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あらびあんないと!?  作者: つかさ
砂漠の真ん中でおっぱいと叫ぶ
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「おっぱい…」


そのとき俺の頭ん中は、おっぱいでいっぱいだった。


待ちにまった放課後、友人とゲーセンに行った帰りのはずなのに何で砂漠にいるんだ、とか。


日射しが強い、とかそんなレベルじゃなくこのままだと干からびてしまいそう、だとか。


紺色のブレザーで砂漠にいるなんて自殺行為なんじゃないか、とか。


そんな自分の命と直結しそうなことが、夜ごと母さんから聞かされる“ご近所の噂話”と同レベルでどーでもいいことのように思えた。


そう。とにかく今は、“おっぱい”なのである。


「おっぱい…とは何か?」


ある意味究極の命題に考えを巡らせてみる。


赤ん坊の食料源。


脂肪の塊。


女性の象徴。


性欲の対象。


憧れ。


見たい…


揉みたい…


吸いつきたい…


「ついでに、はさまりたい…っじゃなくて!!」


頭をふり、あらぬ方向に突っ走った思考のリセットを試みる。


お題は“おっぱいとは何か?”だ。


願望を語ってどうする俺!!


おっぱいとは“俺から思考能力を奪うもの”である。


これも答えの一つだな。うん。


まぁ、もともと思考能力なんて無いに等しいんだけれども。悲しいことに。


石橋を叩かずに渡るタイプです。

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