代勇者の様に魔王の討伐をしていた場合、討伐する事を強要をした事もあるのだろう。弱みを握られ、脅された事もあるのだろう。魔王を討伐しようとしている最中に、この世界で沢山の出会いがあって、帰るという選択を捨てた者もいるのだろう。
爺達は召喚用の魔法陣に小細工をして、尚且つ俺が情報を集めやすい様に、俺に情報が集まる様にと世界に散りばめた。
今日までの間で、それができる可能性を少しずつ下げて、俺に可能性を集約させた。
俺が来るまでではなく、俺が来てからを考えて。
「爺が俺に託したからか」
「そのとおりだよ。他の異界の者達には、圧倒的に人手も足りなければ時間も足りなかった。かと言って、光貴達は自分たちの研究が悪用される事を恐れても居た。
だから、光貴達の資料にまで届く者は少なく、そこから更に情報を集められる者は一層限られてしまった。召喚用の魔法は戻る様には作られていないし、この世界の人がそれを望まなかったのも一つの要因だろうね」
荷が重いわ。面と向かって言われると、本当に荷の重さを実感する。
寝る時間を削って、それなりにメッキが剥がれない様に保ってきたつもりが、メッキごと潰されそうな感覚がする。
「別に君が病む事ではないよ。明日の晩御飯を当てるぐらいしか役に立たなかった光貴のスキルだが、その精度は確かなものだった。
来る事が決まっている君に託す事を、チェスター達も同意をして行なったまで。私もそれが最善だと考えて意見はしなかった。むしろ、君に背負わせてしまった事を、私も光貴達も謝るべきだろう」
俺が表情に出してしまっていたのか、気を使わせてしまっているな。
確かに荷が重い。何よりも、睡眠時間が削られているのが気に食わない。眠くて眠くて仕方がない。だが、今更最高の睡眠は得られない。
俺の頼みを聞いて動いてくれたクラスメイト達が居る。そして今回、俺の想像以上に爺だけではなく、チェスターさん達も覚悟と希望を持って俺に託した事を知ってしまった。
失敗するかもしれないし、託された事を俺が成せるかも怪しい。すべて無駄にするのかもしれないし、爺の様に次代に繋ぐだけで終わってしまうのかもしれない。
それでも今ここで放り投げるのは、爺達にも悪いし、何よりもそれなりに信じてくれているクラスメイト達にも悪い。
それはあまりにも――寝覚めが悪い。
「やれるだけはやりますよ。俺ができる事なんて、わりと限られていますから」
「ふふふ。そうか、なら私もできるだけは協力をしよう。本来ならば、私はガレオに殺されていてもおかしくないのだが、なにかとこうして生きている。
残念だけど私にもできることは限られる。それでも、できる限りは余った時間を光貴達や君の為に使うのもいいだろう」
シューヌさんと爺達の関係は、ただの実験だけの関係ではないのかもな。シューヌさんが爺やチェスターさん達の名前を口にする時、とても懐かしむ様な、楽しい思い出を語る様な声になる。
爺達が繋いでくれた縁……しっかりと、繋がせて貰おう。
「では、魔神の事についても教えてください」
「そうだったね。魔神は初代勇者と、それが討伐した初代魔王、そして今は亡き神が混ざったモノだ……と、光貴達は結論付けていたよ」
「ん……?」
「だから呼称がいつから魔神になったかは覚えていないけど、文字通り神の類でも間違いはないのかもしれないね」
魔神が初代魔王である事は、コア君からそれとなく聞いていた。だが、初代勇者で今は亡き神が混ざった?
それは、一体どういう事だ? いや、なんでそれがチェスターさん達は分かったんだ?
「どうして?という顔だ。分からなくもないよ、私も最初聞いた時は意味がわからなかったからね。ただ一応証拠もあったらしい」
「証拠ですか?」
「異界の者を喚ぶ召喚魔法は、神が創り出した魔法らしいんだ。そして、その召喚魔法で初めて喚び出されたのは初代勇者なんだよ。一応光貴の様に他の方法でも外から来る者は居るのだけどね、任意で喚び出せる術を神は創り出した。
そしてもう一つ、神が初代勇者を喚ぶにあたって、この世界に干渉をした」
該当するのが一つだけ俺の頭の中で浮かんだ。
その情報はあった。
岸達が孤島へたどり着くきっかけになったのはウィニさんの本だが、その本を見る事になったのは――'スキルフォルダ'だ。
コア君もスキルフォルダは魔法とは少し違うみたいな事を言っていた。
何よりも、スキルフォルダは俺に干渉をし続けている。当たり前の様に誰にでも使えるモノで、俺が初めて使った時にも、そこに許可をした記憶はない。俺のスキルの外から干渉しているにも関わらずだ。
「スキルフォルダか」
「察しが良いね、そのとおりだ。アレは、魔法でもなければスキルでもない。この世界に干渉して神が付け加えた自然の摂理の一つらしいんだよ。
円滑に神からの頼みをこなす為、初代勇者が努力の結果と才能を視覚化する事を願い叶えられた結果らしい。そして、過去に魔神が、すべてのスキルを封じた事がある。その時にスキルフォルダを使用する事すらできなくなったんだ」
「スキルでもないのに、そこまで封じれたという事は」
「最初は、何が使用不可能になっているか確認しようとしたのがきっかけなのだけどね。まぁ、チェスター達は予想だったんだけど、後々にそれは事実であると確信できるようになったんだ」
時折シューヌさんの言葉の中には、曖昧なモノではなく確かな言い方が含まれている。そう思う様な事があったのは確かだ。
例えば、その召喚魔法を作った神とか。
「どうやってですか?」
もしそうなら、魔神に会う必要がある。コア君を勧誘するぐらいには、何かの目的があって会話をする事が可能なんだ。
だからその為に、シューヌさんが確信した理由をしりたい。
「君達はこの世界に来る前に、潜在的な才能や適合するスキルを開花させられただろう?」
「だと思いますね。あの変な光にされたと思います」
「その光は、福神 幸子なんだ」
「は?」
福神 幸子って、聖女の福神 幸子さん?
