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雪中花  作者: 田鰻
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雪中花 - 2

姉が立ち去ってしまっても、オレは動けずにいた。

子鼠でも扱うように軽々と叩き伏せられた体もそうだが、何より心が完璧に打ちのめされていた。

鱗にも皮膚にも傷は負っていない。外面よりも内に宿す気の消耗が激しかったが、それだって徐々に回復はしている。だから動こうと思えば今すぐにでも動ける筈なのに、動けない。力が入らない。力を込めても、体のどこも反応しない。力を込めようとする意思が死んでいた。

だって。

動いて、それでどうするっていうんだ。どうなるっていうんだ。オレはどうすればいいんだ。

どうにもならないなら、どうしたらいいか判らないなら、このまま動かなくたって同じじゃないか。

だから。


お願いだ、助けてくれ。


誰か。


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