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勝ち戦の姫1

「獣人ともめておったらしいですな」


 そんなことをジャックに言われ、マサヨシは瞬時に縮み上がる。


 白銀の三号店に、義勇軍への入隊募集の張り紙を貼っている。もっとも、それを貼る意味はほとんどない。本店に貼った時点で大騒ぎになり、噂は町中に広がり、人々は大挙して城に押しかけていったという話だ。正式な表の仕事と活躍した後の報酬としての地位は、立派な餌としての機能を果たしたらしい。


 昼に本店に張り紙をして以降、町で見かける人数が一気に少なくなった。だから、現在マサヨシが張り紙を貼っている三号店も、もはや店内にいる客は数組で、彼らも張り紙を見ても驚くことはなく、ぼそぼそと何やら呟きあっている。


「ん、ああ」


 冷や汗をかきながら、強張った顔で張り紙から顔をジャックに向けて、微笑む。


「見られてたのかな」


「ええ、噂になっていますぞ。はっはっは、マサヨシさんのことを知らないんでしょうな。全く、トリョラに住んでいてマサヨシさんのことを知らないなんて、とんだ間抜けがいたもんです」


「持ち上げすぎだよ」


 心臓の高鳴りを必死で抑えながら、そう言ってマサヨシは作業を終わらせて、近くの椅子に座る。


「で、どうなの、わざわざ俺を捜しにここまで来たってことは、それだけのことがあったわけ?」


「無論です。当初の予定を超えて、どうやら義勇軍の総兵数は三千五百を超えるかと思われます。募集殺到ですよ」


 困ったように笑うジャックに、


「兵糧や武器はどうなの?」


「寄付なんかもある程度集まっておりますし、兵がいる分には兵糧はある程度何とかなるそうです。少なくとも当初の間は。長期戦になれば分かりませんが」


「長期戦にならざるを得ないかもしれないけどね」


「ですな。で、武器ですが、どうですか、揃えそうですかな?」


「金さえあればね。勝手に武器何かは集まってくるはずだよ。商人が戦争って言うチャンスを見逃すはずないじゃん。買えばいいよ」


「ですが」


 ちらりと張り紙に目をやってから、


「商人どもが戦争について知ったのは、昼でしょう? 間に合いますかな」


「間に合う。特に、がめついのがいるからな」


 それに、そいつは朝の時点で戦争のことを知っているし、と心の中でマサヨシは呟く。


「それにしても、どうして発表を昼まで待ったのですかな?」


「色々とあってね」


 誤魔化して、マサヨシは話を変える。


「あの『赤目』の方はどうしてる?」


「ああ、それがですな、ついさっき本隊が到着したんです。正規軍が。彼らを、いきなり国境付近に既に配置してしまっております。もう臨戦体勢ですな」


「もう? 準備も整える前から? だって、義勇軍はまだ配置できないでしょ?」


「ええ、もちろん。装備も揃っていませんし、そもそも急激に増えたせいで指揮系統すら混乱していますからな」


「どうしてそんなに焦っているのかな」


「おそらく」


 そこで、ジャックは舌で口の端をなめてから、


「恐れているんでしょう、相手を」


「恐れている?」


「いや、警戒、それも違うか。俺の印象だと、評価、が正しいですかな」


 目を細めて、ジャックは城のあるであろう方向を睨むようにする。


「あの人は、敵の指揮官を評価している。だから、焦っているのでしょう」





 偵察の兵士がするすると音を立てずに進み出てくる。


「戻りました」


 跪く兵士は、


「報告を」


 シャロンの簡潔な一言に、


「はっ。既に、ノライの正規軍が待機しておりました」


「ちぇっ」


 途端、怜悧な美貌のシャロンの顔が幼いものになり、舌打ちをする。


「やっぱり、ばれてたか。さすがは『赤目』か」


「これで、最速で宣戦布告と同時に攻め込む手は使えんな。どうする?」


 横で表情を変えることのないガンツの問いかけに、


「仕方ない。諦める。無理に急いで先制攻撃するのは、相手がこちら以上に準備が整っていない時に効果を発揮する。向こうも無理に急いで迎撃準備してるなら、泥仕合よ。別に問題ない。正攻法で潰すだけ」


 事も無げに答えて、シャロンは髪をかきあげ、風になびかせる。


「それじゃあ、宣戦布告は予定通り、明日になると伝えておいて。明日、戦争が始まる」


 そうして、シャロンはなびいている自らの髪を一房、指に絡ませる。


「勝ち戦が」


 応えるのは、無数の兵士達の咆哮。大気を揺らす。





 日が沈む。

 夜に突然城に呼び出されたマサヨシは赤目に開口一番、


「ミサリナはお前の知り合いか?」


 そんなことを言われる。


 直通で小さな石造りの一室、おそらくは赤目の私室となったのであろう部屋に通され、そのまま二人きりにされる。


「ええ、そうですが」


「そうか。奴が多種多様の毒を仕入れてきた。助かる。が、一つ不思議なことがあってな。装備や兵糧も多く持っている。当然、こちらとしてはありがたく買わせてもらうが、どうもな」


