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あらびあんないと!?  作者: つかさ
砂漠の真ん中でおっぱいと叫ぶ
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2

「で、何だっけ………?」


そうそう、おっぱいとは何か考えてたんだっけ。


「やっぱ、女性の象徴ってのが基本だよなぁ…」


換言すれば、男性の象徴では無いということだ。(最近では、そうとも言い切れないけれど…)


なのに…そのハズなのに…


「なんで、君は男の俺にくっついてるのかな?」


軽く手を添えると“知らないよ”とでも伝えたいのか、おっぱいがかすかに揺れた。


手の平に余るボリューム。


硬く、そして柔らかな触感。


先端はワイシャツの布地を押し上げ、かすかながらにその存在を主張していた。


思わず喉がごくりとなる。


「ん…?」


そこで、ふと思う。


“ない”ものが“ある”ということは、“ある”ものが“ない”のではないか、と。


先程とは違う意味で喉がごくりとなった。


怖い。物凄く怖い。確かめるのが。


あって当たり前のモノが無かったら…


だがしかし、いずれは見ざる終えない部分だ。


「…いつかはトイレに行きたくなるだろ?…」


そう自分に言いきかせて、恐る恐るスラックスのジッパー部分に手を伸ばす。


そこに息子さんがいることを祈りながら…。

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