全く意味が分からん。何がどうなったら、そうなるんだ。
「そうする他無くてね……それが彼女なりの想いなんだよ。だけどコニュアという存在もあって悩んでいた。色々と教えてあげたい、母を知ってもらいたい、愛情を与えたい。だけど、それを許されるだけの時間は無くなってしまったんだよ」
「……。だから、シューヌさんは今までコニュア皇女を生かし続けたんですか」
「代わりが見つかるまで。なんて言い方は失礼かも知れないけど、コニュアがしっかりと頼れる存在が現れるまではと。彼女には恩があり、私にはそれぐらいしか返せなかったから」
これをエゴと言っていいものなのか悩むが、そこにコニュア皇女の意思は無い。母親としての意思と、恩義に対する心だけだ。
まぁ、それを俺が口出しをした所で仕方がない事だな。解除方法を教えたという事は、シューヌさんの中で完結したということ。福神 幸子さんとシューヌさんの間柄なんてのは全く知らないわけだし。
それよりも、あの光が初代聖女だというのならば……。
「福神 幸子さんに会う方法はありますか?」
「その内に向こうから会いに来るよ。今の幸子は、そうそう簡単に会いに行けないからね。君が光貴の血縁だという事は、もう幸子も知っているはずだから、必ず君に会いに来る」
それは嬉しい事だ。
予想していたよりも様々な方面で関わりがあったが、どれだけ風呂敷が広がろうが目的は変わらない。
帰還方法の確立。そして、俺の安眠、快眠だ。
「っと、眠王には悪いんだけど、ちょっと私の時間があまりない。質問はこのくらいにして、私の要件を済ませてもいいかな?」
ふと異音が聞こえ、思考するために下がり掛けていた頭を上げると、シューヌさんはフードの上から顔半分を手で覆い、そこからグチュグチュと音が聞こえる。
「大丈夫ですか?」
「アァ、うん。あまリ、長くは話せないようだ。まだ話していたいと思いすぎて、少し今日は魔力を使いすぎた事を忘れていたよ。流石に君にコレをどうこうさせるわけにはいかないからね。話を進めよう」
ここで食い下がって時間を無駄にするほうがシューヌさんにとっては辛そうだ。だから俺は頷いて、次のシューヌさんの言葉を待つ。
すると、瓶を取り出した時と同じ様に、顔を抑えている手とは逆の手を胸元へ突っ込み、一つの可愛らしい封筒を取り出した。
「これは、チェスター達の後に来た異界の者が残したモノでね、光貴達の資料へ辿り着いた数少ない異界の者だ。
異界の文字とは別の何か記号が並べられているんだけど、どうにも私には読めないんだよ」
差し出された封筒を開けて中を見ると、俺も言葉を失った。
俺も読めねぇ。どっかで見たことある気もするけど、読めねぇ。
何だこれ。時折漢字や平仮名があるんだが、何だこれ。'異世界'という文字は読めるが、レとニってなんだ?
昔@人ってなんだ。
「あー、所々は読めますが、ちょっと俺も全体的に読む事は難しいですね。これをシューヌさんに預けた人って、どんな人だったんですか?」
最悪の場合、俺達とはまた別の世界の可能性があるな。
「そうだねぇ……すごく派手を好む子だったよ。エルフの里長に、あの髪型を勧めたのもその子だからね。後は、元の世界ではギャルというモノをしていたらしいという事しか知らないんだ。ごめんよ」
あぁ、十分です。理解しました。
これあれか、ギャル文字か。昔に爺が俺に解読を依頼して、秒で投げ捨てた覚えがあるわ。
「多分ですが、俺のクラスメイトなら読めるかもしれません」
「そうか。ナラ、それは持っていくと良い。解読はいい暇つぶしになっていたけど、私にはもう必要ないからね。
さて、そろそろ私は帰るヨ。限界ガ近い」
「分かりました。引き止めてすみません。あと、ありがとうございました。シューヌさんが居てくれて、良かったです」
「……あぁ、私も君と話せて良かった」
そう言い残してシューヌさんは、地面から生えた木の根に包まれて消えていった。
色々と情報が集まったな。戻ったら爺達の資料と合わせて、情報の整理をしていけば、もう少し情報も集まるだろう。
後は、向こうから接触してくると言う福神 幸子さんへ聞く内容をまとめておこう。根掘り葉掘り全てが聞けるとは限らない。
「まぁ、何よりかにより、戻ってコニュア皇女に今回の事の報告と、リュシオン国というよりはポルセレル皇帝の動向だな」
戻ってからの事を頭の中で整理しながら、俺も部屋を後にした。
もしかしたら、次は一方その頃を挟むかもしれません。
関係ない話ですが、久々にピザ生地からピザを作りました。タバスコが切れている事を忘れて。
評価、ブクマありがとうございます。
誤字脱字もまだまだ多いですが、どうぞこれからもよろしくおねがいします!