「どうも?」


「他の商人共も当然、同じようにこの戦争で儲けようとしている。商人というのはそういうものだ。それ自体は不思議でも何でもない。ただ、ミサリナというダークエルフの女は、毒を持っていたのはお前の差し金だとしても、装備や兵糧の仕入れている量が多すぎる。昼から動き出してあの量を仕入れられたとは思えないが」


「はは」


 背中に冷や汗を流しながら、ただただマサヨシは笑う。


「まあ、いい。多少のことには目をつぶる。こちらの得になるならな」


 ドラッヘの目には、明らかに興味の色がある。


「タダの酒場の店主じゃあないな、『ペテン師』。ああ、かなり無理をしたらしく、向こうでミサリナがぐったりとしている。ねぎらってやれ」


「はい、どうも」


 これ幸いと、ドラッヘから逃げるようにそちらの部屋に足を向けるマサヨシの背中に、


「作戦にはやはりお前も参加してもらおう。なに、参考に意見をきかせてもらうだけだ」


 そんな声がかけられて、顔が見えないことをいいことに、思い切りマサヨシは顔をしかめてから部屋を出る。


 ドラッヘの言葉通り、窓のない小部屋、そこのベッドにまるで液体のようにだらりと仰向けになっているミサリナが寝転がっている。目を閉じて、だらしなく口は開けっ放しだ。


「おい」


 声をかけると、


「ん、ああー……マサヨシ」


 寝転がったまま、目を開けてすぐにミサリナは状況を把握したらしく、マサヨシの名を呼ぶ。


「お疲れみたいだ」


「まあーねー。けど、その甲斐あって大儲けなわけ。持っている資金と馬車二台だけじゃなくて、手当たり次第に金と馬車を借りまくって全部これに投入してやったんだから」


 相変わらず賭博が好きな奴だ、とマサヨシは呆れながら、


「それで、毒は?」


「毒も装備も、目一杯に仕入れてきたわけ。種類もあるし、どの毒をどう使うかまでは知らないけど、とにかく全てお買い上げってわけよ。さっきドラッヘと契約したばっかり」


 にやりと笑うミサリナは満足そうだ。


「ああ、そうそう。あたしも作戦会議に参加するようにって言われちゃった」


「それはそれは」


 機動力のある商人で、危険を顧みないミサリナ。

 彼女を戦争に参加させ、なおかつ作戦会議にまで呼ぶのは、確かに効果があるように思える。思えるが、それと実際に民間人を、一介の商人を作戦会議に参加させる決断をするのとは全く話が別だ。

 赤目は、そこのところを全く抵抗なく行う将のようだ。あるいは、長く続く内戦の中で、既に同じような経験を、民間人を巻き込んで力を借りざるを得なくなった経験を何度も積んでいるのかもしれない。


「実は、俺もなんだよ」


「でしょうね。ああ、これ、読んどけって渡されたわけよ。読んだ?」


 ミサリナが出したのは紙の束だ。


「いや」


「あたし読んだから、どうぞ」


「どうも」


 受け取ってぱらぱらとめくって飛ばし読みをするに、どうやら相手方の指揮官、『勝ち戦の姫』のこれまでに参加、指揮をした戦争、そして作戦についての調査資料だった。


「敵を知り己を知れば、ってやつか」


 興味があるので、立ったままマサヨシは本腰を入れて資料を読み始める。


 その横で、余程疲れていたのか、ミサリナはゆっくりとまた目を閉じる。結局、最後まで姿勢を変えないままだった。





 深夜、作戦室、ということになった小さな一室に、ドラッヘを始めとするノライ軍の幹部、ハイジを始めとするトリョラ城の重臣面々、そしてジャック、ミサリナ、マサヨシが集められる。


「最初に言っておくが、作戦会議を始めるがそうは言っても、これは単なる事後報告だ。既に俺の指示で全ては動いている。時間との戦いだった。まあ、大目に見てくれ。これ以降、作戦を遂行しながら随時未来の作戦を立てていくことなる。で、とりあえず報告をしたい」


 巨大な木製のテーブルの上に、地図が広げられている。トリョラの近く、アインラードとの国境付近の詳細な地図だ。


 ドラッヘは、太い指でその地図を指差しながら、話を続ける。


「義勇軍と正規軍は完全に分けるのが理想的だが、今回は山に詳しい人間が各部隊に必要だ。だから、正規軍にもアドバイザーという形で、山に詳しい現地の人間を割り振ってある。いきなり数が膨れ上がったから、割り振る人間には困らない」


