三章 改革計画1
お久しぶりです!
MIRAIです。
本当に久々の投稿ですみません。
最後まで読んでもらえると嬉しいです。
三章
待ち合わせ時間の午前10時の30分前に早くも市の中央図書館へついてしまった。
なんだかんだで昨日は興奮してしまい、なかなか寝付けなかった。
今日の服は白のもこもことした手触りのニットに黒のパンツスタイルだ。
本当は女の子らしくスカートとかはきたかったけど気合入りすぎてひかれても嫌だし、最初はこんな格好で十分だろう。
上は紺のダッフルコートでしっかりと防寒。なんせ今日は初雪。
私が立っている図書館前の道もちらほら降る雪のせいでうっすらと雪化粧がほどこされていた。
ドキドキと胸が音を立てる。
こんなふうに人と待ち合わせをするのなんて何年ぶりだろう。
昨日もいつも通り帰ったつもりだったが、こんなこともあった。
「ただいまー!」
「桃〜。おかえり!いつもより早いね?どうかしたの?」
「え、そんなことないよ?晴香お姉ちゃんこそなんか早くない??」
玄関でお姉ちゃんが待ち伏せするようにたっていたので私はすぐに靴を脱ぎすて、リビングのソファーに腰を下ろした。
「ふ、ふーん!聞いて驚け!実は明日、スマイルのライブがあるんだけど、友達がそのチケットゆずってくれたの!桃ももちろん行くでしょ!?」
鼻息荒く、お姉ちゃんは実に自慢げに話してきたので、私は少し申し訳なく思いながらも
「ごめん。。すっごく行きたいんだけどあいにく予定があって。。」
「ええーー!だってあのスマイルのライブだよ!?それより大事な用事ってなに!?」
「いやーちょっと友達とね。」
「うそ!もしかして桃香、彼氏出来たの!?聞いてないよ!どんな人!?」
「桃香!どういうことだ!そういうことはに相談しなさい!」
か
「だからちがうってばーーーー!」
お父さんとお姉ちゃんに詰め寄られ、今にも根掘り葉掘り聞かれそうな雰囲気だったので私は階段を駆け上がり自分の部屋へと逃げ込んだ。
「桃香!まだ話は終わってないぞー!」
「桃〜!お姉ちゃんだけには教えてよ〜!」
その夜、家族の質問攻めをなんとか振り切り、温かな気持ちで眠りについた。
なんだか私はいつもよりも少し寝付きが悪かった気がする。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます!
今回は悠太先輩が出てこなくて物足りない回だったかなーと思います!
でも次の章はバリバリ悠太先輩の回なので楽しみにしてもらえると嬉しいです。
MIRAI