 そうして、指で国境沿い、山々を撫でる。


「まだ宣戦布告前だ。国境を越えることはしない。どちらにしろ、こちらとしては防衛戦にならざるを得ないしなあ。ということで、今、夜を徹しての罠の設置中だ。罠の正確な位置は、それぞれ仕掛けた隊しか知らない」


「それでは、味方にとっても危険では?」


 ハイジの当然の疑問に、


「ああ。だからそれぞれ、設置しながら後退している。そして、俺達の軍は前に出ることができない。自分の罠に引っかかるからな。ともかく、これは罠の情報が相手方に漏れるであろう前提の策だ。不便とは思うが仕方ない。国境ぎりぎりの地点から、罠を仕掛けながら後退。これが、今、全部隊が夜を徹して行っている作業だ。罠の種類は落とし穴の中に槍、あるいは木陰にトラバサミ等々、まあ、単純かつ見つかりにくい罠をいくつもしかけている。そして」


 手でミサリナを指し示しながら、ドラッヘは続ける。


「彼女の協力によって、我々は大量の毒を入手した。その毒を罠には仕掛けてある。いくつかの毒物を手に入れたが、この罠に仕掛けた毒は一種類だ」


 取り出した小瓶を全員に見せるようにドラッヘは掲げる。


「フスマと呼ばれる暗黒大陸由来の毒だ。何故この毒にしたかというと、単純な話だ。即効性があり、致死量が少ない。つまり、よく効く」


「ちなみに、他に仕入れてきた毒は、量があるのはアオキリとシーサなわけ」


 ミサリナが追加説明を行う。


「アオキリも即効性があって致死量も少ないけど、これは液体だけど揮発性が高くて、なんていうか、つまりすぐに煙になって消えてしまうわけ。当然、その煙をある程度吸っても死ぬんだけど。けど、今回のようなケースで罠に使うのは難しいわけ」


「屋内での戦いなら、例えば相手が紐に足がかかったらアオキリの入った瓶が落下して壊れて、煙が充満、みたいな使い方はできるかもしれんが、今回は野外だ。まあ、これは機会があれば当然使う」


 髭をなでて、ドラッヘは目をミサリナにやる。どうやら、続きを話せということらしい。


「で、シーサは逆に効果はフスマ以上なんだけど、効果が出るのが遅いわけ」


「そういうことだ。この毒を使うとすれば」


 そこで、ドラッヘは暗い目をする。


「トリョラを放棄する時に、食料や井戸に入れておく場合だ。少量ならば、味にそこまで変化はない。そして、それで充分だ。殺すにはな。効果が出るのが遅いから、向こうは気付くまでにたらふく飲み食いしてくれるだろう」


「そんなことはっ」


 ばん、と耐え切れなかったのか、ハイジが両手を机に叩きつけて、青白い顔でドラッヘを睨む。


「そんなことは、許せません」


「分かっている。最後の手段だ」


「最後の手段だとしてもっ」


「ああ、じゃあ、最後、それをするかどうかはお前に選ばせてやる。それでいいだろ」


 ドラッヘは赤目を歪ませて笑う。


「町を追われ、女も子どもも老人も嬲られ殺されていく。その中を逃げる。その時に、毒を撒かないとお前が判断するならそれもいい。この町の長官でもあるわけだからな。それくらいは選ばせてやる。町を殺すか、それとも追撃を許して余計に町の住民を殺すか。まあ、どっちでもいい」


 愕然とするハイジを尻目に、ドラッヘは首を鳴らして話を切り替える。


「ともかく、装備は一応揃ったし、罠も朝までには仕掛け終わる。そして、明日の朝、開戦。ここまではいい。問題はその後だ。ああっと」


 そこでドラッヘの目がマサヨシを向く。


「うっかりしていた。ペテン師に、資料を渡してなかったな」


「ミサリナにもらいましたよ」


「そうか。そりゃあよかった。読んだ?」


「もちろん」


 満足げに頷くと、ドラッヘは話を再開する。


「相手はシャロンだ。『勝ち戦の君』だ。ただでさえ厳しい戦いが、余計に厳しくなるわけだ。この場にいる全員がシャロンの資料を読むなり何なりして、彼女についてはある程度知っている。連戦連勝の彼女について、どんな印象だ? ええと、そうだな、ジャック」


 話を振られたジャックは目を白黒させながらも、


「そうですな。正直なところを言えば、勝って当たり前の勝負に勝ち続けた将軍というところですかな」


 その印象は、資料を読んだマサヨシにもあった。


「馬鹿な。あの姫の恐ろしさが分かっていない」


 正規軍の幹部が囁き、他の幹部の数人も笑い、また城の重臣の何人かは呆れた顔をする。


 だが、


「そうだ。まあ、それで間違いない」


 あっさりとドラッヘが言って、その連中が今度は硬直する。


「あの姫が連戦連勝したのは、不思議でも何でもない。アインラードは大国だ。そして、周囲の小国を侵略するために、圧倒的な物量で、兵力で、国力自体で戦いを挑んでいた。シャロンが指揮を執ったのは、その中でもとりわけアインラードが有利なものばかりだ。だが、それは、彼女が大した将ではないということではない」


「勝てる戦ならば、確実に勝つ将、ということですね。例えば、この戦のような」


 ハイジの呟きに、我が意を得たりとドラッヘは大きく頷く。


「そういうことだ。資料を見れば分かるだろうが、奴は常に王道を行く。油断せず、奇を衒わず、確実なことを好む。何が起きても対処可能なように準備をして、功を焦ることなく慎重にことを進める。だから、アインラードが有利な戦では、有利なままで戦を進め、そして有利なままで勝利する。それが奴だ。小国の将ならばどうということはないが、アインラードというエリピアでも一、二を争う大国の将としては厄介なこと、この上ない。つまり、逆転を許さない将だ」


 それはつまり、この戦のマサヨシ達の敗北を意味する。


「だから、負け戦だってこと?」


 マサヨシの問いかけに、


「そう。我々は負ける。『料理人』からも勝つようには言われていない。ただ、耐えてくれと頼まれただけだ。奴の何らかの策が成就するまで、ということだろう」


 おそらく、できるだけマシな条件で降伏するための策なのだろう。想像はつく。そしてそれはマサヨシだけでなく、その場にいる全員がした想像であることは、全員の暗い面持ちを見れば分かる。


「だから持久戦に持ち込むしかない。そこで、向こうはどうするか、だ。王道しか歩まないとなれば、逆に相手の手を読むことはできる。問題は、読んでも対処の仕様がない場合が多いことだが」


 ドラッヘは赤い目をこする。


「向こうは当然、こちらが罠を仕掛けていることは読んでいる。その上で真正面から物量で潰してこようとしてくるだろう。準備する時間が少なく、そこまで大した罠を仕掛けていないだろうという予想からだ。少なくとも、毒は予想していない。どうせスパイから情報はいずればれるだろうが、ばれたところで警戒させて足を止める効果はある。問題は、その後だ」


「多少、相手の侵攻は遅くはなります。罠を最大限警戒しながら進むことになりますから。そこを弓矢等で叩けば、打撃を与えられるのでは?」


 身を乗り出すようにして、正規軍の幹部の一人がそう言うが、


「言っただろう、奴は奇を衒ったような行動はしない。向こうは当然、板か盾かで矢を防ぎながらゆっくりとこちらに迫ってくる。そして、それを止める手立てはない。魔術師でもいれば別だが」


 この世界では、魔術師とはエルフと同義だ。他の種族では魔術を扱えない。そして、エルフのほとんどはフォレス大陸から出てこない。だから、時折エピリア大陸に現れる変わり者のエルフは、自国で召抱えようと国々で争うことになるらしい。それが原因で起きた戦争もあるとか。

 当然、小国であるノライにエルフなどいない。


「だが、それでもいい。相手がゆっくりと進むのであれば、こちらとしてはどの道目的は果たしている。問題は、向こうがどんな打開策をとってくるか、だ。こちらの矢を防ぎながらの、のろのろとした行軍をよしとはしまい」


「罠が仕掛けられていないであろうルートの探索、じゃないかなーと思うわけだけど」


 遠慮がちに、ミサリナが言う。


「商人の意見に俺も賛成だ。当然、それをする。国境沿い全てを罠で埋め尽くすなど不可能だ。当然、明らかに侵攻が不可能なルート、崖や険しい山脈を抜けなければならない方角には罠が薄い、が。罠と毒に気付いた後、奴らはそこに目をやる」


「つまり、この会議は」


 ハイジが、地図の中の山々に目を落とす。


「相手が罠を嫌って、次に目指すルートを予想してそこに兵を配置するためのものということですね」


「そうだ。しかも、罠の中を進んでくる連中への弓矢での牽制をやめるわけにもいかない。つまり、そのために割ける兵士の数は限られているというわけだ。だから、ピンポイントでいくつかのルートを予測をして、更に相手のそのルートへの投入戦力をも予想して、撃退できる必要最低限の兵力を配置する必要があるということだ」


 言葉もなくなったほかの面々を見回し、ドラッヘはげらげらと笑い出す。


「どうした、皆、元気がないぞ」


 もちろん、それに応える声はない。

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「無論です。当初の予定を超えて、どうやら義勇軍の総兵数は三千五百を超えるかと思われます。募集殺到ですよ」 募集✕ 応募
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